自然科学の師匠と一緒に散歩している時に見つけた激レア鉱物「まんじゅう石(マンジュウ石、饅頭石)」。大きさは直径1~2センチの円形。主成分はSiO2(二酸化珪素、石英)と 酸化アルミニウム(AlO3)、酸化鉄(FeO、Fe2O3)に、水など。場所によっては天然記念物指定もされている。およそ15万年から10万年前の富士山が噴火したときに 落ちてきたもので、火山灰が作った関東ローム層(赤土)の中でも、特定の噴火の地層にだけ入っている。富士山はいっぱい噴火しているのに、なぜこの時だけこの石を降らせたかなどはまだ不明で謎が多い。その石がさらに雨水などで浸食されて、成分が変質して今の状態になった。


やっぱりレアだけど地味。



石は開発でけずられた小さな崖に露出していた。バレると鉱物マニアに乱獲されるので場所は埼玉と東京の境とだけ。