桐生での「GⅡ第6回レディースオールスター」
シリーズ最終日を迎えました。


なお今節の売上は118億7900万8300円で、
レディースオールスターの最高額を16億円ほど更新。

ちなみにPGⅠレディースチャンピオンの最高額
(※20年多摩川大会の115億1225万0700円)をも
上回る結果となっています。

【レディースオールスター 節間売上】
17年 55億0659万7500円 (宮島)
18年 55億3857万9200円 (びわこ)
19年 62億6086万8500円 (児島)
20年 44億9771万8300円 (鳴門)
21年 102億7448万0200円 (芦屋)
22年 118億7900万8300円 (桐生ナイター)





(實森美祐選手は1Rイン逃げで今節初1着。
 これが桐生出場4節目での当地初白星となり、
 1着歴のある水面が23場に増えました。
 ちなみに残り1場は浜名湖です)

(西村美智子選手は8Rで4コースまくりを決め、
 3連単1万6200円の高配当を提供。
 明日から30日間のF休みという状況のなか、
 コンマ01の弾丸ショットで一撃を見せました)

(地元の松本晶恵選手で9Rでイン逃げ快勝。
 5日目から3連勝で締めくくりました。
 今節は2・1・3・5・6・2・1・1・1着で
 3日目の5着6着を除けばオール3連対だっただけに、
 あの一日が悔やまれるところです)

(今節のスタート女王は大会初出場の西岡成美選手。
 残念ながら1着こそ奪えなかったものの、
 8走で4本のゼロ台スタートを決めるなど
 平均STコンマ11をマークしました)

【今節平均STベスト5】
1 西岡 成美 ST.11 ST順1.63
2 遠藤 エミ ST.11 ST順2.44
3 勝浦 真帆 ST.12 ST順1.56
4 清水 沙樹 ST.12 ST順2.00
5 藤崎小百合 ST.12 ST順2.33






今日も赤城おろしの強い追い風が吹き荒れた桐生。
全レース安定板使用の2周戦で行なわれた
今日のレース結果は、

1R ①實森 美祐 1コース逃げ
2R ④土屋実沙希 4コースまくり差し
3R ①山下 友貴 1コース逃げ (3連単14200円)
4R ⑥西橋 奈未 5コースまくり
5R ①浜田亜理沙 1コース抜き
6R ①寺田 千恵 1コース逃げ
7R ①平高 奈菜 1コース逃げ
8R ④西村美智子 4コースまくり (3連単16200円)
9R ①松本 晶恵 1コース逃げ
選抜戦10R ②寺田 千恵 2コース抜き
選抜戦11R ①鎌倉  涼 1コース逃げ
優勝戦12R ④守屋 美穂 4コースまくり (3連単35130円)

【今節上がりタイムベスト5(3周戦)】
1 高田ひかる 1'47"9 (5日目10R準優)
2 田口 節子 1'48"1 (5日目11R準優)
3 長嶋 万記 1'48"5 (5日目9R準優)
3 田口 節子 1'48"5 (初日11R)
5 田口 節子 1'48"6 (3日目12R)

【今節上がりタイムベスト5(2周戦)】
1 田口 節子 1'12"2 (2日目11R、風速6m)
2 寺田 千恵 1'12"5 (2日目10R、風速6m)
3 松尾 夏海 1'12"6 (3日目11R、風速7m)
3 守屋 美穂 1'12"6 (3日目7R、風速7m)
5 廣中智紗衣 1'12"8 (3日目9R、風速4m)
5 中村 桃佳 1'12"8 (3日目8R、風速7m)
(※2周戦は初日9~10R、2日目1~12R、3日目2~9R、
 4日目1~12R、最終日1~12Rの計46レース)


【今節の部品交換状況】
佐々木裕美 ④キャリアボデー
廣中智紗衣 ②キャリアボデー、③キャリアボデー
平山 智加 ①ギヤケース、③リング1本・シリンダ・キャリアボデー、④リング1本
松本 晶恵 ⑤リング1本
平高 奈菜 ④リング3本
櫻本あゆみ ④ギヤケース
今井 美亜 ②キャブレター、③キャブレター
島田なぎさ ②キャリアボデー
西岡 育未 ①新プロペラ、②リング4本・ピストン2個・シリンダ、
        ③キャリアボデー・電気一式、④キャリアボデー、
        ⑤電気一式、⑥リング1本
中村かなえ ①キャブレター、②キャブレター・電気一式
川井  萌 ④リング1本
(※○内の数字はシリーズ○日目。赤字は今日の部品交換)

【今節支部別1着回数】
香川支部 12勝 (中村桃③、西村美③、平高③、松尾夏②、平山①)
岡山支部 12勝 (田口⑥、寺田千③、守屋③、勝浦0、薮内0)
静岡支部 8勝 (長嶋③、山下友②、土屋実②、川井①)
愛知支部 7勝 (水野③、細川②、宇野②)
群馬支部 5勝 (松本晶④、山崎①、櫻本0)
埼玉支部 4勝 (浜田③、島田①、大豆生田0、中田0)
東京支部 4勝 (廣中①、清水沙①、富樫①、倉持①、中村か0)
福井支部 4勝 (西橋④、今井美0)
広島支部 4勝 (海野③、實森①、瀧川千0)
三重支部 3勝 (高田ひ③、山川波0)
滋賀支部 3勝 (遠藤②、孫崎①)
福岡支部 3勝 (日高①、藤崎①、川野①、小野0、渡邉優0、中川0)
大阪支部 2勝 (鎌倉①、高憧①)
佐賀支部 1勝 (小芦①、野田な0)
徳島支部 0勝 (喜多須0、西岡育0、西岡成0)
山口支部 0勝 (佐々木0)
兵庫支部 出場なし
長崎支部 出場なし

【今節コース別1着回数】
1コース 31勝 (逃げ28、抜き3) ※イン1着率43%
2コース 14勝 (差し8、まくり3、抜き3)
3コース 9勝 (まくり6、まくり差し2、差し1)
4コース 9勝 (差し3、まくり3、抜き2、まくり差し1)
5コース 7勝 (まくり4、まくり差し2、差し1)
6コース 2勝 (まくり差し1、差し1)







さっそく話題は優勝戦へ。


(①田口節子選手)

(②高田ひかる選手)

(③長嶋万記選手)

(④守屋美穂選手)

(⑤細川裕子選手)

(⑥松尾夏海選手)

(④守屋美穂選手)


【優勝戦12R出走表】
①田口 節子 (優出210回目、優勝65回、LA2優出)
②高田ひかる (優出27回目、優勝4回、LA初優出)
③長嶋 万記 (優出127回目、優勝32回、LA3優出)
④守屋 美穂 (優出104回目、優勝23回、LA初優出)
⑤細川 裕子 (優出105回目、優勝11回、LA3優出)
⑥松尾 夏海 (優出17回目、優勝1回、LA初優出)


コンディションは追い風7m、波高8cm、
気温4℃、天候:晴れ。

夜になっても風はおさまらず、
優勝戦も安定板使用の2周戦となりました。

なお優勝戦の売上は8億8323万9100円に。
レディースオールスター優勝戦の最高額
(※21年芦屋大会の7億8442万8500円)
1億円ほど更新しています。



進入は①②③/④⑤⑥で枠なりの3対3。

STは内からコンマ15、21、16/11、24、13

ややバラついたスリット隊形となるなか、
④守屋選手が4カドからトップスタートを決めました。

先手を奪った④守屋選手は、
スロー勢を1艇また1艇と叩き、
インの①田口選手も叩いて1マークをトップターン。

風と波とスロー3艇を切り裂いて
高速カドまくりを放ちました。



バック直線に出ると④守屋選手が先頭へ。

3艇身ほど後ろで⑥松尾選手、②高田選手、①田口選手が
3艇並走となりながら守屋選手を追います。



④守屋選手が2マークを先取りして勝負あり。

2周1200mを1分13秒2で駆け抜けて
歓喜のVゴールとなりました。


【優勝戦12R結果】
1着 ④守屋 美穂 4コース ST.11
2着 ⑥松尾 夏海 6コース ST.13
3着 ①田口 節子 1コース ST.15
4着 ②高田ひかる 2コース ST.21
5着 ③長嶋 万記 3コース ST.16
6着 ⑤細川 裕子 5コース ST.24
決まり手=まくり
2連単④⑥ 8090円(18番人気)
3連単④⑥① 35130円(65番人気)



ちなみに女子ビッグレースの優勝戦で
1~3号艇以外が勝ったのは、
15年福岡クイーンズクライマックスの
川野芽唯選手(4コース恵まれ)以来で
実に24大会ぶりとなっています。




⑥松尾選手は6コースから2着の好走。
3万舟の立役者となりました。

ちなみに松尾選手は優勝戦6号艇が7回ありますが、
2・転・3・6・2・3・2着
連絡みを5回もマークしています。

次回の女子ビッグレースは
8月に丸亀で行なわれるレディースチャンピオン。
地元となる松尾選手にかかる期待も大きくなりそうです。


①田口選手は無念のイン戦3着に終わり、
女子ビッグレース2連覇の偉業はならず。

女子ビッグレースの優勝戦1号艇は
3・1・2・3着となぜか鬼門になっています。

それでも今節は1・1・1・1・1・5・①・③着で
大会新記録の節間6勝をマークする活躍。
V争いを盛り上げた最大の功労者といって間違いないでしょう。

またこの3着でSGオーシャンカップの
選考ポイントを22点まで伸ばし、
9年ぶり3回目の出場で大きく前進しています。


②高田選手は2コースからコンマ21と後手を踏み、
自慢の伸び足を生かせず無念の4着。

それでもファン投票3位の期待には
十分に応えた一節だったのではないでしょうか。

明日から30日間のF休みに入り、
復帰は4/3からの住之江一般戦の予定です。


③長嶋選手は3コースから5着。
女子ビッグレース初Vはなりませんでした。

デビュー通算999勝で今節を終え、
次節は3/6からの尼崎オールレディースです。


⑤細川選手は5コースからコンマ24と
立ち遅れたのが響いて6着。

それでも委員会推薦の期待には
十分に応えた一節だったのではないでしょうか。

来年のレディースオールスターは蒲郡での開催。
地元となる細川選手にかかる期待が大きくなりそうです。







勝った守屋選手は通算24回目の優勝。

女子ビッグレースは2回目の優勝で、
自身3つ目のGⅡタイトルとなりました。

【守屋美穂選手 優勝歴】
13年2月 鳴門オール女子戦
14年2月 丸亀男女ダブル戦
16年8月 下関男女ダブル戦
16年9月 江戸川男女ダブル戦
16年10月 児島オールレディース
17年7月 芦屋ヴィーナスシリーズ
18年11月 芦屋GⅡレディースチャレンジカップ
19年1月 大村男女ダブル戦
19年3月 蒲郡ヴィーナスシリーズ
19年6月 若松ヴィーナスシリーズ
19年7月 芦屋GⅡモーターボート大賞
19年9月 大村オールレディース
20年1月 江戸川オールレディース
20年7月 びわこオールレディース
20年9月 若松オールレディース
20年10月 常滑ヴィーナスシリーズ
21年3月 児島ヴィーナスシリーズ
21年3月 丸亀オールレディース
21年5月 児島男女ダブル戦
21年7月 児島一般戦
21年9月 若松オールレディース
21年10月 鳴門一般戦
22年2月 若松男女ダブル戦
22年2月 桐生GⅡレディースオールスター



レース後の優勝インタビューでは涙を見せる姿も。

記念撮影も少し目を潤ませながらになりました。

そしてピットにあがってくると
多くの選手たちに祝福の声をかけられ、
また目に涙が浮かんでくる様子が。

同期の櫻本あゆみ選手に
頭をなでられている姿がありました。

このあと記者の囲み取材があったのですが、
守屋選手にひと言お祝いが言いたいと
鎌倉涼選手(写真左)や土屋実沙希選手(写真右)など
多くの選手が取材が終わるのを傍でずっと待っており、
終わるや否やハイタッチの嵐で祝福。

笑顔が弾けた守屋選手でした。



今節の守屋選手は2・6・3・1・1・2・②・①着

初日ドリーム戦1号艇でイン戦2着に敗れ、
2日目は2走とも展示六番時計で
6着3着とやや精彩を欠く内容に。

2日目終了時点で得点率21位まで後退し、
予選突破へ黄信号が灯りました。

しかし3日目に2コース差しで挽回すると、
4日目には5コースまくり差しを決めるなど
本来の走りを取り戻してくる展開に。
予選5位まで巻き返してシリーズ終盤を迎えました。

そして準優2号艇で2着にまとめると、
優勝戦4号艇で鮮やかにカドまくり一撃。


レディースオールスターは
これまで5回出場して優出ゼロと
なぜか相性の良くない大会でしたが、
大会初優出初Vで一気に頂点へ。

ファン投票1位での優勝という
大会史上初の金字塔を打ち立てました。

【守屋美穂選手 レディースオールスター全成績】
17年 ファン投票6位、予選34位
18年 ファン投票7位、予選47位
19年 ファン投票4位、予選15位→準優5号艇3着
20年 ファン投票2位、予選24位
21年 ファン投票2位、予選8位→準優3号艇5着
22年 ファン投票1位、予選5位→準優2号艇2着→優勝戦4号艇1着


ちなみに桐生ではこれが当地初優勝
V歴のある水面は12場に増えています。

【守屋美穂選手 レース場別優勝回数】
桐生①、戸田0、江戸川②、平和島0、多摩川0、
浜名湖0、蒲郡①、常滑①、津0、
三国0、びわこ①、住之江0、尼崎0、
鳴門②、丸亀②、
児島④、宮島0、徳山0、下関①、
若松④、芦屋③、福岡0、唐津0、大村②


守屋選手の今後の出場予定は、
尼崎オールレディース(3/6~11)
大村SGボートレースクラシック(3/16~21)
多摩川オールレディース(4/1~6)

次々節は予備2位から繰り上がりで
出場が決まったSGボートレースクラシック
2年ぶり2回目の参戦になります。

またSGグランドチャンピオン
選考争いで現在56位あたりにつけており
クラシックの結果次第で
出場圏内に入ってこれそうな状況。
グラチャン初出場へ期待が高まります。

そして今日の優勝でSGオーシャンカップ
選考ポイントを27点まで伸ばして
3年連続3回目の出場がほぼ確実に。

さらに中間発表で2位につけていた
SGボートレースオールスター出場も確実。

SGボートレースダービーは選考勝率60位あたりで

これから勝負駆けという状況。



今年はSG戦線が主戦場となってきそうな守屋選手。
どんな一年となるのか楽しみは尽きません。

守屋選手、おめでとうございました。





というわけで幕を閉じた
桐生レディースオールスター

今節は赤城おろしが連日猛威をふるい、
全72レース中46レース(64%)が
2周戦となる異例のシリーズでした。

そんな難しい水面状況のなか、
スタート事故は1件、転覆等は2件と少なく、
全72レース中69レースは全艇無事故完走。

見応えるある戦いを繰り広げた
選手たち全員に拍手を送りたいシリーズでした。

【レディースオールスター 歴代優勝者】
17年 山川美由紀(香川)
18年 中村 桃佳(香川)
19年 寺田 千恵(岡山)
20年 岩崎 芳美(徳島)
21年 小野 生奈(福岡)
22年 守屋 美穂(岡山)






【'22 女子賞金ランキング】 (2/27現在)
(※カッコ内の順位は前日女子賞金ランキング)
1(1) 守屋 美穂 12,122,000円★(今年2V)
2(3) 田口 節子 7,961,000円★
3(4) 寺田 千恵 6,692,000円★
4(2) 渡邉 優美 6,525,000円★(今年1V)
5(5) 遠藤 エミ 6,416,000円★
6(33) 松尾 夏海 6,244,000円★
7(6) 中村 桃佳 6,107,000円★
8(17) 高田ひかる 5,927,500円★
9(12) 細川 裕子 5,704,000円★
10(7) 平山 智加 5,665,000円★(今年1V)
11(9) 日高 逸子 5,654,000円★
12(8) 清水 沙樹 5,455,000円★(今年1V)
13(19) 長嶋 万記 5,406,000円★
14(10) 實森 美祐 5,134,000円★
15(14) 宇野 弥生 5,109,000円★
16(11) 土屋  南 4,948,000円 (今年2V)
17(13) 落合 直子 4,934,000円 (今年1V)
18(15) 川野 芽唯 4,781,000円★
19(20) 中田 夕貴 4,715,133円★
20(22) 西橋 奈未 4,701,000円★
(※★は今節桐生出場メンバー)

【'22 女子レーサー優勝回数】
優勝5回
優勝4回
優勝3回
優勝2回 守屋、土屋南
優勝1回 廣中、落合、平山、清水沙、渡邉優、倉持

【F休み中の女子レーサー】
池田 浩美 2/5~3/6(L休み)
松瀬 弘美 2/7~3/8
藤田 美代 2/7~3/8
山田 理央 2/7~3/8
野田部宏子 2/10~3/11
奥村明日香 2/10~3/11
久保田美紀 2/16~3/17
喜井つかさ 2/16~3/17
山本 梨菜 2/16~3/17
森田 梨湖 2/16~3/17
堀之内紀代子2/19~3/20
村上 奈穂 2/22~3/23
藤原 早菜 2/22~3/23
佐藤ほのか 2/16~5/16(F2、90日間)

【F休み未消化の女子レーサー】
廣中智紗衣★2/28~3/29
宇野 弥生★2/28~3/29
西村美智子★2/28~3/29
水野 望美★2/28~3/29
高田ひかる★2/28~3/29
中田 夕貴★2/28~3/29
清水 未唯 3/1~3/30
前田 紗希 3/6~4/4
喜多須杏奈★3/11~4/9
中谷 朋子 3/12~6/9(F2、90日間)
下野 京香 3/12~4/10
野田 彩加 3/12~4/10
海野ゆかり★3/19~4/17
小野 生奈★3/19~4/17
前原  哉 3/19~4/17
香川 素子 3/22~4/20
富樫 麗加★3/22~4/20
三浦 永理 3/26~4/24
渡邉 優美★3/28~4/26
鎌倉  涼★4/1~4/30
薮内 瑞希★4/1~4/30
西橋 奈未★4/1~4/30
森岡 まき 4/13~5/12
(※★は今節桐生出場メンバー。赤字は今日のF)