※今節は地元記者による更新を行なっています。
多摩川オールレディース（リップルカップ）はシリーズ５日目。
準優日を迎えました。
（12Ｒでまくり強襲を決めた鈴木成美選手）
今日のレース結果は、
１Ｒ ①池田 浩美 １コース逃げ
２Ｒ ③糸数 由里 ３コースまくり（３連単10170円）
３Ｒ ④篠木亜衣花 ４コースまくり（３連単16960円）
４Ｒ ①櫻本あゆみ １コース逃げ
５Ｒ ④栢場 優子 ４コースまくり
６Ｒ ①水野 望美 １コース逃げ
７Ｒ ④池田 浩美 ４コースまくり
８Ｒ ①中西 裕子 １コース逃げ
９Ｒ ①岸 恵子 １コース逃げ
準優10Ｒ ④新田 芳美 ４コース抜き（３連単19880円）
準優11Ｒ ①三浦 永理 １コース逃げ
準優12Ｒ ④鈴木 成美 ４コースまくり（３連単13330円）
なお、３Ｒで高田綾選手がフライング。
（高田綾選手）
全速攻めるレースが光っていた今節の
高田選手。２着３本と奮闘していましたが、
01のスリットオーバーとなってしまいました。
今日は台風の影響もあり、
バック側からの横風が強く吹くコンディション。
展示と本番で風が変わるレースもあり、
スタートが難しい１日となりました。
そんななか、連勝を決めたのが池田浩美選手。
序盤戦は苦戦が続いていましたが、
今日はインとカドで連勝！
ずっと乗れない状況でしたが、４日目から上昇の
兆しを見せていました。
実力はあるだけに、最終日の走りにも注目です。
また、６Ｒでは水野望美選手が今節初白星。
（中央：水野望美選手）
３号艇の中澤宏奈選手にまくられそうに
なりますが、インからクルリ回って押し切りに成功しました。
「４日目は冷静に走れなかったので、落ち着いて
回ろうと思ってました」。ようやく１着が取れ、
笑顔が出ました。
そして準優勝戦がスタート。
10Ｒは、
【準優10Ｒ出走表】
１、渡辺 千草（優勝２回）
２、谷川 里江（優勝40回、多摩川５Ｖ）
３、大瀧明日香（優勝３回）
４、新田 芳美（優勝16回）
５、水口 由紀（優勝５回）
６、片岡 恵里（優勝４回）
スロー３艇の踏み込みがやや甘く、
20前後のスタートタイミングに。
ダッシュ勢がスリットで飛び出す流れ。
カドから「今節初めて全速でスタートが行けました」
とコメントの新田芳美選手が12のタイミングから
まくりに出る。谷川選手が伸び返し、
抵抗を見せますが、振り切って全速旋回。
ところが、新田選手の動きに乗った水口選手が
全速まくり差しを入れてバック先頭に踊り出ます。
２Mでは水口選手が先マイに成功。
２番手ターンの新田選手が、鋭い差しを
入れて再逆転に成功。
この結果、新田芳美選手が１着。
（新田芳美選手）
（水口由紀選手）
バックで一旦先頭に立った水口由紀選手は２着。
３月の丸亀オールレディースでのケガで、
約１ヶ月欠場していましたが、休み明け３節目
で見事優出に成功しました。
一方、１号艇で人気を集めた地元の
渡辺選手は隊形的に苦しくなり６着。
（左：渡辺千草選手）
節イチの伸びを誇っていた谷川選手は、
１Mまでに伸び返して、新田選手に抵抗を
こころみましたが、振り切られて５着。
（谷川里江選手）
課題だった乗り心地が「良くなってた」
だけに、残念な結果となりました。
（大瀧明日香選手）
外にまくられた大瀧選手は１Mうまく差しに
回りましたが、及ばす３着でした。
（左：片岡恵里選手、右：谷川里江選手）
50％エンジンの片岡選手は課題の乗り心地
に苦労が続き、４着に終わりました。
続いて11Rは、
【準優11Ｒ出走表】
１、三浦 永理（優勝26回）
２、細川 裕子（優勝５回）
３、樋口由加里（優勝２回）
４、若山 美穂（優勝11回、多摩川２Ｖ）
５、松村 昌子（優勝３回）
６、松瀬 弘美（優勝２回）
１号艇で断然の人気を集めていた三浦永理選手が、
インから11のトップスタートを決めて、逃げ快勝。
今節は準優勝戦を含めて８戦中トップ５戦で
トップスタート。スタートの安定感が抜群です。
（三浦永理選手）
「調整が合えば全部が良くて上位級です」
と、自信の仕上がり。
ただ、優勝戦の最高気温は30度の予想。
「ペラは大きくやらないとダメそうですね。
それでどうなるか…」。
優勝戦は１号艇で登場。多摩川初優勝を賭けた
一戦になりますが、万全の態勢で臨めるかが、
勝利のカギとなりそうです。
２着は２コースから差した細川裕子選手がそのまま追走する形に。
（左：細川裕子選手）
「出足は上位」と胸を張る細川選手。
三浦選手が「展示で細川さんに出られた」
とコメント。仕上がりは優勝戦メンバーの
中でもトップクラスになっています。
不安材料はひとつ。
「スタートは修正が利かないくらい分かってません」。
直前のスタート展示で、修正が利かないくらいの
タイミングだと、本番は苦しくなるかもしれません。
（樋口由加里選手）
１Ｍで全速握った樋口選手は外に流れて
しまい、３着で終わりました。
（若山美穂選手）
２日目までは１・１・２着と序盤戦を盛り上げた
若山選手は５着。
（松村昌子選手）
「最近の中では一番ターン回りがいい」
松村選手でしたが、６着に終わりました。
そして最後の12Ｒ。
【準優12Ｒ出走表】
１、金田 幸子（優勝12回、多摩川３Ｖ）
２、永井 聖美（優勝17回、多摩川２Ｖ）
３、茶谷 桜
４、鈴木 成美（優勝１回）
５、土屋 千明
６、平田さやか
予選トップ通過の金田幸子選手に期待が集まった一戦。
三浦選手同様に、今節はスタートのキレが抜群。
予選６戦中４戦でトップスタートを切っていましたが、
肝心の準優勝戦はタイミング21。
３コースの茶谷選手が大きくヘコんだ影響もあり、
４コースカドから鈴木選手が攻める１Ｍに。
金田選手は１Ｍまでに追いつきますが、
この抵抗を振り切って鈴木選手が豪快にまくり切り、
１着でゴール。
（鈴木成美選手）
鈴木選手は多摩川２回目の優出を決めました。
「三浦さん、松瀬さんのアドバイスで
３日目から乗り心地が良くなりました」と。
思い切って握って行ける仕上がりになっているだけに、
優勝戦も強気に攻めて行くレースを見せてくれそうです。
金田選手が２番手で続きますが、
二周２Ｍで金田選手の艇がバウンド。
この隙を逃さず、永井選手が逆転。
２着で優出に成功しました。
（永井聖美選手）
地元から唯一優勝戦に進出した永井選手。
多摩川は２Ｖで好きな水面。
ここ一番での集中力に期待したいところ。
（金田幸子選手）
競り負けて３着の金田選手。64号機の
パワーでシリーズリーダーでしたが、
惜しくも優出はなりませんでした。
土屋選手は鈴木選手の外で、まくり差し
の展開はありましたが、入りきれず４着。
（茶谷桜選手）
茶谷選手は痛恨のスタート遅れで５着。
（平田さやか選手）
予選18位で準優勝戦に滑り込んだ
地元の平田選手は６着でした。
優勝戦のメンバーが決まりました。
【優勝戦12Ｒ出走表】
１、三浦 永理（優勝26回、多摩川３優出０Ｖ）
２、新田 芳美（優勝16回、多摩川６優出０Ｖ）
３、鈴木 成美（優勝１回、多摩川１優出０Ｖ）
４、細川 裕子（優勝５回、多摩川３優出０Ｖ）
５、永井 聖美（優勝17回、多摩川９優出２Ｖ）
６、水口 由紀（優勝５回、多摩川５優出０Ｖ）
ここまで売り上げも好調。
５日間終了時点で27億円を突破。
好メンバーがそろった優勝戦で、
さらに盛り上がりを見せそうです。
また、最終日は徳島の喜多須杏奈選手が
多摩川本場にイベントで登場します。
こちらのトークショーもぜひ注目してくさだい。
【2015年女子賞金ランキング】（５月12日現在）
1 平高 奈菜 13,610,000円
2 鎌倉 涼 13,406,000円
3 寺田 千恵 13,351,000円
4 遠藤 エミ 12,669,000円★
5 谷川 里江 11,961,000円★
6 山川美由紀 11,581,000円★（４日目病気のため帰郷）
7 金田 幸子 10,159,000円★
8 川野 芽唯 10,064,000円
9 松本 晶恵 10,052,000円
10 大瀧明日香 9,658,000円★
11 小野 生奈 9,580,000円
12 藤崎小百合 9,523,000円
13 宇野 弥生 9,427,000円
14 日高 逸子 9,350,000円
15 平山 智加 8,708,000円
16 竹井 奈美 8,411,000円
17 新田 芳美 8,358,000円★
18 向井 美鈴 8,321,000円
19 福島 陽子 7,989,000円
20 三浦 永理 7,982,000円★
（★は今節出場メンバー）