台風による昨日の中止順延を経て、

常滑オールレディースは最終日。

 

一日ゆっくり休んでリフレッシュしたせいか、

それともようやく帰れるという安堵感からか、

選手たちの清々しい表情が目立った印象の今日のピットです。

 



(平高奈菜選手と水野望美選手)

(鵜飼菜穂子選手と小神野紀代子選手の2000番台コンビ)

(勝浦真帆選手と孫崎百世選手)

(深川麻奈美選手は10Rで2コースまくり一撃。
 今節初白星でデビュー通算100勝を達成しました。
 ちなみに100勝の決まり手内訳は逃げ27本、まくり27本、
 まくり差し26本、差し12本、抜き7本、恵まれ1本。
 まくり差しが26%と技巧派ぶりを示す数字です)

(山川美由紀選手は今日10月24日が誕生日で、
 中止順延によってバースデイレースが巡ってくる格好に。
 5Rでイン逃げを決めてきっちり自ら祝っています)

(昨日10月23日が誕生日だった孫崎百世選手。
 本当ならバースデイレースとなるはずだった8Rで、
 3着に入って今節初の連絡みをマークしました)

(細川裕子選手は7Rイン逃げで待望の今節初1着。
 コンマ00のヒヤリとするタッチスタートでした)

(向井田真紀選手は8R2着で今節4本目の連絡み。
 随所で舟券のカギを握った今節でした)

(出口舞有子選手は3Rでイン逃げを決めて
 今節2勝目・通算7勝目をマーク。
 近況4節で6勝と今節も成長ぶりを見せました)

(向井美鈴選手は2Rイン逃げで待望の今節初1着)

(渡邉優美選手は今日の時点で今期勝率5.37。
 今期出走予定は残り2日で、逆転のA2昇格を狙います。
 ※A2級ボーダーは現在5.41あたり)

(三浦永理選手は4R2コース差しで今節3勝目)

(大瀧明日香選手は6Rイン逃げで今節5勝目。
 地元愛知支部は今日3勝で節間13勝に伸ばし、
 支部別トップタイの数字となりました)

 

 

 

 

さて今日のレース結果は、

 

1R ①長田 光子 1コース逃げ
2R ①向井 美鈴 1コース逃げ
3R ①出口舞有子 1コース逃げ
4R ②三浦 永理 2コース差し
5R ①山川美由紀 1コース逃げ
6R ①大瀧明日香 1コース逃げ
7R ①細川 裕子 1コース逃げ
8R ①渡辺 千草 1コース逃げ
9R ①垣内 清美 1コース逃げ
選抜戦10R ②深川麻奈美 2コースまくり
選抜戦11R ③岸  恵子 3コース抜き
優勝戦12R ④海野ゆかり 5コースまくり差し (3連単20660円)

 


【今節上がりタイムベスト5】
1 守屋 美穂 1:47.9(2日目12R)
2 守屋 美穂 1:48.0(初日6R)
3 山川美由紀 1:48.1(最終日5R)
4 海野ゆかり 1:48.2(最終日12R)
4 向井 美鈴 1:48.2(最終日2R)
4 守屋 美穂 1:48.2(3日目6R)

 

【今節の部品交換状況】
長田 光子 ②リング4本
山川美由紀 ③リング2本
岸  恵子 ④電気一式、⑤電気一式
向井 美鈴 ⑤リング3本
三浦 永理 ②キャリアボデー、⑥キャリアボデー
平田さやか ①キャリアボデー、②リング2本、②電気一式、④ピストン2個・シリンダ、⑤キャリアボデー
深川麻奈美 ③リング1本、③リング1本
平高 奈菜 ①リング1本・電気一式
水野 望美 ①リング1本、②ピストン1個、②キャリアボデー、③キャリアボデー
清埜 翔子 ②キャブレター・電気一式、④キャリアボデー
出口舞有子 ⑥リング2本
(※○内の数字はシリーズ○日目。青字は準優組、赤字は優出組)

 

【今節支部別1着回数】
愛知支部 13勝(大瀧⑤、谷川③、出口②、鵜飼①、細川①、水野①)
福岡支部 13勝(川野⑤、渡邉優③、藤田①、犬童①、深川①、坂本①、真子①)
香川支部 9勝(平高⑤、山川④)
岡山支部 9勝(金田④、守屋④、勝浦①)
東京支部 6勝(小神野②、長田①、渡辺千①、宮本①、藤原①)
三重支部 5勝(垣内③、本部②)
埼玉支部 4勝(島田③、清埜①)
静岡支部 4勝(三浦③、鈴木成①)
広島支部 4勝(海野④)
徳島支部 2勝(岸②)
群馬支部 1勝(蜂須①)
山口支部 1勝(向井①)
長崎支部 1勝(池田紫①)

 

 

 

 

さっそく話題は優勝戦へ。

 


(自身初の2節連続Vを目指す①川野芽唯選手)

(昨日の丸亀一般戦では前原哉選手がデビュー初優出初V。
 岡山勢の連日の優勝を狙いたい⑤金田幸子選手と②守屋美穂選手)

(試運転の合間に水面際で話し込む④海野ゆかり選手と⑥谷川里江選手)

(③平高奈菜選手)

(⑤金田幸子選手)

(次節は地元のGⅠ児島周年が控えている②守屋美穂選手)

(④海野ゆかり選手は今期事故率が0.00。
 自身9期ぶり5回目の事故点ゼロに)

(⑥谷川里江選手は今期勝率6.22で3期ぶりA1級復帰へ王手。
 次節の唐津オールレディースで勝負駆けです。
 ※A1級ボーダーは現在6.17あたり)

(女子賞金ランキング21位の守屋美穂選手。
 ひとつでも上の着でゴールして賞金を上積みしたいところ)

 

 

 

 

というわけで迎えた優勝戦の時間。

 

【優勝戦12R出走表】
①川野 芽唯 (優出37回目、優勝9回)
②守屋 美穂 (優出47回目、優勝6回)
③平高 奈菜 (優出71回目、優勝13回)
④海野ゆかり (優出221回目、優勝51回、常滑1V)
⑤金田 幸子 (優出74回目、優勝12回)
⑥谷川 里江 (優出260回目、優勝45回、常滑4V)

 

 

コンディションは右横風1m、波高0cm、
気温17℃、天候:くもり。

 

昨日は台風の影響で風速10m以上の強風が吹き荒れていた常滑地方。
順延のおかげで静水面での頂上決戦となりました。

 

 

まず注目だったのは進入。
スタート展示は①⑥④②③⑤の並びでしたが、
本番は①②⑥/③④⑤となりました。

 

 

STは内からコンマ08、18、36/02、01、03
ダッシュ3艇がゼロ台前半の超絶スリットを見せます。

 

③平高選手が4カドから一気に内へ絞り、
同期の①川野選手まで叩いて1マークをトップターン。

 

そして5コースの④海野選手がマーク差しで
狭い艇間を巧みにすり抜けてきました。

 

 

バック直線に出ると④海野選手がわずかに先行するも、
すぐ1艇身後ろに①川野選手、②守屋選手、③平高選手の
内枠3艇がピタリと追走する展開に。

 

 

大混戦のまま迎えた勝負の2マーク。

 

④海野選手が隙のないライン取りで後続3艇の動きを封じ、
絶妙にコーナーを先取りしてリードを広げました。

 


【優勝戦12R結果】
1着 ④海野ゆかり 5コース ST.01
2着 ③平高 奈菜 4コース ST.02
3着 ②守屋 美穂 2コース ST.18
4着 ①川野 芽唯 1コース ST.08
5着 ⑤金田 幸子 6コース ST.03
6着 ⑥谷川 里江 3コース ST.36
決まり手=まくり差し
2連単④③ 5990円(16番人気)
3連単④③② 20660円(50番人気)

 


 

千両役者が見せ場たっぷりの立ち回りでVゴール。

 

オールレディース優勝戦で"5コース"が勝ったのは、
今年4月の浜名湖、池田浩美選手の5コース差し以来で2回目。

 

またオールレディース優勝戦での"まくり差し"決着は、
昨年9月の下関、寺田千恵選手の4コースまくり差し以来で
実に30戦ぶりと久々でした。


 

④海野選手はピットに戻ってくると、
揚降機で隣に入った③平高選手と言葉を交わしている姿が。

 

③平高選手はついにオールレディース初Vかと思われましたが、
惜しくも2着の準優勝という結果に。
これがオールレディース9回目の優出2着です。

 

 

 

 

勝った海野選手は通算52回目の優勝。

 

ちなみに海野選手にとって5コースからの優勝は
意外にもこれが初めてでした。
(※1コース31勝、2コース4勝、3コース7勝、
 4コース8勝、5コース1勝、6コース1勝)

 

【海野ゆかり選手 優勝歴】
98年7月 大村女子リーグ
99年3月 福岡一般戦
99年12月 芦屋女子リーグ
01年3月 鳴門オール女子戦
01年11月 戸田女子リーグ
02年2月 三国オール女子戦
03年6月 常滑女子リーグ
03年8月 鳴門オール女子戦
03年8月 宮島お盆レース
03年10月 丸亀女子リーグ
04年1月 多摩川男女ダブル戦
04年3月 多摩川レディースチャンピオン
04年5月 多摩川女子リーグ
04年7月 芦屋女子リーグ
04年11月 徳山女子リーグ
05年9月 住之江女子リーグ
05年11月 平和島オール女子戦
06年2月 多摩川男女ダブル戦
06年3月 大村オール女子戦
06年9月 住之江女子リーグ
06年10月 丸亀オール女子戦
08年1月 芦屋オール女子戦
08年12月 尼崎女子リーグ
09年7月 福岡一般戦
09年8月 びわこ一般戦
09年10月 芦屋一般戦
09年12月 児島男女ダブル戦
09年12月 丸亀男女ダブル戦
09年12月 大村男女ダブル戦
10年2月 住之江オール女子戦
10年8月 下関一般戦
10年11月 尼崎男女ダブル戦
11年1月 三国オール女子戦
11年10月 宮島一般戦
12年1月 多摩川オール女子戦
12年5月 多摩川オール女子戦
13年3月 三国オール女子戦
13年7月 宮島オール女子戦
13年10月 尼崎男女ダブル戦
13年11月 下関オール女子戦
14年1月 徳山オール女子戦
14年3月 宮島男女ダブル戦
14年4月 下関オールレディース
14年5月 宮島一般戦
14年9月 多摩川オールレディース
15年10月 大村オールレディース
16年8月 津レディースチャンピオン
16年9月 芦屋男女ダブル戦
17年1月 唐津オールレディース
17年8月 びわこオールレディース
17年9月 唐津一般戦
17年10月 常滑オールレディース

 

 

今年はこれが4回目の優勝。

 

8月のレディースチャンピオン以降、
7節走って5優出3Vと破竹のVラッシュに突入しています。

 

 

常滑では03年女子リーグ以来となる
約14年ぶり2回目の優勝。

 

オールレディースは通算6Vで、
長嶋万記選手、三浦永理選手と並ぶ歴代2位タイとなりました。
(※1位は寺田千恵選手で12V)

 

 

コンマ01という際どいスタートに
思わず苦笑いを見せていた海野選手。

 

今節は3・3・2・2・6・1・1・2・3・②・①着

 

2連対率4位の好モーター24号機を引き当て、
序盤は勝ち切れないレースが続いてやや不安視されたものの、

 

3日目12Rでイン逃げを決めて今節初白星を飾ると、
一気に気配が本格化してそこからオール3連対で頂点に立ちました。

 

 

この優勝で賞金100万円の上積みに成功し、
女子賞金ランキングは前日10位から8位へ2ランクアップ。

 

前日9位だった平高選手と8位だった川野選手を追い抜く形になり、
目下のライバルを直接対決で破る価値ある優勝でした。

 

 

今後の出場予定は、
宮島オールレディース(11/5~10)
下関GⅡレディースチャレンジカップ(11/21~26)※仮
丸亀オールレディース(11/30~12/5)

 

次節は楽しみな地元戦。
宮島オールレディースで2節連続Vを狙うことになりました。

 

宮島では14年5月の一般戦を最後に優勝から遠ざかっており、
約3年6カ月ぶりの地元Vに期待が高まりそうです。

 


海野選手、おめでとうございました。

 

 

 

 

 

ではこれにて常滑オールレディース@cafeは終了。

 

次回は10月30日開幕の唐津オールレディース。
@cafeは地元記者による更新を行ないます。

 

 

 

 


【'17 女子賞金ランキング】 (10/24現在)
(※カッコ内は10月中の出場予定。
 略称はA:オールレディース、W:男女ダブル戦)

1 小野 生奈 34,717,000円☆(10/24~三国W)
2 長嶋 万記 33,537,500円☆(10/24~平和島SG)
3 遠藤 エミ 31,284,500円☆(10/24~平和島SG)
4 松本 晶恵 26,676,000円 (10/30~唐津A)
5 寺田 千恵 25,720,400円☆(10/24~平和島SG)
6 山川美由紀 25,371,500円 (10/30~鳴門W)
7 細川 裕子 24,842,000円 (10/30~唐津A)
8↑海野ゆかり 24,667,500円
9↓川野 芽唯 24,378,840円 (10/30~唐津A)
10↓平高 奈菜 24,349,900円 (10/30~唐津A)
11 樋口由加里 22,302,400円☆(10/24~三国W)
12 三浦 永理 21,795,340円
――――――――クイーンズクライマックスボーダー――――――――
13 田口 節子 21,638,200円☆(10/24~平和島SG)
14 中谷 朋子▼21,095,900円 (※チャレカF休み)
15 日高 逸子 20,433,400円☆(10/24~三国W)
16 岸  恵子 19,760,500円 (10/30~鳴門W)
17 大瀧明日香 19,363,000円 (10/30~唐津A)
18↑谷川 里江 19,233,200円 (10/30~唐津A)
19↓竹井 奈美 19,189,000円☆(10/24~三国W)
20 山下 友貴 19,114,900円
21 守屋 美穂 18,850,000円
――――――――レディースチャレンジカップボーダー―――――――
22↑五反田 忍 17,679,000円☆(10/20~津、10/30~鳴門W)
23↓今井 美亜▼17,626,500円 (※チャレカF休み)
24 落合 直子▼17,470,670円
25 中村 桃佳 17,347,000円☆(10/24~三国W)
26 藤崎小百合▼17,247,500円
27 水口 由紀 16,744,000円☆(10/24~三国W)
28 宇野 弥生 16,198,500円☆(10/24~三国W)
29 金田 幸子 16,145,000円
30 津田 裕絵 16,101,170円 (10/30~唐津A)
(※☆は他場出場中。
 昨日より順位が上がった選手は↑、下がった選手は↓。
 ▼はF休み中、▽はF休み未消化)

 

※レディースチャレンジカップの出場枠は上位20人ですが、
 すでにF休み確定の選手がいるため、
 現在のボーダーは21位となっています。

 もし小野生奈選手がSGチャレンジカップ出場権を得た場合、

 ボーダーはもうひとつ下がって22位になります。

 


【F休み中の女子レーサー】
新田 有理 9/26~10/25
西村美智子 9/28~10/27
道上 千夏 9/30~10/29
田村 美和 10/2~10/31
佐藤 享子 10/2~10/31(L)
落合 直子▼10/9~11/7
藤崎小百合▼10/9~11/7
篠木亜衣花 10/9~11/7
竹野 未華 10/9~11/7
大豆生田蒼 10/9~11/7
油浦 ゆみ 9/19~11/17(F2、60日間)
池田 紫乃 10/25~11/22
渡邉真奈美 8/31~11/28(F2、90日間)
深尾 巴恵 10/13~12/11(F2、60日間)
赤井  睦 10/15~12/13(F2、60日間)
中谷 朋子▼10/24~12/22(F2、60日間)
孫崎 百世 10/25~12/22(F2、60日間)
今井 美亜▼9/25~12/23(F2、90日間)
富樫 麗加 8/31~2/26(F3、180日間)
村上 奈穂 10/2~2/28(F3、150日間)
(※▼は女子賞金ランキング30位以内)

 

【F休み未消化の女子レーサー】
實森 美祐 10/30~11/28
鳥居 智恵 11/5~12/4
垣内 清美 11/5~12/4
高田ひかる 11/5~12/4
寺島 美里 11/5~1/3(F2、60日間)
関野  文 11/5~12/4
高橋 淳美 11/11~12/10
角 ひとみ 11/11~2/8(F2、90日間)
福島 陽子 11/11~12/10
稲生 夏季 11/17~1/15(F2、60日間)
深見亜由美 11/17~1/15(F2、60日間)
中北  涼 11/17~12/16
西橋 奈未 11/17~12/16
香川 素子 11/21~12/20
島田なぎさ 11/21~12/20
若狭奈美子 11/23~1/21(F2、60日間)
(※★は今節常滑出場メンバー。赤字は今日のF)

 

【女子レース斡旋停止】
永井 聖美 7/29~1/28(6カ月間)

 

 

 

下関一般戦(10/20~24)は最終日。

 

津田裕絵選手が優勝戦に4号艇で登場するも、
5着に終わってデビュー初Vはなりませんでした。

 

(津田裕絵選手。写真は8/5芦屋)

 

津一般戦(10/20~26、23順延)は
4日目を終えて予選ラウンドが終了。

 

五反田忍選手が予選9位、
土屋千明選手が予選16位に入って
明日の準優に駒を進めています。

(五反田忍選手。写真は8/29平和島)

 

三国男女ダブル戦(10/24~29)が今日開幕。

 

竹井奈美選手、潮田浩子選手、安達美帆選手、
栢場優子選手、宇野弥生選手、小野生奈選手が
初日に1着を奪っています。

(小野生奈選手。写真は8/2芦屋)

 

児島一般戦(10/24~29)も今日スタート。

 

前田紗希選手、森下愛梨選手、田中博子選手の
女子レーサー3人が出場中です。

 

(田中博子選手。写真は10/10江戸川)

 

平和島SGボートレースダービー(10/24~29)も今日開幕。

 

女子4人が同走した2Rは、
長嶋万記選手がイン逃げで制して
SG通算4本目の1着を飾っています。

 

(長嶋万記選手。写真は8/28平和島)

 

各地の混合戦などで奮闘中の女子レーサーにも
ぜひご注目ください。