徳山オールレディース
いよいよシリーズ最終日を迎えました。



(周南市出身の現代美術作家・渡辺おさむさんが手掛けた
 徳山オールレディースオリジナルティアラ。
 スイーツデコアートというらしいです)



今日のレース結果は、


1R ①片岡 恵里 1コース逃げ
2R ①今井 美亜 1コース逃げ
3R ①長嶋 万記 1コース逃げ
4R ①大瀧明日香 1コース逃げ
5R ②鈴木 成美 2コースまくり
6R ①安達 美帆 1コース逃げ
7R ①渋田 治代 1コース逃げ
8R ①加藤  綾 1コース抜き
9R ①倉田 郁美 2コースまくり
選抜戦10R ①谷川 里江 1コース逃げ
選抜戦11R ①海野ゆかり 1コース逃げ
優勝戦12R ①中里 優子 1コース逃げ



【今節の部品交換状況】

谷川 里江 ②ピストン1個
登 みつよ ③ピストン1個
笠野友紀恵 ④新プロペラ
金田 幸子 ③ピストン1個
木村沙友希 ④電気一式
清水さくら ③電気一式、④電気一式
(※○内の数字はシリーズ○日目。青地は準優組)







(角ひとみ選手)


("私らしく"勝負駆けを戦い抜いた渡辺千草選手)


レディースチャンピオンの選考期間は残りあと9日間


各選手が続々と選考期間内の出走を終え、
勝率が確定し始めました。


今日終了時点でのボーダー付近は以下のとおり。


49 福島 陽子 5.48
50 水野 望美 5.41
51 五反田 忍 5.38 (次節5/24~唐津)
52 角 ひとみ 5.36★(次節5/29~江戸川)
――――――ボーダーライン――――――
53 渡辺 千草 5.36★
54 鵜飼菜穂子 5.30
55↑松瀬 弘美 5.27 (丸亀出場中)
56↓倉田 郁美 5.26★
57↑西村美智子 5.21 (丸亀出場中)
58↓櫻本あゆみ 5.20 (宮島出場中)
(※★は徳山出場メンバー。順位は@cafe独自集計です。
 昨日より順位が上がった選手は↑、下がった選手は↓)


角ひとみ選手2・2・2・5・3・2・2・2・2・⑤・3・3着
白星こそなかったものの2着7本をマークする活躍。


見事な勝負駆けの戦いを見せ、
選考勝率は今節開始前の5.31から5.36まで上がりました。


このあとまだ江戸川一般戦(5/29~6/1)が残っており、
ラスト3日間で最後の勝負駆けに臨みます。


渡辺千草選手3・4・4・3・3・3・2・1・⑤・2・2着
持ち味を存分に発揮する一節に。


選考勝率を今節開始前の5.31から5.36まで上げ、
選考期間内の出走を終えました。


まだ相手待ちの状況ですが、
歴代最多を更新する王座29回目の出場へ可能性が広がってきました。


渡辺選手の次節は津男女ダブル戦(6/7~12)。


現在デビュー通算898勝となっており、
900勝達成なるかも注目です。









というわけで話題は優勝戦へ。


まずは優出メンバーの今日の様子を写真で。




記念すべき初優出の日を迎えた⑥伊藤玲奈選手。



優出メンバーで動きを見せたのが③永井聖美選手。
朝から本体整備している姿が。



徳山オールレディース3年連続優出の④中谷朋子選手。
一昨年は4着、昨年は2着、今年こそ。



スポーツ総合雑誌「Number」のウェアが
最近トレードマークになってきた①中里優子選手。
優勝戦1号艇でナンバー1を目指します。



レナの07番を背負う⑥伊藤玲奈選手。



88期を背負う⑤細川裕子選手。



銀河系の誇りを背負う②田口節子選手。



ストレッチで身体をほぐす⑥伊藤玲奈選手。



オールレディース優出は歴代2位の14回目
1位の寺田千恵選手(16優出)まで
2つ差に迫った④中谷朋子選手。



無念の途中帰郷となった佐々木裕美選手のぶんも。
同期の思いを背負って戦う②田口節子選手。



優勝戦の準備を整え、
展示控室へと向かう⑤細川裕子選手。



23歳8カ月でのオールレディース優出で
歴代2位の年少記録となった⑥伊藤玲奈選手。
1位は渡邉優美選手の22歳3カ月、
3位は今井美亜選手の23歳9カ月です。



ケガの影響で今年まだ5節目の③永井聖美選手ですが、
もう女子賞金ランク97位まで上がってきています。



舟足も軽快、足取りも軽快に、
係留ピットへの桟橋を下る①中里優子選手。








というわけで迎えた優勝戦の時間。


【優勝戦12R出走表】
①中里 優子 (優出65回目、優勝4回)
②田口 節子 (優出139回目、優勝46回、徳山1V)
③永井 聖美 (優出101回目、優勝19回、徳山1V)
④中谷 朋子 (優出88回目、優勝12回)
⑤細川 裕子 (優出40回目、優勝6回)
⑥伊藤 玲奈 (デビュー初優出)



コンディションは追い風2m、波高3cm、
気温24℃、天候:晴れ。


雲ひとつない青空のもとでレースが始まりました。



進入はすんなりと枠なりの3対3。


STは内からコンマ12、20、15/19、26、24
インの①中里選手がトップスタートを決めました。



1マークは①中里選手が先マイし、
②田口選手が差しを狙う展開に。


一騎打ちの勝負となりました。



バック直線で舳先をねじ込もうとする②田口選手。


しかしパワーに勝る①中里選手がねじ伏せ、
1艇身、2艇身とリードを広げていく形に。



①中里選手が2マークを先取りして勝負あり。


近況イン8連勝中の力を見せつけ、
Vゴールを駆け抜けました。



【優勝戦12R結果】
1着 ①中里 優子 1コース ST.12
2着 ②田口 節子 2コース ST.20
3着 ⑤細川 裕子 5コース ST.26
4着 ④中谷 朋子 4コース ST.19
5着 ③永井 聖美 3コース ST.15
6着 ⑥伊藤 玲奈 6コース ST.24
決まり手=逃げ
2連単①② 210円(1番人気)
3連単①②⑤ 1330円(3番人気)




中里選手の勝ちタイムは1分50秒5
断トツの今日一番時計をマーク。
(※二番時計は9R倉田選手の1分51秒4)


節間でも三番時計という好タイムでした。


【今節上がりタイムベスト5】

1 細川 裕子 1:50.0 (初日2R)
2 細川 裕子 1:50.1 (3日目2R)
3 中里 優子 1:50.5 (最終日12R優勝戦)
3 細川 裕子 1:50.5 (5日目4R)
5 中里 優子 1:50.6 (5日目12R準優)
5 長嶋 万記 1:50.6 (3日目10R)








②田口選手は十八番の2コース差しを見せるも、
惜しくもあと一歩届かず2着。


前節の若松オールレディースに続く
2節連続Vはなりませんでした。


次節は児島男女ダブル戦(6/4~9)に登場。
近況3節連続優出の好リズムで地元戦に臨みます。




⑤細川選手は5コースからスタートで遅れて勝機を逸するも、
道中でものスゴいターンを連発して怒涛の追い上げを披露。


3着に食い込んで連絡みを果たしました。


女子賞金ランク11位の細川選手にとっては、
貴重な3着賞金40万円の上積みとなっています。


次節は福岡ヴィーナスシリーズ(6/2~7)に登場です。




④中谷選手は今日も展示トップタイムを出して
2日目から展示一番時計9連発とするも、


4コースから差す展開となって4着に終わり、
最後の最後でオール3連対がストップ。


それでも当地オールレディース3年連続優出を果たし、
またも徳山巧者ぶりを見せてくれた一節でした。


次節は児島男女ダブル戦(6/4~9)に登場です。




③永井選手は準優の再現ならず、
3コースから5着という結果に。


次節は児島男女ダブル戦(6/4~9)に登場。
過去2Vの実績がある好相性水面だけに楽しみなところです。




デビュー初優出の⑥伊藤選手は6コースから6着。
一発逆転のレディースチャンピオン優先出場権とはなりませんでした。


しかし今節が大きな飛躍の
きっかけとなることは間違いないでしょう。


次節は福岡ヴィーナスシリーズ(6/2~7)に参戦。
最高のリズムで地元戦に臨みます。








そして勝った①中里選手は、これが通算5回目の優勝。


【中里優子選手 優勝歴】
05年6月 戸田女子リーグ
12年12月 多摩川男女ダブル戦
13年9月 住之江オール女子戦
16年2月 江戸川オールレディース
16年5月 徳山オールレディース


年間2Vは自身初となりました。



徳山はこれまで優出ゼロの水面でしたが、
当地初優出初Vで相性の悪さを一気に払拭。


1・1・1・4・1・1・1・3・2・①・①着
節間8勝をマークするピンラッシュでした。


特に光ったのがスタートで、
11走でトップスタート7本という抜群のキレ味。


平均STコンマ11、平均ST順位1.73は
いずれもナンバーワンでした。


【今節平均STベスト5】
1 中里 優子 ST.11 ST順1.73
2 鈴木 成美 ST.12 ST順2.27
3 糸數 由里 ST.13 ST順2.22

4 海野ゆかり ST.14 ST順3.00
5 田口 節子 ST.15 ST順2.18



今節手にしたモーター43号機は、
前々節のGWレースで佐々木英樹選手が
優出2着に入った注目機でしたが、


そのパワーを存分に引き出し、
なおかつ日々パワーアップさせていく手腕は圧巻。


上がりタイムを見ると、
予選での自身最速は1分51秒2でしたが、
準優で1分50秒6、優勝戦で1分50秒5
次々に自己ベストを更新。


他の選手たちに付け入る隙を与えず、
頂点まで駆け上がりました。


(徳山オールレディースティアラを戴冠)


これで優勝賞金100万円を上積みし、
女子賞金ランクは前日20位から15位へ浮上。


12位の選手まで約51万円差に迫り、
一気にベスト12入りが射程圏に入ってきました。



今後の出場予定は、
津一般戦(5/28~6/2)
浜名湖男女ダブル戦(6/15~20)
宮島男女ダブル戦(6/26~7/1)


次節はレディースチャンピオン開催を控える津に参戦。
津はすでに4優出の実績がある水面ですが、
8月の決戦に向けて改めて手ごたえを掴んでおきたいところ。


浜名湖は5月にオールレディースで走ったばかりの水面、
宮島は前走(15年男女ダブル戦)で優出している水面です。



今年の中里選手はここまで10節走って準優出9回と
持ち前の安定感を発揮しつつ、
4優出2Vと爆発力も兼ね備えている印象。


今後さらに大きな仕事をやってのけそうな気配充分です。


昨年あと一歩で逃した
レディースチャンピオン優勝、
クイーンズクライマックス出場に向け、
これからますます目が離せない存在となるでしょう。



中里選手、おめでとうございました。






なお今節は全72Rでスタート無事故を達成。


オールレディースでは4月蒲郡以来で
4戦ぶりとなっています。





ではこれにて徳山オールレディース@cafeは終了。


GⅢオールレディースはこのあと一旦休みに入り、
次戦は8月13日からの宮島になります。


休み中の6・7月は、@cafeでは
どこかのヴィーナスシリーズに伺う予定。


次回の更新日は未定ですが、
6月21日からの大村、かもしれません。




【'16女子賞金ランキング】 (5/23現在)
1 遠藤 エミ 12,460,000円☆('15)
2 松本 晶恵 12,357,000円 ('15)
3 平山 智加 12,190,000円☆('12、'13、'14)
4 川野 芽唯▽11,962,680円 ('15)
5↑谷川 里江▽11,701,000円★('13)
6↓寺田 千恵▽11,626,000円☆('12、'13、'14、'15)
7 中谷 朋子 11,183,000円★('12)
8 渡邉 優美 10,905,000円
9 藤崎小百合 10,802,000円
10 長嶋 万記 10,596,000円★('13)
11↑細川 裕子 10,405,000円★
12↓魚谷 香織 10,271,000円☆
――――クイーンズクライマックスボーダー――――――
13 竹井 奈美 10,047,000円
14 佐々木裕美  9,847,000円
15↑中里 優子  9,759,680円★
16↓日高 逸子▽ 9,647,000円☆('12、'13、'14、'15)
17↓山川美由紀  9,604,500円 ('12、'13、'15)
18↓平田さやか  9,561,000円
19↓樋口由加里  9,316,680円
20↓山下 友貴  8,975,000円

26 小野 生奈  8,055,000円☆('14、'15)
31 平高 奈菜  7,163,000円☆('14、'15)
(※★は徳山出場メンバー。☆はオールスター出場メンバー。
 カッコ内はクイーンズクライマックス出場年。
 昨日より順位が上がった選手は↑、下がった選手は↓。
 ▼はF休み中、▽はF休み未消化)



【F休み中の女子レーサー】

中田 夕貴 5/12~6/10
土屋実沙希 3/15~6/12(F2、90日間)
西岡 育未 4/18~6/16(F2、60日間)
市村 沙樹 3/28~6/25(F2、90日間)
香川 素子 4/3~7/1 (F2、90日間)
犬童 千秋 5/12~7/10(F2、60日間)
坂田 麻衣 5/12~7/10(30日間+30日間)
黒澤めぐみ 4/28~7/26(F2、90日間)
水野 望美 5/18~6/16
高橋 悠花 5/18~6/16
鵜飼菜穂子 5/21~6/19
勝浦 真帆 5/21~6/19
倉持 莉々 5/23~6/21


【F休み未消化の女子レーサー】
海野ゆかり★5/24~6/22
片岡 恵里★5/24~6/22
加藤  綾★5/24~6/22
大橋 由珠★5/24~6/22
塩崎 桐加 5/27~6/25
若狭奈美子 5/28~7/26(30日間+30日間)
西舘 果里 5/28~6/26
寺田 千恵 5/30~6/28
松瀬 弘美 6/8~7/7
大橋栄里佳 6/8~7/7
森岡 真希 6/10~7/9
勝又  桜 6/10~7/9
日高 逸子 6/13~7/12
谷川 里江★6/13~7/12
高田ひかる 6/13~7/12
深見亜由美 6/13~7/12
廣中智紗衣 6/17~7/16
川野 芽唯 6/17~7/16
松尾 夏海 6/17~7/16
高田  綾 6/17~7/16
富樫 麗加 6/17~7/16
前原  哉 6/17~7/16
藤堂 里香 7/6~8/4


【女子戦斡旋停止中の女子レーサー】
平高 奈菜 3/12~6/11(女子戦復帰6/21~大村)
宇野 弥生 3/18~6/17(女子戦復帰6/21~大村)
三浦 永理 3/18~9/18
(※三浦選手は規定にはないものの事実上の女子戦斡旋停止)



なお常滑一般戦(5/20~23)は最終日。


女子6人で争われた8Rは、
鳥居智恵選手がイン逃げで制して今節2勝目。


宇野弥生選手も9Rでイン逃げを決め、
今節2勝目をマークして締めくくりました。



(宇野弥生選手。写真は10/3常滑)


宮島一般戦(5/20~25)は
予選最終日のシリーズ4日目を終え、


山下友貴選手が2・1・4・3・2・3・4着で
得点率8位に入って予選を突破。


明日は準優11Rに3号艇で登場します。



(山下友貴選手。写真は3/22蒲郡)


蒲郡一般戦(5/21~26)は3日目。


渡邉優美選手が得点率14位、
藤原菜希選手が得点率18位、
中澤宏奈選手が得点率23位につけ、
予選突破に向けて明日勝負駆けに臨みます。



(渡邉優美選手。写真は5/2若松)


平和島一般戦(5/22~27)は2日目。


西村歩選手が1・2・3着で
得点率6位につけています。



(西村歩選手。写真は4/3芦屋)


丸亀男女ダブル戦(5/22~27)も2日目。


レディースチャンピオン勝負駆け中の松瀬弘美選手
今日2連勝を飾るなど3・1・1着の活躍。


坂咲友理選手が1・2・1着で
得点率トップに立っています。



(坂咲友理選手。写真は4/22大村)


福岡一般戦(5/24~29)が明日開幕。


津田裕絵選手、坂本奈央選手、喜多須杏奈選手、
清埜翔子選手、小城千奈選手、前田紗希選手の
女子レーサー6人が登場します。



(喜多須杏奈選手。写真は8/24びわこ)


唐津一般戦(5/24~29)も明日スタート。


五反田忍選手、三松直美選手、野田祥子選手、
大澤真菜選手、矢野真梨菜選手、小池礼乃選手、
出口舞有子選手の女子7人が登場です。



(小池礼乃選手。写真は4/30若松)


そしていよいよ明日、尼崎で開幕する
SGボートレースオールスター(5/24~29)。


女子レーサーは7人が参戦します。


平高奈菜選手 5792票 2年連続3回目
平山智加選手 4934票 2年ぶり6回目
寺田千恵選手 4080票 6年連続12回目
日高逸子選手 3705票 14年連続17回目
遠藤エミ選手 3493票 初出場
小野生奈選手 2962票 3年連続3回目
魚谷香織選手 2882票 2年ぶり4回目


明日1Rでは女子得票数上位6人よる
"女子ドリーム戦"が行なわれるようです。


(平高奈菜選手、茅原悠紀選手。写真は11/25芦屋)


(平山智加選手、今村豊選手。写真は11/24芦屋)


(寺田千恵選手、瓜生正義選手。写真は11/24芦屋)


(日高逸子選手、瓜生正義選手。写真は11/29芦屋)


(遠藤エミ選手、桐生順平選手。写真は11/24芦屋)


(小野生奈選手、山崎智也選手。写真は11/24芦屋)


(魚谷香織選手、太田和美選手。写真は11/28芦屋)


各地の混合戦などで奮闘中の女子レーサーにも
ぜひご注目ください。