来月発売予定の廃線本の執筆を、先日させていただいた。
私が担当したのは、北海道上士幌町にある、国鉄士幌線のタウシュベツ川橋梁の記事。
ここは糠平湖というダム湖が出来る際に水没し、渇水期のみ廃線の橋が姿を現すという、廃線マニアの聖地といっても過言でないような場所だ。
記事で使われなかった、ボツ写真をアップしてみる。

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
タウシュベツ川橋梁。この橋は川にかかっていたが、今は湖の入江になっている。古代ローマの水道橋を思わせるそのスタイルは、「廃」を愛する者にはたまらないものがある。


「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
別アングルから。糠平湖の水位が高いときは、この橋は完全に水没してしまう。士幌線には、この他にもたくさんのアーチ橋があることで知られていて、そちらもオススメ。橋の材料は、現地で調達できる砂や砂利などが使われた。1937年(昭和12年)に完成し、建築技術史的にも貴重な存在。北海道遺産にも指定されている。

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
水につかる上、雪や凍結といった過酷な自然状況によりコンクリートの劣化が著しい。具体的には、コンクリートに水がしみこむ→水が凍結することによってひび割れが広がる→コンクリートが剥離。この繰り返しにより、独特の風情も形成されたが、ダメージも大きい。そのため数年内に崩壊してしまう可能性すら指摘されている。

「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
糠平三
股林道をタウシュベツ川橋梁を通り過ぎた場所から撮影。ただしこの周辺はヒグマの出没地帯のため、注意が必要。この林道は2009年から専用車両以外通行止めになってしまったため、タウシュベツ川橋梁を訪れるには以下の方策がある。

1、気合で歩く(国道の分岐から約4km、ヒグマに要注意)
2、ツアーに参加する
3、ダムの対岸から見る
4、車で入るため森林管理所の許可をもらう

訪問は難しくなってしまったが、それでも訪れる価値がある場所だ。