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埼玉県飯能市のものすごい山奥にある竹寺へ行ってきた。関東地方で唯一の神仏習合、つまり神道と仏教が一緒になったお寺だ。元々はたくさんあったのだが、明治初期の廃仏毀釈・神仏分離運動により消えてしまい、山奥にあったこのお寺だけが古い風習を現在に残している。
神仏習合なので、お寺なのに神社の鳥居と茅の輪があるのが特徴。写真は参道の中腹にある鳥居。
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山奥だが途中まで舗装、最後が未舗装の道路がぎりぎり通じていて、一般の車で訪れることもできる。昔の人がそうしたように、山伝いに登山で訪れることも可能だ。山岳信仰のお寺なので、本来はそうするのがいいのだろうけど、今回は車で訪問。
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灯篭に刻まれた年号が、「正徳六年」。西暦1716年。江戸時代の八代将軍徳川吉宗が享保の改革をしていた頃のものだ。「増上寺」は東京タワーの近くにある芝の増上寺。今から300年も前のものが普通にそのまま置いてある。
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やたらマッチョな牛頭明王(牛頭天王)。このお寺の仏様であるが、マッチョなバイキング風だ。元々はインドの神様。
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別の木彫りの牛頭天王。やっぱりマッチョバイキング風。
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一番最初の写真に出ていた鳥居の扁額。「天王山」は、牛頭天王の山という意味だろうか。なお竹寺の正式名称は「医王山薬寿院 八王寺」という天台宗のお寺。
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竹で組まれた簡易な鳥居を進む。さすが竹寺。
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そしてついたのが山頂の少し下にある本堂。海抜490m。
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山頂にはかやぶきの立派な本堂がそびえる。
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牛頭天王に関連した蘇民将来の伝説も残る。
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本堂付近にあるトーテムポール風の牛頭天王の木彫り。
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下って山の中腹には、竹寺と呼ばれる元になった、美しい竹林が広がっている。
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竹林から中腹のお堂を望む。こちらではお坊様がお守りやお札などの販売も行っている。予約をすれば精進料理も食べられるそうだ。詳細は竹寺公式ページ より。
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竹林に生えた紅葉(もみじ)。もう少し時期をずらしたら、美しい紅葉(こうよう)が見られることだろう。