道を水平方向に進むと鉱山関係の遺構が現れた
手前の建物内部には、鉱山関係で使われた道具や各種ガスボンベが陳列されていた。酸素とアセチレンガスを混合して燃焼させる酸素アセチレン炎は3,330度という超高温で、金属の溶接や切断などに使われる。
トロッコの軌道がカーブを描いて残されていた。今まで歩いていた道路は、以前は軽便鉄道、廃止されてからはトラック輸送に切り替わっていたようだ。この場所ではトラス橋の上をトロッコが走り、ホッパーで下部へ鉱石を落としていたようだ。
ホッパー下部。鉄骨もコンクリートもかなりしっかりしている。上から落ちてきた鉱石は破砕され、バケット(ゴンドラ)に入れられてから空中索道で別の地区(下部地区のトロッコ軌道エリア、もしくは対岸のエリア)へ輸送されていたようだ。
施設は山の中腹。はるか下に現役の道路が見えた。左側にぶらさがっているのは重錘(おもり)だろうか。索道用にしては小さすぎるので、ケーブルか何かのテンションを取るためのものかもしれない。
ぎりぎりのところで撮影する遺構調査機構藤本氏。
鉄骨上部。様々なところから自然に飲み込まれつつある。
天井は遥か昔に消滅し、残された木の壁も多くが崩壊している。しかし丈夫な鉄筋コンクリートは、人為的な破壊や大規模な自然災害がない限り、今後も長い間その姿を保ち続けるのだろう。
窓の向こうに切り取られた新緑の風景。