前回からロバート・デ・ニーロつながりで(笑)
この映画と出会ったのは・・・
1980年の暑い夏!
東京下町のいつもの名画座・・・小さい頃から打ち込んできた「野球」という目標がなくなって、「何かをしたいけど、何をしていいかわからない」・・
そんな時にこの映画と出会いました!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「タクシードライバー」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1976年/アメリカ
監督はマーティン・スコセッシ
あの黒澤明監督に心酔する、現代を代表する監督です
「ニューヨーク・ニューヨーク」
「グッド・フェローズ」
「ディバーテッド」
「シャッターアイランド」
もう、キリがないほど観てますが、初めて観たのはたしか、「アリスの恋」あたりですか・・・
主演は大好きな、ロバート・デ・ニーロ!
もう、今さら彼の紹介はいいですよねえ~(笑)
~~~~~~~~~~~~~~~
ニューヨークを舞台に、元海兵隊のタクシー運転手が、腐敗しきった社会に対する怒りや虚しさを描いた作品です!
~~~~~~~~~~~~~~~
1960年代後半から、1970年代中ばまで席巻したアメリカン・ニューシネマの最後と言っていい作品とも言われますが・・強烈な爪痕を残した作品であることに間違いないです
暗中模索の中の閉塞感
孤独と屈折
彼は決してヒーローになりたかったわけじゃなく、むしろ殺人者でもよかったんじゃないでしょうか
何かを残したかった!
ベトナムという狂気とあせりがそうさせたのでしょうね。渇いた街、ニューヨーク!
バーナード・ハーマンの音楽の気だるさが、疲れたニューヨークの街に溶け込んでます
ラストシーンがいいです!
バックミラーの中の彼女・・そして音楽。何事もなく立ち去るタクシー
リアルな暴力描写も多いですが、人間と街のやるせなさや、焦りが叫びだすような映画です!
最も好きな映画のひとつです!
売春婦役のジョディー・フォスターは当時13才!
もうかなわないですねえ(笑)