西武新宿線の南大塚駅から出ていた、西武安比奈(あひな)線の廃線跡を数年前に探索してきたときのレポート。この雑木林の中を行く廃線路と、紅葉の景色を撮りたいとずっと思っていたのだった。
この線路は、入間川の河川敷で採取した砂利を運んでいた貨物専用路線で、昭和42年(1967年)に休止された。休止線であり、車両基地を作った上で復活する話もあるが、常に話だけで事実上の廃線となっている。
なお現在は立ち入りを禁止されている場所もある。


下から撮影。


落ち葉



ガーター構造の小規模橋梁。現在はもう少し状況は変わっている。


細い線路の上をかつては渡ることができた。



休止されてから生えてきただろう木もすっかり大きくなった。線路が復活したら伐られてしまうだろうが、当分はその心配もなさそうだ。



鉄道らしいカーブを進む線路。


線路を切り替える転轍機


入間川の河川敷に入る線路


レールは断片的に途切れるが、架線柱は残っている。左側はオフロードバイクの練習場。


河川敷の竹林には浮浪者の方が猫と住んでいた。


架線柱は残るが、鬱蒼とした草原には入ることもできない。元々は石の河原だったというが、砂利を採取したため土の層がでてきて、今ではすっかり草原になってしまった。道を歩いていたら、タヌキと一瞬遭遇し、そのまま草原の中に行ってしまった。




カラスもたくさんいた。ハシボソガラスか?


コンクリートの構造物。ホッパーの土台か、石の破砕装置の土台か?


帰り道のカーブ


本当にきれいな紅葉を見ることができた散策だった。