戸田オールレディースは最終日。

 


1Rで今節2人目の水神祭が生まれました。

 

地元の濱崎寿里矢選手が4号艇で登場し、
4カドからコンマ10のトップスタートでまくり一撃。

 

デビュー初1着を飾りました。

 

記念の水神祭は11R発売中に実施。
レスキュー艇で大時計前に移動して行なわれました。

 

参加したのは埼玉支部の安達美帆選手、中西裕子選手、
原加央理選手、島田なぎさ選手、清埜翔子選手、前田紗希選手、
同期の中村かなえ選手と山下夏鈴選手、東京支部から白石有美選手、
そして飛び入りで同県同期の石田貴洋選手。

 

また併走する掃海艇には安井瑞紀選手や
一昨日水神祭をした下野京香選手らの姿もありました。

 

10人ものたくさんの手で担ぎ上げられると、

 

 

 

 

豪快に放り投げられて横回転しながら着水。
そして一緒に中村選手、白石選手、山下選手もなだれ込む展開に。


 

 

後を追って原選手、前田選手、石田選手も飛び込み、

 

水温6℃の戸田水面に7人がひしめくことになりました。

 

 


濱崎選手は93年4月生まれの25歳。
92期の濱崎直矢選手を兄に持つ兄妹レーサーです。

 

ボートレーサー養成所をリーグ戦勝率3.09の成績で卒業。
昨年11月に121期生としてデビューしました。

 

デビュー期は連絡みなしに終わったものの、
2期目(前期)に入ってすぐの5月びわこオールレディースで
初3連対をマークして7万舟に貢献する好走。

 

8月の尼崎オールレディースでは
初2連対で3万舟の立役者となるなど、
着実に結果を残し始めました。

 

特に近況目立っていたのがスタート力の向上で、
デビュー期は平均STコンマ21、ST順位4.23でしたが、
2期目は平均STコンマ16、ST順位2.78まで一気に成長。

 

前々節の蒲郡オールレディースは節間平均STコンマ12
前節の桐生一般戦は節間平均STコンマ13をマークしていました。

 

そして迎えたデビュー通算20節目の戸田オールレディース。

 

練習を重ねてきた地元水面で持ち前のスタート力をしっかり発揮。
コンマ10のトップスタートを決めての4カドまくりは、
必然の結果だったのではないでしょうか。

 

ちなみに濱崎選手は前節まで5・6コースのみで走っており、
4コースは今節4日目の9Rがデビュー以来初めて。
一昨日はコンマ09を決めるも4着でしたが、
今日はコンマ10でまくりに成功しました。

 

デビューから約1年1カ月、待望の白星を手にした濱崎選手。
121期25人のなかでは13人目の水神祭となりました。

 

なお今年の出走予定は今日で終了となり、
次節は1/12からのびわこ一般戦に出場予定。

 

18年を最高の形で締めくくった濱崎選手が、
19年をどんな一年とするのか楽しみです。

 

濱崎選手、おめでとうございました。

 

 

 


というわけで今日のレース結果は、

 

1R ④濱崎寿里矢 4コースまくり (3連単13810円)
2R ⑤前田 紗希 5コースまくり差し
3R ⑤塩崎 桐加 5コースまくり差し
4R ②松瀬 弘美 2コースまくり (3連単13660円)
5R ①柳澤 千春 1コース逃げ
6R ③茶谷  桜 3コース抜き
7R ⑤喜多須杏奈 5コースまくり差し (3連単17510円)
8R ①中田 夕貴 1コース逃げ
9R ⑤土屋 千明 5コースまくり差し (3連単11220円)
選抜戦10R ⑤道上 千夏 5コース抜き (3連単21270円)
選抜戦11R ④廣中智紗衣 4コース差し
優勝戦12R ①金田 幸子 1コース逃げ

 

【今節上がりタイムベスト5】
1 土屋 千明 1'47"5(4日目5R)
2 中谷 朋子 1'47"8(4日目9R)
2 長嶋 万記 1'47"8(初日4R)
4 廣中智紗衣 1'48"0(2日目11R)
5 堀之内紀代子 1'48"1(3日目10R)

 

【今節の部品交換状況】
鵜飼菜穂子 ③新プロペラ
田村 美和 ④リング1本
茶谷  桜 ④リング2本
堀之内紀代子 ③新プロペラ
向井 美鈴 ⑤新プロペラ
西坂 香松 ④ピストン1個
清埜 翔子 ②電気一式、③電気一式
(※○内の数字はシリーズ○日目)

 

【今節支部別1着回数】
東京支部 12勝(廣中⑤、平田③、清水沙②、内田①、下野①)
静岡支部 10勝(長嶋⑤、土屋実③、松瀬②)
岡山支部 10勝(金田⑥、守屋②、堀之内①、安井①)
香川支部 8勝(柳澤③、道上②、西坂②、山川①)
広島支部 6勝(海野④、新田有②)
群馬支部 5勝(土屋千③、久保田②)
埼玉支部 4勝(中田②、前田①、濱崎①)
三重支部 4勝(塩崎③、本部①)
愛知支部 3勝(大瀧③)
兵庫支部 3勝(中谷③)
徳島支部 2勝(喜多須②)
福岡支部 2勝(渡邉優②)
滋賀支部 1勝(茶谷①)
大阪支部 1勝(落合①)
山口支部 1勝(片岡①)

 

 


さて話題は優勝戦へ。

 

(①金田幸子選手)


(②長嶋万記選手)


(③海野ゆかり選手)


(④中谷朋子選手)


(⑤山川美由紀選手)


(⑥守屋美穂選手)

 


そして迎えた優勝戦の時間。

 

【優勝戦12R出走表】
①金田 幸子 (優出80回目、優勝12回)
②長嶋 万記 (優出104回目、優勝30回、戸田1V)
③海野ゆかり (優出235回目、優勝56回、戸田1V)
④中谷 朋子 (優出120回目、優勝21回)
⑤山川美由紀 (優出349回目、優勝79回、戸田5V)
⑥守屋 美穂 (優出58回目、優勝7回)

 

コンディションは風速0m、波高0cm、
気温11℃、天候:晴れ。

 

 

進入は①②③/④⑤⑥で枠なりの3対3。

 

STは内からコンマ09、08、06/06、06、02
全艇ゼロ台の強烈なスリット合戦となりました。

 

1マークは①金田選手がインから先マイ。
②長嶋選手が差し、③海野選手がまくりを狙うも届かず。

 

バック直線に出ると①金田選手が4艇身ほど先行。

 

イン受難の戸田水面を完璧に攻略し、
悠々と2マークを先取りして勝負は決しました。

 

 

【優勝戦12R結果】
1着 ①金田 幸子 1コース ST.09
2着 ②長嶋 万記 2コース ST.08
3着 ④中谷 朋子 4コース ST.06
4着 ③海野ゆかり 3コース ST.06
5着 ⑥守屋 美穂 6コース ST.02
6着 ⑤山川美由紀 5コース ST.06
決まり手=逃げ
2連単①② 400円(1番人気)
3連単①②④ 1010円(1番人気)

 

 


 

勝った金田選手は通算13回目の優勝。
約3年8カ月ぶりの久々の栄冠となりました。

 

【金田幸子選手 優勝歴】
07年6月 平和島オール女子戦
07年10月 下関女子リーグ
08年10月 徳山女子リーグ
08年12月 児島女子リーグ
10年3月 浜名湖男女ダブル戦
10年12月 多摩川女子リーグ
11年9月 唐津オール女子戦
11年10月 多摩川男女ダブル戦
13年5月 多摩川女子リーグ
13年8月 鳴門GⅠレディースチャンピオン
13年8月 大村女子リーグ
15年4月 徳山ヴィーナスシリーズ
18年12月 戸田オールレディース

 

意外にもオールレディースはこれが初V

 

また岡山支部勢のオールレディース優勝も
昨年9月の若松での寺田千恵選手以来で
約1年3カ月ぶりと意外にも久々でした。

 

 

今節は1・1・2・3・1・1・2・①・①着。

 

2連対率10位のモーター28号機を手にし、
初日に2コースまくりと3コースまくりで幸先良く2連勝発進。

 

2日目の12R選抜戦では5コースから2着に食い込むなど、
その後も安定した走りを見せて予選をトップ通過しました。

 

そして準優はインからコンマ13、優勝戦はインからコンマ09と
的確なスタートを決めて鉄壁の逃げを披露。

節間オール3連対で頂点に立ちました。

 

ちなみに今節6勝を上積みし、デビュー通算974勝に。
大台まであと26勝に迫っており、
来年は1000勝達成イヤーとなる可能性大です。

 

 

今年は本来の走りができず苦しい一年だった金田選手。

 

前期は転覆、F、欠場、妨害、落水と事故が重なって
事故点を67点も抱えてしまい、
なんとか68走して事故率を0.99まで抑えて
8項抵触だけは回避したものの、
事故率オーバーでのB2降格は避けられず。

 

近況25期連続で守ってきたA級の座を手放し、
来年1月からはB2級となってしまいました。

 

しかし新期に変わって事故点から解放されるやいなや、
今期4節走って2優出1Vとリズム急上昇。
さっそく本来の走りを取り戻してきました。


今後の出場予定は、
蒲郡一般戦(12/23~27)
鳴門一般戦(1/24~29)

 

女子賞金ランキング83位(11/25時点)で
クイーンズクライマックスシリーズ戦の出場権を逃したため、
年末は蒲郡の一般戦に出場する予定。

 

今垣光太郎選手や杉山正樹選手、秋元哲選手など
好メンバーを相手にどんな戦いを見せるのか楽しみです。

 

そして年明けは1/24からの鳴門一般戦でスタート。
B2級のため月1節程度しか斡旋のない苦しい状況ですが、
A級返り咲きを狙う戦いに注目したいところです。


金田選手、おめでとうございました。

 

 

【戸田オールレディース 歴代優勝者】
14年度 大瀧明日香(愛知)
15年度 鎌倉  涼(大阪)
16年度 竹井 奈美(福岡)
17年度 五反田 忍(大阪)
18年度 金田 幸子(岡山)

 

 

 

 

 

ではこれにて戸田オールレディース@cafeは終了。

 

次回の更新予定は12月26日の平和島、
「第7回クイーンズクライマックス&シリーズ戦」です。

 

現時点での出場予定メンバー(支部別)は、

 

群馬 松本、土屋千、今井裕
埼玉 
東京 渡辺千、廣中、平田
静岡 長嶋、鈴木成、土屋実
愛知 細川、谷川、笠野、宇野、水野
三重 塩崎
福井 今井美
滋賀 遠藤、水口、香川、茶谷
大阪 高橋淳、五反田、落合、原田、関野
兵庫 中谷
徳島 岩崎、岸
香川 山川中村桃
岡山 寺田守屋、福島、森岡、田口、若狭、樋口、勝浦
広島 角、海野、實森
山口 佐々木
福岡 日高小野生竹井、武藤、大橋栄、藤崎、犬童、川野、深川、渡邉優、中川、大山
佐賀 
長崎 
(※赤字はクイーンズクライマックス出場組)

 

今年の女子戦線を沸かせてきた12人+42人が集結。
年末の平和島クライマックス決戦をお楽しみに。

 

 


【'18 女子賞金ランキング】 (12/18現在)
① 小野 生奈 39,130,532円
② 山川美由紀 34,199,584円★
③ 長嶋 万記 34,046,000円★
④ 中谷 朋子▽31,976,000円★
⑤↑遠藤 エミ 31,735,213円
⑥↓日高 逸子 31,601,000円
⑦ 守屋 美穂 31,480,679円★
⑧ 寺田 千恵 28,672,000円
⑨ 竹井 奈美 28,452,400円
⑩↑細川 裕子 27,525,051円
11↓大山 千広 27,482,000円
⑫↓中村 桃佳▼27,321,000円
⑬ 松本 晶恵 27,080,413円
14↑海野ゆかり 25,633,066円★
15↓藤崎小百合 25,533,866円
16 落合 直子▽25,195,213円★
17 今井 美亜 23,974,846円
18 津田 裕絵 23,279,413円
19 廣中智紗衣 23,059,000円★
20 川野 芽唯 22,461,500円

65↑金田 幸子 12,670,000円★
(※★は今節戸田出場メンバー。
 順位の○はクイーンズクライマックス出場組。
 昨日より順位が上がった選手は↑、下がった選手は↓。
 ▼はF休み中、▽はF休み未消化)


【F休み中の女子レーサー】
中村 桃佳 11/17~12/24、1/1~2/21(F2、90日間、QC出場により日程分割)
大豆生田蒼 11/26~12/25
土屋  南 11/26~12/25
金子 千穂 11/29~12/28
西村  歩 11/30~12/29
清水さくら 11/30~12/29
真子奈津実 12/12~1/10
高田ひかる 12/18~1/16

 

【F休み未消化の女子レーサー】
藤原 菜希 12/21~1/19
中谷 朋子★1/1~1/30(QC出場により日程変動)
落合 直子★1/1~1/30(QCS出場により日程変動)
角 ひとみ 1/15~2/13
坂 咲友理 1/15~2/13
長田 光子 1/16~2/14
片岡 恵里★1/21~2/19
喜多那由夏 1/29~2/27
塩崎 桐加★3/11~4/9
(※★は今節戸田出場メンバー)