※今節は地元記者による更新を行なっています。
若松オールレディースは最終日。
いよいよ優勝戦を迎えました。
雨こそ降っていませんが、どんよりとした曇り空。
風向きは５日目と同じ。緩やかな向かい風です。
（最終日オープニングを制したのは森岡真希選手。
道上千夏選手のまくりに乗っての差し抜け。
これが待望の今節初勝利です）
（西岡育未選手は２Ｒをまくり（同体ツケマイ）勝ちで今節２勝目。
事故率が高い…と言いながら攻めのレースはお見事でした）
（調整にずっと手こずっていた中西裕子選手は３Ｒをイン逃げ。
こちらも今節初勝利です）
（４Ｒを逃げた地元の小池礼乃選手も待ちに待った初勝利。
３日目１号艇の時はピット離れで中谷朋子にインを奪われていました）
（岩崎芳美選手は最終日を意地の連勝ゴール！
これで通算９９９勝となりました。
次走多摩川オールレディースでいよいよ１０００勝が達成濃厚です）
（出口舞有子選手は７Ｒを差し抜けて今節初勝利。
レース後は常に大瀧明日香選手と反省会？を開いていました）
（最終日９Ｒも６号艇から１着奪取の中谷朋子選手。
最終日は２、１着とまとめました。
Ｆ２になっても、諦めないレースはすごいですね）
というわけで最終日のレース結果は、
１Ｒ ⑤森岡 真希 ５コースまくり差し
２Ｒ ②西岡 育未 ２コースまくり （３連単10110円）
３Ｒ ①中西 裕子 １コース逃げ
４Ｒ ①小池 礼乃 １コース逃げ
５Ｒ ④岩崎 芳美 ４コースまくり差し（３連単16360円）
６Ｒ ①今井 裕梨 １コース逃げ
７Ｒ ③出口舞有子 ３コース差し （３連単12690円）
８Ｒ ①佐々木裕美 １コース逃げ
９Ｒ ⑥中谷 朋子 ５コース抜き （３連単24260円）
10Ｒ ①角 ひとみ １コース逃げ
11Ｒ ①岩崎 芳美 １コース逃げ
優勝戦12Ｒ ②寺田 千恵 ２コース抜き
【今節上がりタイムベスト５】
１ 廣中智紗衣 1'49"3
１ 茶谷 桜 1'49"3
３ 大橋栄里佳 1'49"5
４ 川野 芽唯 1'49"6
４ 寺田 千恵 1'49"6
４ 今井 裕梨 1'49"6
【今節の部品交換状況】
小池 礼乃 ①ピストン２個・リング１本
本部めぐみ ②リング２本
佐々木裕美 ②リング２本
大瀧明日香 ②電気
茶谷 桜 ③リング３本
田村 美和 ③キャブレター
川野 芽唯 ③電気
佐々木裕美 ③リング１本
大橋栄里佳 ③電気
坂田 麻衣 ③キャリアボデー
佐々木裕美 ③リング１本
坂田 麻衣 ④リング１本
川野 芽唯 ④電気
安達 美帆 ④リング１本
安達 美帆 ⑤リング１本
道上 千夏 ⑤リング２本
香川 素子 ⑥リング１本
（※○内の数字はシリーズ○日目）
７Ｒ発売中に公開インタビューが行われました。
①川野芽唯選手
②寺田千恵選手
③大瀧明日香選手
④松本晶恵選手
⑤香川素子選手
⑥五反田忍選手
優勝戦のメンバーです。
【優勝戦12Ｒ出走表】
①川野 芽唯（優出34回、優勝８回、若松Ｖ２）
②寺田 千恵（優出269回、優勝62回、若松Ｖ５）
③大瀧明日香（優出83回、優勝５回）
④松本 晶恵（優出62回、優勝９回）
⑤香川 素子（優出89回、優勝13回）
⑥五反田 忍（優出57回、優勝10回、若松Ｖ２）
足に不安を抱えたまま最終日を迎えた川野芽唯選手。
ペラ調整に余念がありませんでした。
優出メンバーで一番ゆったりしていたのが寺田千恵選手。
足にも余裕があるのでしょう。
大瀧明日香選手はいつも通り。
レース後の後輩にもアドバイスしていました。
意外にもこれが若松初優出の松本晶恵選手です。
最終日もレースギリギリまでペラ調整をやっていました。
松本晶恵選手と話し込んでいる香川素子選手。
五反田忍選手も寺田千恵選手と何やら話していました。
そして迎えた優勝戦。
ピット離れはほぼ互角。
進入に動きはなく、枠なりの３対３。
スリット。２コース②寺田選手がトップＳ。
１周１マークの攻防。
逃げる①川野選手を②寺田選手が差して追走。
１周バックストレッチ。①川野選手が１艇身リードです。
１周２マークの手前。
②寺田選手が切り返して①川野選手と接触。
１周２マークの攻防。
①川野②寺田選手が飛んで⑤香川選手が差します。
２周１マーク。伸びた②寺田選手が先取り。
そのまま②寺田選手がリードします。
２周２マークの攻防。
②寺田選手を①川野選手が差しますが、
出口でボートが浮いて逆転ならず。
３周１マークの攻防。
まだ①川野選手は諦めていません。
３周２マークの攻防。
①川野選手の追い上げは最後まで届かず。
優勝戦の結果です。
【優勝戦12Ｒ結果】
１着 ②寺田 千恵 ２コース ST.10
２着 ①川野 芽唯 １コース ST.13
３着 ⑤香川 素子 ５コース ST.14
４着 ③大瀧明日香 ３コース ST.12
５着 ④松本 晶恵 ４コース ST.12
６着 ⑥五反田 忍 ６コース ST.18
決まり手＝抜き
２連単②① 600円（２番人気）
３連単②①⑤ 3210円（11番人気）
全コーナー、そして直線も写真が必要なほど、
白熱したレースになりました。
１周１マークは逃げた①川野選手が先行。
１周２マークで①川野②寺田選手が競り合い⑤香川選手が先頭へ。
２周ホームでは舵を内に切った②寺田選手がグイグイ伸びます。
２周１マークは②寺田選手が先マイに成功。
２周２マークで①川野選手が執念の差しで②寺田選手に並びかけますが、
ターンの出口でボートが浮いて後退。
②寺田選手が最後までギリギリリードを保って優勝…という展開でした。
寺田千恵選手のウイニングラン中には、
若松名物の花火が。
表彰式でも、喜びを爆発させていました。
寺田千恵選手は今年３回目、若松では６回目、通算63回目の優勝。
「同級生が応援に来てくれていたし、どうしても優勝したかった」
と優勝戦を振り返りました。
結婚して岡山に移住しましたが、
子供時代、そして結婚するまで住んでいた若松は地元も同然。
その気合がレースにも表れていましたね。
寺田千恵選手、優勝おめでとうございます。
悔しい準優勝になってしまった川野芽唯選手。
しかし、この悔しさがきっとバネになって、さらに成長するはず。
優勝戦はペラ調整にも正解が出ていたのでしょう、
寺田千恵選手にも足負けはしていませんでした。
２周１マーク以降の追い上げもお見事で、
ファンは若松で特に強い川野芽唯選手を再認識したレースになったと思います。
【'17 女子賞金ランキング】 （9/19現在）
１ 小野 生奈 31,899,000円（今年２Ｖ）
２ 長嶋 万記 29,686,500円（今年７Ｖ）
３ 遠藤 エミ 27,894,500円（今年３Ｖ）
４ 松本 晶恵 24,663,000円
５ 寺田 千恵 23,831,400円（今年３Ｖ）
６ 山川美由紀 23,813,500円（今年３Ｖ）
７ 細川 裕子 23,109,000円（今年２Ｖ）
８ 川野 芽唯 21,436,840円（今年１Ｖ）
９ 平高 奈菜 21,380,900円（今年１Ｖ）
10 中谷 朋子 21,095,900円（今年２Ｖ）
11 海野ゆかり 20,743,500円（今年３Ｖ）
12 樋口由加里 19,786,900円
ーーークイーンズクライマックスボーダーーー
13 田口 節子 19,730,200円（今年３Ｖ）
14 日高 逸子 18,730,400円
15 三浦 永理 18,432,340円
16 谷川 里江 17,613,200円（今年１Ｖ）
17 竹井 奈美 17,372,000円
18 山下 友貴 17,341,900円（今年１Ｖ）
19 大瀧明日香 17,234,000円（今年１Ｖ）
20 岸 恵子 16,948,500円
ーーーレディースチャレンジカップボーダーーー
21 今井 美亜 16,814,500円
22 落合 直子 15,920,670円
23 藤崎小百合 15,685,500円（今年１Ｖ）
24 守屋 美穂 15,578,000円（今年１Ｖ）
25 五反田 忍 15,440,000円（今年２Ｖ）
26 中村 桃佳 15,208,000円（今年１Ｖ）
27 宇野 弥生 15,179,500円
28 水口 由紀 14,980,000円（今年１Ｖ）
29 堀之内紀代子14,501,340円
30 角 ひとみ 14,070,000円
寺田千恵選手は200万円以上を加算して、
開催前の７位から５位と順位を上げました。
川野芽唯選手も同じく10位から８位へと順位を上げています。
他の優出メンバーも松本晶恵選手は１人抜き、
大瀧明日香選手は２人抜き、五反田忍選手は４人抜きで順位アップ。
表に名前がない香川素子選手は34位です。