埼玉県所沢市にある狭山湖(山口貯水池)北側堤防の近くにある資材置き場のような場所に、昔から一両の貨車が放置されているので、以前気になって調べてみた。形などから、国鉄時代に使われた「ヨ6000形車掌車(事業用貨車)」であると思われるのだが詳細は不明。
型番が記載される場所には、「B1 63」などとあったがこちらも不明。もしかしたら近くを走る西武鉄道に関連したものかもしれない。ちなみに国鉄から西武鉄道に直接貨物列車が乗り入れることは当時よくあり、ヨ6000形車掌車が連結されて入線することも実際にあった。しかし国鉄の車両であり、「B1」などという型番ではなかった。また資料において西武鉄道がこの形式の車掌車を持っていたという情報は今のところない。
後ろ側から撮影。ちなみに横にはぼろぼろになった建物がある。地元在住の友人に聞いてみたところ、1985年ごろに、この貨車と隣の建物を使って喫茶店がオープンしていた時期があったらしい。しかしほどなくして閉店し、この周辺も建築会社の資材置き場になってしまったとのこと。道に面したところには、ラブホテルなどの看板が多数あり、この貨車はその看板の裏側にあるが、道を気をつけて走ればだれでも見ることができる。
階段はくずれ落ちていた。
撮影当時は誰でも立ち入れる状態だったが、現在は出入り口にフェンスが設けられているため、中に入っての撮影はできないかもしれない。
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この車両については謎が多いため、もし少しでも分かる方などがいたら些細なことでも教えてほしい。