紛れもない自然破壊なのだが、樹海の中にはいくつかの有名な落書きがある。特に有名なのは、栗原亨氏の『樹海の歩き方』(イーストプレス)などにも紹介されている、ピンクのスプレーで「呪ってやる」と書かれた木だ。近くの木には同じスプレーで「パイパン」と書かれ、放置されたテントにも「もう生きてはいけない」などと書かれていた。
場所は「山道」と呼ばれる廃登山道からわずか東側に外れたところにある。

今はどうなっているかというと……

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
「呪ってやる」の木。文字は長年の風化によってほとんど見えなくなってしまっている。自然という観点から見ればとても好ましいことだ。アホな探索者が残していったビニールひもが嫌だが。
この文字をコラージュした「祝ってやる」という画像もインターネット中には多数流れているため、「『祝ってやる』って書かれた木があるんでしょ?」と言われることも多いが、あれはフェイクだ。
「祝ってやる」リンク

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
そのほぼ隣の木にある「パイパン」と書かれた木。しかし落書きの内容がとても頭悪い。どういう人間が落書きしたか手に取るように分かるが、これは国立公園法違反の犯罪行為である。

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
「もう生きてはいけない」と落書きがされたテントの残骸。雪や経年劣化などで完全に倒壊してしまった。樹海のゴミ清掃をしている身としては回収したいのだが、量がすごいので躊躇してしまう。しかしいつかは回収したいブツだ。

なんにせよ、樹海の中にゴミを捨てたり、遺留物を丸ごと残したり、落書きをするのはとても良くない行為なので絶対にやめてほしい。変なビニールひもを残留させるぐらいだったら、ハンディGPS買えよ。