最近、全然樹海に行けてないため、以前のこの時期に撮影したものからピックアップ。
青木ヶ原樹海の中にはいたるところに「溶岩樹形」という穴がある。入り口は50~70センチ程度。深さは1~5メートルとそれなりに深い。樹海が出来る際、溶岩が流れてきて木の周りに堆積して固まり、生えていた木が時間差で焼け落ちたために生じた穴だ。
落ち葉や枝などで、入り口が見えなくなっていると、ちょうどセルフサイズの落とし穴といった感じで非常に危ない。私が単独潜入をしない理由の一つがこの穴の存在で、奥地で落ちて骨折などしてしまったらかなりしゃれにならない。専門家に言わせると、溶岩樹形の形成パターンもいろいろあり、興味深い存在らしいので、様子を見て自分も研究してみたいと思っている。