以前、樹海内部で白骨遺体を発見した際に、近くにこの時計が落ちていた。時計には詳しくないが、Gショックのようだ。主人が白骨化しているにも関わらず、律儀に時間のずれもそれほどないままに、時を刻み続けていた。
この時は警察に通報できなかったのだが、後日、樹海探検の第一人者、栗原亨氏に通報していただいた際に、身元判明につながる物が発見され、遺骨と遺留品は無事遺族の元へ戻ることとなった。
身元は東京都在住、三十代後半の男性。
死後一年半以上、経過しているように見えた。
死因は不明だが、おそらく冬季に入り迷った末の疲労凍死。
低体温時に混乱したためか、冬用ジャンパーが少し離れたところに落ちていた。
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