胎児期の姿勢がその後の人生に与える影響 | 骨活・妊活・脳活・温活!産前産後・更年期・すべての女性にセルフボディメンテナンス&セラピーを提供する助産師 白木和恵公式ブログ

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名古屋のボディケアスタジオ『Women'sFits』ウィメンズフィッツ代表の白木和恵公式ブログです!『ボディウェルネス&ビューティフルエイジング』健康でしなやかに動く美しい体で歳を重ねることをコンセプトに、貴女にピッタリのボディケア伝道師として活動中です!

お盆休み明け最初の仕事は、
徳重ウィメンズケアクリニック。
プレママクラス 赤ちゃんケア編。

◉胎児期
◉分娩時
◉新生児〜丸2ヶ月まで
の各時期での赤ちゃんケアを
2時間で伝えています。

助産師とはいえ、分娩子育て経験がない私。
新生児〜乳児の発達がリアルにわからず、
仕事としても専門分野ではないと思っていました。
日本マタニティフィットネス協会ベビービクスや
OKJエアロビックファミリーの養成に通い
親子ビクスをやっていた時期もありましたが、
自信を持って伝える感じにならず、
結局やらなくなりました。

7〜8年前になるでしょうか。
名古屋市近郊の行政の
母子保健事業に関わりを持っていた頃、
その管轄で、
乳児虐待死亡という悲しい出来事がありました。
その時に、
徳重ウィメンズケアクリニックに通う方々に
虐待が起こってはならない!と
重かった腰をパッと上げ、
クリニックのプレママクラスに
赤ちゃんケア編の導入を提案し、スタート。

トコちゃんベルト考案者渡部信子先生の所で
新生児・乳児のまんまる育児を学び、
また、発達について学ぶ機会があり、
気づいたことがありました。

昔々聞いた母の話に寄ると、
私は生まれてきた時、足首は底屈でぶらぶら。
「歩けない子だから裁縫を教えればいい。」と、
義母で産婆の野々山志づさんが
母に言ったそうです。
5000余赤ちゃんを取り上げた志づさんの話に、
母はさぞ悲しかったことでしょう。
おかげさまで、普通に1歳で歩けましたが。

ということは、
私は胎児期にずっと
足首を底屈したまま母のお腹にいたという事です。
筋骨格系と脳神経の発達には
問題がなかったけれど、
足首底屈のまま身動きが取れずに過ごしていた。

本来の胎児の姿勢は屈曲位。丸くなっている。
股関節外旋位で、下腿はクロスし、足首は背屈。
手は胸の前、指しゃぶりできる位置。


◉反屈位の分類


私はbよりCに近かったのでは?
この、教科書でよく見る図では、
下腿をクロスし足首は背屈しているけど、
反屈位では下腿が開き、
体育座りのようになるのが自然。
やってみればわかる。
そこからも、医療看護業界はPT・OT以外
身体活動・動作の専門ではないことがわかる。

そうなると、腰は丸くなれないし、肘は伸びる。
腰を反らし、顎を上げていた。
脳の発達に重要な指しゃぶりは
できていなかったかもしれない。
腰を反らしていれば、
背中側の骨盤と肋骨の間は狭くなる。
そこには腎臓という大切な臓器がある。

さて、大人になった私のからだは?

股関節はあぐら(外旋)より正座か長座位が楽。
特に右股関節が固い。
ずっとあぐらをかいているとしんどくなる。
下腿の筋・アキレス腱が固く、足首底屈が得意。

腰椎前弯は少ない。20代はギックリ腰を時々。
ピラティスを本格的に始める、40歳前、
腰痛で救急受診したら、ヘルニア気味の診断。
ピラティス→ヤムナのおかげで腰椎は長くなり、
筋骨格系の問題はなくなった。

子供の頃から腎臓トラブルを数回経験。
血液の腎機能検査は
正常値を少し超えた所でずっと横ばい、
フォロー中。
腎臓は排泄と血圧調整の大切な臓器。
ヤムナのお腹のワークで、骨盤と肋骨を遠ざけ
腹腔全体と腎臓のスペースを作り続けることが
私が健康に生きる上で必要。

頚椎7番と胸椎1番がくっつき、1つの塊に。
そこに動きがなく、触ると冷たい。
胎児期のbまたはCのポジションにより
詰まってくっついてしまったのでは?
まだエアロビクスがメインの30代後半、
冬になると右小指の感覚が鈍く痺れた感じになり、
いつも撫でていた。頸椎下部の神経領域。
エアロビクスは縦方向の衝撃の連続。
からだが縦方向に詰まるのは必至。
ちょっとストレッチしたくらいでは
脊柱を確実に伸ばせない。
痺れは数年間続いたけど
ピラティスを始めてからそれはなくなった。
ヤムナボールで首周りをワークすると
温かくなるけど、時間が経てば冷たくなる。
それは今も変わらない。
今後の人生を気持ちよく過ごすために、
日々ヤムナボールでの脊柱のワークは必須。


ヒトの発達の土台=胎児期の環境
環境=母体の骨格・腹腔・子宮内環境
胎児期の私が暮らす環境は、狭かった。
3歳上の兄を抱いたり、
幼稚園教諭として幼児を抱いたりしていた母。
子宮の位置が低く、
よくお腹が張ったことでしょうね。

アラ還になった私自身のからだは明らかに、
胎児期の状態が土台になっています。
これを知っているか知らないかで、
その後の人生のフォローが変わってきます。
だから、
それを今の妊婦さんに伝える必要がある!
急増する発達障害の問題も、根っこはここでは?
お腹の赤ちゃんの発達の土台を底上げしよう。
からだはやったようになる!
赤ちゃんケア編は、その思いでやっています。

丸くなるように抱こう!
赤ちゃんを丸くなるようにしっかり包んで、
本来の、お腹の中の丸い姿勢に戻そう!
お腹の中で反っていたり、
股関節の向きが悪かった子は
下腿をクロスさせて足で蹴れるようにすれば
股関節はいい位置に押し込まれ、
腰が丸くなる。
そして、その方が心地いいとわかる。


授乳クッションはからだから少し離し、
腕で丸く包みこもう!


首が座っていない赤ちゃんの首を伸ばそう。
新生児から枕は必要!
首を伸ばせば反らしても呼吸ができることを
妊婦さん自身で体感してもらう。



赤ちゃんはこの姿勢で指しゃぶりしてますよ  と
やって見せる。


徳重ウィメンズケアクリニックで
ずっと続けながら進化させてきた赤ちゃんケア。
まだまだ学ぶことはたくさん。
今後はウィメンズフィッツとしても
展開していきたいと思います。