「そうだ樹海、行こう」   |←樹海|  ┗(^o^ )┓三
写真は青木ヶ原樹海南東部にある、「本栖風穴第一」という洞窟だ。巨大な穴を垂直に30m近く降りた末に、横方向に長い洞窟があるという構造をしている。この時期は、広葉樹の落ち葉が積もって地面がふかふかしていて、森にも日差しも差し込むようになり、それでいてまだ寒くないという、樹海探索をする上では、結構いい感じの季節かもしれない。ただしここでは、落ち葉で滑って穴の中に落ちないように注意が必要だ。

この洞窟へのアクセス方法は、山梨県道71号線と、富士山の精進口登山道が交わる地点にある、富士風穴にアクセスしやすい駐車場から南東方向へ歩けば、最短でおよそ20分で到達することができる。しかし、少し道が分かりづらく、おまけに「国土地理院25,000分の1地図」に掲載されている場所と、実際の場所が約400mほど異なるため、地図から割り出したGPSデータをあてにしていくと、ひどい目にあってしまう穴だw。自分もこの事実を知る前には、3回は間違いなく発見できなかったことがある。

この穴では今年の5月、穴へから戻る際に転落事故が起き、転落者が骨折などの重症を負ってしまい、結局レスキュー隊に救助されたことが当時ニュースにも流れていた。その詳細なレポートが、『洞窟情報誌 ケイビングジャーナル vol.36』号に出ているという話を友人から聞いた。大きな書店でも、入荷しているか分からないような雑誌だが、興味があったら読んでみたら面白いかもしれない。


ケイビングジャーナル vol36 バックナンバー
http://cj.dojin.com/back_number.html