若松オールレディースはシリーズ最終日。

 


今日のレース結果は、

1R ③矢野真梨菜 3コース差し
2R ②藤田 美代 2コースまくり
3R ⑥西舘 果里 6コースまくり差し (3連単71800円)
4R ②渋田 治代 2コース差し
5R ②向井 美鈴 2コース差し
6R ①中里 優子 1コース逃げ
7R ②淺田千亜希 2コース差し
8R ①川野 芽唯 1コース逃げ
9R ①木村沙友希 1コース逃げ
選抜戦10R ①向井 美鈴 1コース逃げ
選抜戦11R ②藤崎小百合 2コース差し (3連単19820円)
優勝戦12R ④寺田 千恵 4コース抜き (3連単45520円)


なお8Rで柳澤千春選手と加藤奈月選手がフライング

柳澤選手のFは12年6月の
江戸川オール女子戦以来で約2年11カ月ぶり

加藤選手のFは11年8月の
大村オール女子戦以来で約3年9カ月ぶりです。



 
(3R終了直後。⑥西舘果里選手)

3Rでは東京113期の西舘果里選手が魅せました。

6コースから鮮やかなまくり差しを決め、
3連単7万1800円の高配当に。

昨年10月の多摩川戦で水神祭を飾って以来となる
デビュー2勝目をマークしました。

 
(3R終了後。左:西舘果里選手、右:長嶋万記選手)

今節は東京支部からの参戦が西舘選手の1人だけ。

そのため埼玉の中里選手や、静岡の長嶋選手らが、
連日アドバイスを送っているシーンをよく見かけました。

この3Rでは西舘選手が1着を奪って
ピットに揚がってくると、
長嶋選手が真っ先に駆け寄って祝福している姿が。

一節間お世話になった先輩に
最高の恩返しとなったのではないでしょうか。

西舘選手の次節は20日からの
宮島オールレディースになる予定です。



 
(向井美鈴選手)

向井美鈴選手は5Rで2コース差し、
10R選抜戦でイン逃げを決めて最終日2連勝

今節3、4勝目となり、
デビュー通算700勝を達成しました。

99年5月のデビューから
約16年での到達となっています。

前期勝率6.36をマークし、
産休前の10年後期以来となる
10期ぶりのA1復帰が決まった向井選手。

現在女子賞金ランキング16位につけており、
今後ますます存在感を増してきそうです。

次節は14日からの尼崎オールレディースに登場です。



 
(左:藤崎小百合選手、右:塚脇奈美選手)

11Rの選抜戦は藤崎小百合選手
2コース差しを決めて快勝。

1着賞金26万円の貴重な上積みとなりました。

今節は惜しくも優出こそ逃したものの、
2・3・1・1・4・1・2・1・④・3・1着
節間5勝をマークする活躍。

今節開始前に14位だった女子賞金ランキングは、
今日終了時点で11位まで上がっています。

初のベスト12入りに向けて、
着実に一歩前進する一節に。

次節は14日からの尼崎オールレディースに登場です。



 
(左:山下友貴選手、右:太田雅美選手)

丸亀GⅠレディースチャンピオン
選考期間はあと24日間を残すのみ。

現在のボーダーライン付近を確認しておくと、

46、山下 友貴 5.26★(今節開始前5.23)
47、渡辺 千草 5.23
48、西村  歩 5.22
49、渡邉 優美 5.21
50、松瀬 弘美 5.19
51、古賀 千晶 5.17
52、福島 陽子 5.15
―――ボーダーライン―――
53、武藤 綾子 5.07★(今節開始前5.04)
54、茶谷  桜 5.07
55、森岡 真希 5.03★(今節開始前5.07)
56、五反田 忍 4.99
57、今井 裕梨 4.98
58、久保田美紀 4.96
59、犬童 千秋 4.95★(今節開始前4.93)
(※@cafe独自集計。★は今節出場選手)

山下選手、武藤選手、犬童選手は今節でアップ
森岡選手は今節でわずかにダウンとなりました。

山下選手は次節14日からの尼崎オールレディース
武藤選手は次節12日からの福岡一般戦に出場予定。

森岡選手は次節22日からの芦屋男女ダブル戦
選考期間内の最終節に。

犬童選手も次節14日からの尼崎オールレディース
選考期間内の最終節になる予定です。



 
(左:塚脇奈美選手、右:村上奈穂選手)

初1着を目指していた広島コンビ、
114期の塚脇奈美選手と115期の村上奈穂選手は、
残念ながら今節での水神祭はならず。

ともに次節は20日からの
宮島オールレディースに出場予定。

地元での水神祭に期待したいところです。





さて話題は優勝戦へ。

まずは今日の優出メンバーの様子から。

 
左から③平山智加選手、淺田千亜希選手、①平高奈菜選手

 
4R発売中にボートを水面に降ろし、
調整作業へ向かった②原田佑実選手


 
昨年10月丸亀ヴィーナスシリーズ以来の
優勝を目指す③平山智加選手


 
オールレディース4Vは歴代最多。
記録更新を狙う④寺田千恵選手


 
若松オールレディース2年連続優出は
⑤竹井奈美選手ただ一人


 
左から②原田佑実選手、⑥魚谷香織選手、⑤竹井奈美選手


 
約7カ月ぶりの優勝戦1号艇で
V獲りを目指す①平高奈菜選手


 
①平高選手の牙城を崩せるか、
左:③平山智加選手、右:②原田佑実選手


 
06年6月の若松一般戦以来、
約9年ぶりの当地Vを狙う④寺田千恵選手


 
外枠からV獲りを目指す地元福岡勢。
左:⑥魚谷香織選手、右:⑤竹井奈美選手


 
①平高奈菜選手は3R発売中に
ボートを水面に降ろして調整作業へ


 
通算2回目の優出で
デビュー初Vを狙う②原田佑実選手


 
意外にもまだオールレディースでは
優勝がない③平山智加選手


 
④寺田千恵選手は4R発売中に水面へ。
今日は7R発売中に優出インタビューがあったため、
多くの選手が早めにボートを水面に降ろして作業開始。


 
悲願のデビュー初Vに向けて、
13回目のチャレンジに臨む⑤竹井奈美選手






というわけで迎えた決戦の時間。

 

【優勝戦12R出走表】
1、平高 奈菜 (優出46回目、優勝10回、若松2V)
2、原田 佑実 (優出2回目)
3、平山 智加 (優出80回目、優勝14回)
4、寺田 千恵 (優出237回目、優勝52回、若松4V)
5、竹井 奈美 (優出13回目)
6、魚谷 香織 (優出50回目、優勝7回)


コンディションは追い風3m、波高3cm、
気温18℃、天候:晴れ。


優勝戦の売上は2億2951万6900円で、
1レースの売上としてGⅢオールレディース歴代2位

また今節の売上は31億8681万3300円に達し、
GⅢオールレディースでは8回目の30億オーバーで、
歴代5位の数字となりました。

【GⅢオールレディース 節間売上ベスト5】
1、40億2643万0800円 (15年3月、蒲郡)
2、34億0955万3400円 (14年5月、若松)
3、33億9377万1300円 (14年11月、住之江)
4、33億2228万3000円 (15年3月、丸亀)
5、31億8681万3300円 (15年5月、若松)

 

進入は枠なりの3対3。

スタートでまさかの波乱。

インの①平高選手コンマ22
大きく凹むスリット隊形に。

今節初日11Rでインからコンマ28、
3日目12Rでインからコンマ21と、
内寄りで遅れるケースが目に付いた平高選手。

優勝戦でも痛恨の立ち遅れとなりました。


それに対して2コースから
コンマ07を決めていた②原田選手
一気にまくって1マークを先マイ。

デビュー初Vの瞬間が訪れたかと思われました。

 
(12R、1周バック直線)

しかしその内懐には、
4コースから差した④寺田選手の姿が。

さらに外にはインから立て直した①平高選手
最内には6コースから差した⑥魚谷選手

大混戦となり、勝負は2マークへ。

 
(12R、1周2マーク)

内からコーナー先取りを狙う⑥魚谷選手に対し、

その背中を冷静に見つめる④寺田選手

 
(12R、1周2マーク)

寸分の狂いなく見事なタイミングで
ブイ際へズバッと差し込む④寺田選手

この一撃で勝負あり。

3連単④⑥②はGⅢオールレディース優勝戦の
歴代最高配当、4万5520円の大穴決着です。

 
(12R、1周2マーク)


【優勝戦12R結果】
1着 ④寺田 千恵 4コース ST.16
2着 ⑥魚谷 香織 6コース ST.15
3着 ②原田 佑実 2コース ST.07
4着 ①平高 奈菜 1コース ST.22
5着 ③平山 智加 3コース ST.07
6着 ⑤竹井 奈美 5コース ST.14
決まり手=抜き
2連単④⑥ 8150円(24番人気)
3連単④⑥② 45520円(89番人気)



⑥魚谷選手は6コースからV争いを賑わす
好レースを見せて2着という結果に。

優勝戦の展示タイムは6秒72で、
今節展示一番時計を連発していた①平高選手(6秒75)をも
上回るトップタイムをマーク。

昨日準優後に水面に戻って
試運転していた努力の成果が、
しっかり機力に表れていた印象でした。

ちなみに明日5月8日は夫の青木幸太郎選手の誕生日
優勝をプレゼントすることはできませんでしたが、
2着賞金65万円で盛大なお祝いをしてほしいところです。

次節は20日からの宮島オールレディースに登場。

来週はやまと学校での定期訓練の予定が入っているため、
再来週に再登場となります。

 
(12R終了直後。⑥魚谷香織選手)
 
(12R終了直後。⑥魚谷香織選手)



②原田選手は初Vまであと一歩に迫る3着
とにかく惜しかった、そのひと言です。

それにしても今節は、
1・1・1・2・3・4・4・2・①・③着の大活躍。

初日からの3連勝でダークホースに名乗りをあげ、
最後の最後までV争いを沸かせたその走りは、
今節のMVPといっても過言ではないでしょう。

次節は14日からの尼崎オールレディースに登場予定。
またV戦線を賑わしてほしいところです。

 
(12R終了直後。②原田佑実選手)
 
(12R終了直後。左から加藤選手、②原田選手、中村選手)



①平高選手は無念のイン戦4着
通算11回目の優勝はなりませんでした。

気を切り替えて次節は大一番、
16日から地元でのGⅠ丸亀周年です。

その翌節は大村SGボートレースオールスター
記念戦線で大暴れしてきてほしいところです。

 
(12R終了直後。①平高奈菜選手)
 
(12R終了直後。①平高奈菜選手)



③平山選手コンマ07の好スタートを決めるも、
3コースから展開を突き切れず5着

平山選手の優勝戦でのゼロ台スタートは、
13年のGⅡ三国MB大賞以来で21走ぶり

通算80優出で7回目の優勝戦ゼロ台でした。

このあとはGⅠ丸亀周年、GⅠ若松周年、
SGグラチャンと記念戦線に臨む平山選手。

どんな走りを見せてくれるのか楽しみです。

 
(12R終了直後。③平山智加選手)
 
(12R終了直後。左:柳澤千春選手、右:③平山智加選手)



⑤竹井選手は5コースから6着

④寺田選手にうまく攻め手を封じられ、
外をブン回したものの③平山選手に行く手を阻まれ、
デビュー初Vはなりませんでした。

次節は12日からの福岡一般戦に出場し、
その翌節はいよいよ大村での
ボートレースオールスターでSGデビュー。

さらにその翌節はGⅠ若松周年
再び当地に帰ってきます。

 
(12R終了直後。⑤竹井奈美選手)
 
(12R終了直後。⑤竹井奈美選手)






さて、勝った④寺田選手はウィニングランへ。

彩ったのは若松名物のビクトリー花火。

 

美しい閃光と、胸を打つ轟音で、
若松が生んだスターを盛大に祝福です。

 
(12R終了直後。④寺田千恵選手)

そしてピットに戻ってきた寺田選手は、
出迎えた選手たちの「おめでとぅ!」という祝福に、
「やった、やった!」と歓喜の声をあげて喜び満開。

今日はなかなか思うような仕上がりにならず
忙しく調整作業に走り回っていたこともあり、
「あんなにバタバタしてたのにねぇ!」と、
この結果に誰よりも驚いているようでした。

 
(12R終了直後。④寺田千恵選手)


寺田選手はこれが通算53回目の優勝。

【女子 通算優勝回数ベスト10】
1、山川美由紀 73勝
2、日高 逸子 71勝
3、鵜飼菜穂子 56勝
4、寺田 千恵 53勝
5、横西 奏恵 46勝
6、海野ゆかり 45勝
7、田口 節子 44勝
8、谷川 里江 40勝
9、淺田千亜希 37勝
10、角 ひとみ 28勝

今年は1月びわこオールレディース、
2月芦屋男女ダブル戦、
4月鳴門オールレディースin宮島に続き、
早くも4回目の優勝です。


若松での優勝は通算5回目

99年10月の女子リーグ、
00年5月のGWレース、
01年8月のお盆レース、
06年6月の一般戦に続く優勝で、

約9年ぶりの当地Vとなりました。

【寺田千恵選手 レース場別優勝回数】
桐生①、戸田①、江戸川①、多摩川①、
蒲郡①、常滑①、津④、
三国③、びわこ③、住之江③、尼崎③、
鳴門②、丸亀②、
児島④、宮島⑥、徳山①、下関②、
若松⑤、芦屋⑥、福岡②、大村①


 


GⅢオールレディース制覇は実に5回目

歴代最多記録をまたひとつ更新です。

【GⅢオールレディース優勝回数ベスト5】
1、寺田 千恵 5勝 (三国・津・びわこ・鳴門・若松)
2、鎌倉  涼 3勝 (蒲郡・浜名湖・戸田)
3、谷川 里江 2勝 (芦屋・大村)
3、海野ゆかり 2勝 (下関・多摩川)
3、岸  恵子 2勝 (福岡・鳴門)
3、田口 節子 2勝 (江戸川・若松)
3、三浦 永理 2勝 (徳山・尼崎)


オールレディースはこれまで10回走って
7優出5Vという圧倒的な成績。

なんと優勝率50%です。

【寺田千恵選手 オールレディース出場歴】
4月江戸川 (優出5着
5月若松 (準優敗退)
5月三国 (優勝
9月津 (優勝
12月桐生 (優出3着
1月びわこ (優勝
2月尼崎 (途中帰郷)
3月丸亀 (準優敗退)
4月宮島 (優勝
5月若松 (優勝


ちなみにここ最近のオールレディースは、
3月浜名湖で鎌倉涼選手
4月宮島で寺田千恵選手
4月戸田で鎌倉涼選手
5月若松で寺田千恵選手と、
2人で交互に優勝旗を持ち回りしている状態です。


 


今節の寺田選手は、2連対率28位の中堅モーターで、
1・2・2・4・2・2・2・3・1・②・①着

初日ドリーム戦でイン戦2着に敗れ、
3日目11Rでもイン戦2着に敗れるなど、
苦しい戦いが目立ったものの、

準優で気迫の逆転劇を見せて2着をもぎ取ると、
優勝戦ではきっちり展開をつく
さすがの走りを披露してくれました。


女子賞金ランキングは今節開始前で5位でしたが、
優勝賞金100万円を加算して3位まで浮上。

上位との差を一気に縮め、
1位平高選手が約1361万円、
2位鎌倉選手が約1341万円、
3位寺田選手が約1335万円で、

首位までわずか約26万円差まで迫りました。


 


寺田選手の今後の出場予定は、
尼崎GⅢオールレディース(5/14~19)
大村SGボートレースオールスター(5/26~31)
若松GⅠ全日本覇者決定戦(6/6~11)

次節尼崎はオールレディース
出場3戦連続Vがかかる一節に。

そして5年連続11回目の出場となる
SGボートレースオールスターを経て、

6月には再び若松に帰ってきます。


昨年5月~今年5月までの最近1年間で、
実に優勝8回というVラッシュ中の寺田選手。

今日は加藤峻二選手の引退という
衝撃的なニュースが艇界を駆け巡る一日でしたが、

女子レース界の至宝は、
これからもまだまだトップを走り続けてくれそうです。

寺田選手、おめでとうございました。

 




【'15 女子賞金ランキング】 (5/7現在)
平高 奈菜 13,610,000円(③)
鎌倉  涼 13,406,000円(②③)
3、寺田 千恵 13,351,000円(①②③)
4、遠藤 エミ 12,205,000円
5、谷川 里江 11,539,000円(②)
6、山川美由紀 11,226,000円(①②)
7、川野 芽唯 10,064,000円
松本 晶恵 9,675,000円
金田 幸子 9,609,000円(②)
10、小野 生奈 9,580,000円(③)
11藤崎小百合 9,523,000円
12宇野 弥生 9,427,000円(①)
13日高 逸子 9,350,000円(①②③)
14、大瀧明日香 9,147,000円
15、平山 智加 8,708,000円(①②③)
16、向井 美鈴 8,321,000円(①)
17、竹井 奈美 8,282,000円
18中里 優子 7,930,000円
19新田 芳美 7,837,000円
20、福島 陽子 7,646,000円
(※昨日より順位が上がった選手は↑、下がった選手は↓。
 カッコ内はクイーンズクライマックス出場歴。○は第○回大会)




ではこれにて若松オールレディース@cafeは終了。


なお津GWレース(5/2~7)は最終日。

1Rは1マークで4艇が巻き込まれる
激しいアクシデントとなり、
事故艇を回避して回った勝又桜選手が先頭でゴール。

思わぬ形でのデビュー初1着で水神祭を飾りました。


桐生GWレース(5/3~8)は5日目を迎え、
松本晶恵選手が準優9Rに3号艇で登場。

惜しくも3着で優出を逃しました。


下関GWレース(5/3~8)も5日目を迎え、
中谷朋子選手が準優11Rに3号艇で登場。

惜しくも4着に終わって優出はなりませんでした。


宮島一般戦(5/6~11)は2日目。

海野ゆかり選手が1・6・1着で
得点率4位につけています。


浜名湖一般戦(5/8~11)は明日開幕。
福島陽子選手、倉田郁美選手、池田明美選手らが登場です。

前検のモーター抽選では、
今日5月7日が誕生日白石佳江選手が、
2連対率トップの45号機を引き当てています。


各地の混合戦で奮闘中の女子レーサーにも
ぜひご注目ください。