自殺に見せかけた?男性の変死体…青木ヶ原樹海

 山梨県富士河口湖町と鳴沢村にまたがる青木ヶ原樹海で4月下旬、暴行されたとみられる若い男性の変死体が見つかったことが、県警などへの取材でわかった。
男性の手足には縛られたような痕があり、遺体は木に首をつった状態だったという。県警は男性が事件に巻き込まれ、自殺に見せかけて遺棄された可能性があるとみて調べている。


 捜査関係者や目撃者らによると、男性は都内在住とみられる。富士河口湖町西湖の県道から約15メートル入った場所で発見された。

2011年5月6日10時21分 読売新聞

県道沿いということは山梨県道710号か県道21号線沿いの樹海Yゾーンだろうか。西湖だから県道71号(開拓道路)沿いではなさそうだが。
自分は樹海で、何十体もご遺体を見つけ、警察への通報や回収をしてきたが、中にはこういう案件もあるのだろうとは思っていた。現地情報でも、反社会的な団体でそうやって処理しているという話は聞いたことがあった。思うところはいろいろあるのだが、ブログは誰もが見られる状態であり、悪用されると困るので特に書かない。
個人的には「ああ、やっぱりね」というのが感想だ。
樹海に限らず廃墟などでもありえるが、こうした犯罪を行っている現場に遭遇してしまった場合、無事で済むとは考えづらい。廃墟では実際に凶悪犯罪が行われた痕跡を見たこともあるし、友人や知人が強盗や暴力といった犯罪の被害者になったり、なりかけた案件もいくつか知っている。その中には、結果的に殺人の被害者になったとしてもおかしくない事件もある。単独行動はこういった観点からも避けた方が安心だろう。冒険は楽しく行い、トラブルは避け、仮に犯罪現場に遭遇してしまったらいち早く警察に協力を求めるようにしたい。