関東地方にある石灰とマンガンを採掘していた某鉱山。ここは広大な面積と複数の鉱区があり、週末探検隊と遺構調査機構でも、十数回に及ぶ重点的な探索が行われた。同時期に廃道探索で「山さ行かねが」のヨッキれん氏のグループ、鉱山鉄道の探索で現在は週末探検隊にも所属している竹内昭氏と、3グループが全く同じタイミングで同じ場所の探索を、それぞれが別の目的で行っていた。
週末になるたびにここを訪れると「あの車またいるよ」「絶対こっちのことも、『誰だか知らないけど、あいつらまた来てるぜ』とか思っているんだろうな(笑)」などと言っていたが、後日、本当に向こうもそう思っていたことが判明する(笑)。しかもその時のメンバーが集結して『廃線跡の記録』シリーズをそれぞれが執筆しているのだから、世の中どうなるか分からない。

この時の探索結果は、遺構調査機構のレポートに詳しい。
巨大地下要塞 第一話
巨大地下要塞 第二話
巨大地下要塞 第三話
巨大地下要塞 第四話

対岸の鉱区
神が眠っていた、天に近し頂上にそびえる高空鉱山
森林の中、不思議な索道遺構
索道遺構、終着駅は・・・第一回

自分が探索に加わったのは一部だがその時のレポートを紹介したい。

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
アプローチポイントの一つ。和気藹々と装備を整えて出発。今回のメンバーは自分に、週末探検隊隊長のBaro氏、しめ鯖氏、SUI氏、遺構調査機構代表の藤本氏の5名。踏破能力にも優れた精鋭「ガチメンバー」だ。

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
谷間の崖道を200メートルほど登る。たまに落石もあるため注意が必要だ。


「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
山の中腹に現れたのは巨大な露天掘りの採石場。そしてあらわになった崖には、ところどころぽっかり穴が空いていた。これは最初に山の中を坑道堀りによって採掘が行われ、のちに階段型のベンチカット方式で露天掘りが行われたため、坑道がところどころ現れているためだ。空中の坑道出口、通称「空中テラス」は、私が参加しなかった時の探索で別メンバーが訪れている。この鉱区は放置されてからかなりの時間が経っていた。

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谷間には土砂崩れ対策か、コンクリートの遺構が残されていた。


「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
先行する藤本氏。構えているのは銃ではなく、狙撃スコープやライト、各種センサーを取り付けた統合装置。元々、本職の某精鋭部隊にいただけにとても様になる。

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双眼鏡で対岸の鉱区を偵察する藤本氏。

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
そして休憩も兼ねた作戦会議。googleやyahooの航空写真や、国土地理院などの地図分析は基本だが、実際の目視もとても重要だ。

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当ブログ管理人。狙撃用スコープを見たのは初めてだか、かなり先でも鮮明に見ることができる。

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偵察中のメンバー。左からしめ鯖、Baro、藤本、SUIの四人。