1952年4月6日に初開催されたボートレース。
今日で68周年となりました。


そして唐津オールレディースは最終日。
優勝戦の日を迎えました。

 


なお今節の売上は29億8642万9000円

 

昨年12月の唐津オールレディースには及ばずも、
同大会では歴代2番目となる額に。
全国から熱い声援が届き続けた6日間でした。

 

【唐津オールレディース 節間売上】
14年度 15億5900万3700円
15年度 17億9113万5400円
16年度 20億4812万0700円
17年度 21億9336万4100円
18年度 22億7942万6900円
19年度 33億4608万9600円
20年度 29億8642万9000円

 

 

 



(優勝戦を水面際最前列から見つめる来田衣織選手)

(大石真央選手は8R3着で7万舟の立役者に。
 これがデビュー17節目で待望の初3連対です)

(今年に入って公傷のため欠場が続いていた山本梨菜選手。
 今節が約3カ月ぶりの復帰戦でしたが、
 4本の連絡みをマークするなど随所に見せ場を作りました)

(岩崎芳美選手は10Rイン逃げで今節4勝目。
 女子賞金ランキング4位の岩崎選手にとっては
 価値ある選抜戦1着賞金22万円の上積みです)

(細川裕子選手は選抜戦11Rイン逃げで今節3勝目。
 惜しくも優出を逃した今節ですが、
 2・2・1・3・3・1・②・2・③・3・1着と
 オール3連対をマークする活躍ぶりに。
 今期勝率を6.54まで大幅アップさせ、
 3期ぶりのA1級復帰へ大きく前進しました)

(海野ゆかり選手は1Rイン逃げで今節2勝目。
 今節は準優進出戦敗退と苦戦しましたが、
 次節の地元宮島オールレディースでは
 V争いの軸となる活躍を期待したいところです)

(水口由紀選手は2Rイン逃げで今節2勝目。
 今節2日目のイン戦では逃げったものの
 2マークで転覆するまさかの展開でしたが、
 ここで見事に雪辱を果たしています)

(五反田忍選手は3Rでイン逃げ快勝。
 今節は3勝の上積みとなり、
 デビュー通算960勝まで伸ばしています)

(堀之内紀代子選手は4Rイン逃げで今節2勝目。
 今日1着2着で今期勝率を6.78まで上げ、
 2期ぶりのA1級復帰へまた一歩前進です) 

(大豆生田蒼選手は9R3コース差しで万舟を提供。
 今節2勝目をマークして締めくくり、
 明日から30日間のF休みに入ります)

(三松直美選手は5Rイン逃げで今節2勝目。
 明日から30日間のF休みに入ります)

(柳澤千春選手は6Rイン逃げで今節2勝目。
 明日から30日間のF休みに入り、
 復帰は5/15からの戸田一般戦の予定です)

(宮本紀美選手は8Rで2コース差し一戦。
 2連対率46位のワースト機に苦しんだ今節ですが、
 最後に今節初白星をあげて締めくくりました)

 

 

 

 

 

さて今日のレース結果は、

 

1R ①海野ゆかり 1コース逃げ (3連単13230円)
2R ①水口 由紀 1コース逃げ
3R ①五反田 忍 1コース逃げ
4R ①堀之内紀代子 1コース逃げ
5R ①三松 直美 1コース逃げ
6R ①柳澤 千春 1コース逃げ
7R ①島田なぎさ 1コース逃げ (3連単13290円)
8R ②宮本 紀美 2コース差し (3連単76470円)
9R ③大豆生田蒼 3コース差し (3連単15060円)
選抜戦10R ①岩崎 芳美 1コース逃げ
選抜戦11R ①細川 裕子 1コース逃げ
優勝戦12R ①平高 奈菜 1コース逃げ

 

【今節上がりタイムベスト5】
1 栢場 優子 1'47"4 (3日目8R)
2 川野 芽唯 1'47"6 (4日目2R)
3 香川 素子 1'47"8 (4日目1R)
4 堀之内紀代子 1'47"9 (最終日4R)
4 細川 裕子 1'47"9 (4日目5R)
4 香川 素子 1'47"9 (3日目9R)

 

【今節の部品交換状況】
寺田 千恵 ①電気一式、②電気一式
渋田 治代 ②ギヤケース、⑥リング1本
本部めぐみ ①新プロペラ
五反田 忍 ①ギヤケース
佐々木裕美 ①キャブレター、②キャブレター、③リング3本、⑥リング1本
川野 芽唯 ①クランクシャフト・ピストン2個
上田 紗奈 ⑥電気一式
(※○内の数字はシリーズ○日目)

 

【今節支部別1着回数】
岡山支部 15勝 (守屋⑥、寺田④、三松②、堀之内②、安井①)
香川支部 10勝 (平高⑥、柳澤②、道上②)
滋賀支部 7勝 (香川③、水口②、茶谷②)
愛知支部 5勝 (細川③、宇野②)
兵庫支部 5勝 (中谷⑤)
埼玉支部 4勝 (島田②、大豆生田②)
大阪支部 4勝 (五反田③、高橋淳①)
徳島支部 4勝 (岩崎④)
福岡支部 4勝 (川野②、渋田①、大橋栄①)
東京支部 3勝 (栢場②、宮本①)
静岡支部 3勝 (池田浩③)
三重支部 2勝 (山下夏②)
広島支部 2勝 (海野②)
山口支部 2勝 (佐々木②)
佐賀支部 2勝 (小芦②)

 

【今節コース別1着回数】
1コース 37勝 (逃げ37) ※イン1着率51%
2コース 17勝 (差し9、まくり6、抜き1、恵まれ1)
3コース 9勝 (まくり5、まくり差し2、差し2)
4コース 7勝 (まくり差し3、まくり2、差し2)
5コース 1勝 (抜き1)
6コース 1勝 (まくり差し1)

 

 

 


さっそく話題は優勝戦へ。

 


(①平高奈菜選手と⑥日高逸子選手)

(②守屋美穂選手)

(③中谷朋子選手)

(④池田浩美選手)

(⑤宇野弥生選手)

(⑥日高逸子選手)

 

 

【優勝戦12R出走表】
①平高 奈菜 (優出99回目、優勝19回、唐津1V)
②守屋 美穂 (優出77回目、優勝13回)
③中谷 朋子 (優出131回目、優勝23回、唐津2V)
④池田 浩美 (優出83回目、優勝11回)
⑤宇野 弥生 (優出79回目、優勝13回、唐津1V)
⑥日高 逸子 (優出362回目、優勝74回、唐津2V)

 

 

コンディションは追い風5m、波高5cm、
気温15℃、天候:晴れ。

 

まず注目となったのは進入。

 

スタート展示は⑥日高選手が2コースに入って
①⑥②③/④⑤の4対2。

 

本番では②守屋選手が2コースを主張し、
①⑥②③/④⑤の4対2となりました。

 

STは内からコンマ12、16、21、23/19、16
①平高選手が深めのインからトップスタートで先制です。

 

 

1マークは①平高選手がインから先マイ。
③中谷選手がまくり、④池田選手がまくり差しで追います。

 

バック直線に出ると①平高選手が先頭に立ち、
3艇身後ろに④池田選手と③中谷選手が続く展開に。

 

 

2マークを①平高選手が先取りして勝負あり。
鉄壁のイン逃げが決まりました。

 


【優勝戦12R結果】
1着 ①平高 奈菜 1コース ST.12
2着 ④池田 浩美 5コース ST.19
3着 ③中谷 朋子 4コース ST.23
4着 ⑤宇野 弥生 6コース ST.16
5着 ⑥日高 逸子 3コース ST.21
6着 ②守屋 美穂 2コース ST.16
決まり手=逃げ
2連単①④ 980円(5番人気)
3連単①④③ 3650円(13番人気)

 

 

 


(道上選手の万歳に迎えられながら
 ピットに凱旋帰還する①平高選手)

(鋭いまくり差しで2着に食い込んだ④池田選手)

(③中谷朋子選手は果敢な攻めで3着連絡み。
 明日から60日間の長期F休みに入り、
 復帰は6月上旬になる見込みです)

(2コース選択も無念の6着に終わり、
 しきりに悔しそうな表情を見せていた②守屋選手)

 

 

 

 

勝った平高選手はこれが通算20回目の優勝。

 

オールレディース優勝は意外にもまだ2回目
レース後にピット内の整備室で表彰式が行なわれ、
約1年ぶりにオールレディース優勝機を手にしました。

 

【平高奈菜選手 優勝歴】
10年9月 津オール女子戦
10年2月 尼崎女子リーグ
12年8月 下関女子リーグ
12年9月 芦屋一般戦
12年10月 若松オール女子戦
13年10月 芦屋女子リーグ
14年6月 大村ヴィーナスシリーズ
14年6月 桐生ヴィーナスシリーズ
15年1月 若松一般戦
15年3月 三国男女ダブル戦
15年6月 三国男女ダブル戦
16年11月 鳴門男女ダブル戦
17年7月 徳山男女ダブル戦
19年4月 住之江オールレディース
19年7月 下関ヴィーナスシリーズ
19年8月 唐津ヴィーナスシリーズ
19年10月 丸亀一般戦
19年11月 常滑一般戦
20年1月 宮島男女ダブル戦
20年4月 唐津オールレディース

 


唐津では昨年8月のヴィーナスシリーズに続いて当地2節連続V


同一場のオールレディース・ヴィーナスシリーズ2冠は
史上12件目の記録となっています。

 

【同一場オールレディース・ヴィーナスシリーズ2冠】
桐生  長嶋 万記
多摩川 永井 聖美
浜名湖 鎌倉  涼★
蒲郡  鎌倉  涼★
蒲郡  長嶋 万記
常滑  長嶋 万記
尼崎  平山 智加★
丸亀  平山 智加
宮島  遠藤 エミ★
下関  平山 智加
福岡  小野 生奈
唐津  平高 奈菜
(※★は同一年度での2冠)

 

 

今節は1・2・3・2・1・3・①・1・①・①着

 

前節の常滑ヴィーナスシリーズで優出2着の結果を残し、
中0日で唐津に転戦してきた平高選手。

 

初日に4コースまくりを決めるなど上々の滑り出しを見せ、
3日間の予選をトップ通過する活躍。

 

4日目に一旦シリーズリーダーの座を守屋選手に奪われるも、
5日目に再逆転してV争いの主導権を奪還。

 

準優・優勝戦はいずれもインからトップスタートで逃げ、
節間オール3連対で頂点に立ちました。

 

ちなみに平高選手のオール3連対Vは
これがもう自身7回目となっています。
(※うち1回はオール2連対V)

 

 

女子賞金ランキング1位だった平高選手は、
この優勝で賞金105万円を獲得し、
2位との差を約221万円まで大きく広げる形に。
しばらく首位の座は譲りそうにない気配です。

 

また今節開始前に7.46だった
今期勝率は7.55へとさらにアップ。

 

こちらも女子トップを快走しており、
自身初の期間勝率女子ナンバーワンが見えてきました。

 

【今期勝率ベスト5(女子)】
1 平高 奈菜 7.55
2 遠藤 エミ 7.32
3 松本 晶恵 7.25
4 小野 生奈 7.22
5 平山 智加 7.04

 


今後の出場予定は、
宮島オールレディース(4/14~19)
三国オールレディース(4/27~5/2)
丸亀レディースVSルーキーズバトル(5/6~11)
住之江SGボートレースオールスター(5/26~31)

 

今年10節走って5優出2V
好調な走りが続いている平高選手。

 

SGボートレースダービーの出場権争いでも
40位あたりまで上がってきており、
7月末までダービー勝負駆けも注目となってきそうです。

 


平高選手、おめでとうございました。

 

 

 

【唐津オールレディース 歴代優勝者】
14年度 櫻本あゆみ(群馬)
15年度 中谷 朋子(兵庫)
16年度 海野ゆかり(広島)
17年度 細川 裕子(愛知)
18年度 中谷 朋子(兵庫)
19年度 松本 晶恵(群馬)
20年度 平高 奈菜(香川)

 

 

 

 

ではこれにて唐津オールレディース@cafeは終了。

 

次回の更新予定は8日後、
4月14日開幕の宮島オールレディースです。

 

現時点での出場予定メンバー(支部別)は、

 

群馬 
埼玉 安達、原、浜田、清埜
東京 橋谷田、廣中、黒澤
静岡 倉田、山下友、土屋実、千葉、森下、柴田百
愛知 谷川、笠野、大瀧細川宇野
三重 
福井 
滋賀 水口香川茶谷
大阪 高橋淳五反田
兵庫 
徳島 岩崎、淺田、
香川 平高、松尾
岡山 堀之内、金田、守屋
広島 海野、村上、瀧川千
山口 向井佐々木、矢野
福岡 渋田、藤田、武藤、川野、真子、竹野、中川
佐賀 
長崎 野田祥
(※赤字はA1級、青字はA2級)

(※一部誤りがありましたので訂正いたしました。

 矢野真梨菜選手は福岡支部ではなく山口支部です)

 

 

明日にも緊急事態宣言が発令される見通しで
ボートレース界も先行きが不透明な状況ですが、
一日も早い事態の終息を祈るばかりです。

 

 

 

 

【'20 女子賞金ランキング】 (4/6現在)
1 平高 奈菜 13,722,000円★(今年2V)
2 小野 生奈 11,508,000円
3 香川 素子 11,340,000円★(今年2V)
4 岩崎 芳美 10,714,000円★(今年1V)
5 寺田 千恵 9,567,340円★(今年1V)
6↑守屋 美穂 9,093,000円★(今年1V)
7↓平山 智加 8,815,000円 (今年2V)
8↑日高 逸子 8,458,000円★
9↓松本 晶恵▼8,263,000円 (今年1V)
10↓長嶋 万記▼8,217,000円
11↓落合 直子 8,192,000円 (今年1V)
12 喜多須杏奈 8,034,000円
13 大瀧明日香 7,916,000円
14↑宇野 弥生 7,825,340円★
15↓田口 節子▽7,699,000円 (今年1V)
16↓土屋  南 7,488,000円
17 樋口由加里 7,121,000円
18↑川野 芽唯 6,895,340円★
19↓遠藤 エミ▼6,842,340円
20↓角 ひとみ 6,798,840円
(※★は今節唐津出場メンバー。
 昨日より順位が上がった選手は↑、下がった選手は↓。
 ▼はF休み中、▽はF休み未消化)

 

【'20 優勝回数(女子)】
優勝5回 ――
優勝4回 ――
優勝3回 ――
優勝2回 香川、平山、平高
優勝1回 寺田、岩崎、中谷、田口、落合、藤崎、
     松本、櫻本、守屋、竹井、大山


【F休み中の女子レーサー】
山川美由紀 3/9~4/7
長嶋 万記 3/9~4/7
土屋 千明 3/9~4/7
塩崎 桐加 3/9~4/7
渡邉 優美 3/9~4/7
水野 望美 3/9~4/7
大山 千広 3/9~4/7
関野  文 3/9~4/7
生田波美音 3/13~4/11
若狭奈美子 3/19~4/17
孫崎 百世 3/19~4/17
西岡 育未 3/22~4/20
西坂 香松 3/24~4/22
遠藤 エミ 3/24~4/22
勝浦 真帆 3/30~4/28
松本 晶恵 3/31~4/29
中北  涼 3/31~4/29
柳澤 千春★4/7~5/6
三松 直美★4/7~5/6
大豆生田蒼★4/7~5/6
加藤  綾 3/9~5/7(FL、60日間)
米井 里実 2/10~5/9(F2、90日間)
濱崎寿里矢 3/18~5/16(F2、60日間)
野田部宏子 3/4~6/1(F2、90日間)
中谷 朋子★4/7~6/5(F2、60日間)

 

【F休み未消化の女子レーサー】
冨名腰桃奈 4/13~5/12
佐々木裕美★4/20~5/19
竹野 未華 4/20~5/19
黒明 花夢 4/21~5/20
道上 千夏★4/30~5/29
土屋実沙希 5/3~7/1(F2、60日間)
前原  哉 5/3~6/1
田口 節子 5/6~6/4
間庭 菜摘 5/14~7/12(F2、60日間)
高橋 淳美★5/15~6/13
渋田 治代★5/15~6/13
津田 裕絵 5/18~6/16
島倉  都 5/18~6/16
高憧 四季★5/19~6/17
(※★は今節唐津出場メンバー)

 


なお常滑一般戦(4/4~8)が予選ラウンドを終え、
櫻本あゆみ選手予選トップ通過を果たし、
谷川里江選手予選2位に入る活躍。

 

女子レーサー5人が予選突破しており、
櫻本あゆみ選手が準優10R1号艇、
向井美鈴選手が準優10R6号艇、
谷川里江選手が準優11R1号艇、
大瀧明日香選手が準優11R3号艇、
平川香織選手が準優11R6号艇で登場です。