【丸金4石碑】
東海自然歩道から西に400mほど、丸金3の石碑から東へ直線で1.5kmほどの箇所にあるのが丸金4の石碑だ。安山岩をけずり形を整えて作られているのがわかる。
さっそく解読してみよう。
「 同行六人
右ハ や ま
丸に金マーク 詣 道
左ハなるさわ
明治丗丁酉年二月廿日建之」
ざっくり「やま道」と書かれているが、これは富士山登山道の精進口登山道のことを示す。それしかありえないので。「なるさわ道」は鳴沢集落(鳴沢村中心部)。
建てられた日付と、「同行六人」は他の石碑と同じだ。
ここは私が「鳴沢道」と判断した廃登山道の途中であり、右と左と書いてあるだけなので、分岐や交差点ではないと思われる。
斜めから見るとこんな感じ。裏に文字はなく、自然石の風合いをそのまま残している。
観光地である富岳風穴の駐車場から近いこともあり、心無い人間によって倒されてしまっていることもあるが、その度に有志が元に戻している。ほんと罰が当たってしまえと思う。関係ないが、神社で働いていた私の先輩は賽銭泥棒に「罰あてるぞ!」とよく言っていた。
石碑から30mほど南側には物騒な「呪いの人形」があったが、これは撤去されている。
樹海の丸金石碑群は、一通り紹介したが、新しく判明した事実も多数あるので、それは追って記事を書きたいと思う。