潰瘍性大腸炎になって10年経ちました | たまに書きます

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基本的に無益な情報を。12年に渡る中国の黒龍江省暮らし(うち3年ちょい北京)に終止符をうち帰国、次の一歩(台湾方面)に踏み込もうとするタイミングでコロナ蔓延、鎖国により足止め。困り中。どうにもならん。

潰瘍性大腸炎になってからちょうど10年経ちました。

幸い重症にはなっておらず,アサコール3錠とラックビーを毎食服用する程度の状況で

おおむね緩解を保てています。

年に数回程度『ん?ちょっとおかしいかな?』という時期はあり

派手に血便が出るわけではありませんが,粘液に血がにじんでいたり、という程度です。

長引いているときはペンタサ座薬を使いますが,数日程度で止まる感じです。

 

外食はむやみにしないようにはしていますが,特段に制限をかけていたりはしていません。

脂っこいもの、辛い物についても、さほど食べないようにしているという程度で

出てきたものについては普通に食べます。

 

近況はそのような感じです。

 

自分の場合はこの病気にかかった状況が多少特殊だったので、

言い方は不謹慎かもしれませんが、ハイライトは病気が発覚したときといってもよいと思います。

 

当時、というか2020年の2月いっぱいまでは仕事で中国に駐在していました。

しかも黒龍江省。の地方都市。北京上海などの大都市とはまるで違う環境です。文化的にも。気候的にも。

2010年の12月の中頃,最初は風だと思いました。

どうも夜になると熱が出るが朝になると全く何もなかったように熱が引くのです。

昼間も普通に仕事をして、夕方帰ってご飯食べてそろそろ寝ようかな?という頃になるとダルくなって

熱を測ると高熱になっている(37.5~38.5度)という症状でした。

 

おそらく中国あるあるだと思うのですが,とりあえずは風邪だろうという前提で

近所の診療所みたいなところへ行って点滴しました。

保険の制度がきちんとなっていない中国では、医療費が結構な額になるので

具合が悪くなると抗生物質飲む、とか、具合が悪くなるととりあえず点滴、みたいな対処をする人が多いです。

 

数回点滴を受けましたが一向に症状は改善されず、

昼は元気に働き、よるはぐったり、という日が何日か続いたある日。

血便が出るわけです。

最初はびっくりしました。ルックス的に。

なのですが、それが何を意味するのかいまいちピンときませんでした。

なんか悪いもん食ったかな~と、その程度の認識で。

 

仕方ないので街で一番大きな病院に連れてきてもらっていろいろ検査するわけです。

検便と血液検査をした結果

『あなたは赤痢です。隔離です。』

と宣言され、郊外にある『感染医院』というところに隔離されたのでした。