浜名湖オールレディースはシリーズ最終日。
あいにくの雨模様の一日となりました。
今日のレース結果は、
１Ｒ ④土屋実沙希 ６コースまくり差し
２Ｒ ⑤松尾 夏海 ４コースまくり
３Ｒ ③池田 浩美 ３コースまくり差し
４Ｒ ①落合 直子 １コース逃げ
５Ｒ ①津田 裕絵 １コース逃げ
６Ｒ ①松瀬 弘美 １コース逃げ
７Ｒ ①木村沙友希 １コース逃げ
８Ｒ ②寺田 千恵 ２コースまくり
９Ｒ ①平田さやか １コース逃げ
選抜戦10Ｒ ②柳澤 千春 ２コース差し （３連単11910円）
選抜戦11Ｒ ①岸 恵子 １コース逃げ （３連単16430円）
優勝戦12Ｒ ②鎌倉 涼 ２コース差し （３連単25330円）
まずは今日の優出メンバーの
様子を写真で振り返ります。
外枠から優勝を狙う２人、
左：⑥森岡真希選手、右：⑤向井美鈴選手。
今日の④平山智加選手は、
ペラ調整室で作業する時間が長かった印象。
雨が降るなか午前中から精力的に
試運転を繰り返していた⑤向井美鈴選手。
４日目後半から３連勝と
勢いに乗る③金田幸子選手。
今期２コース成績は
１８戦４勝の②鎌倉涼選手。
７Ｒ発売中にボートを水面に降ろし、
調整作業を始めた⑥森岡真希選手。
左から清水選手、④平山選手、③金田選手。
意外にもまだ弥生３月に
優勝したことのない①宇野弥生選手。
約３年８カ月ぶりの浜名湖参戦で
優勝戦まで勝ち上がってきた⑥森岡真希選手。
①宇野弥生選手
というわけで迎えた優勝戦の時間。
【優勝戦１２Ｒ出走表】
１、宇野 弥生 （優出45回目、優勝９回）
２、鎌倉 涼 （優出54回目、優勝８回、浜名湖１Ｖ）
３、金田 幸子 （優出58回目、優勝11回、浜名湖１Ｖ）
４、平山 智加 （優出77回目、優勝14回）
５、向井 美鈴 （優出74回目、優勝８回、浜名湖１Ｖ）
６、森岡 真希 （優出22回目、優勝２回）
コンディションは向かい風１ｍ、波高０ｃｍ、
気温１３℃、天候：雨。
今節は強い風の吹く日が多かったものの、
最後の最後は波高０ｃｍのベタ水面。
決戦の舞台は整いました。
進入は①②③／④⑤⑥で枠なりの３対３。
スタートは内からコンマ09、09、06／20、20、17。
スロー３艇がゼロ台で先手を奪いました。
１マークは①宇野選手がインから先マイ。
しかしターンがやや外へ膨らむと、
②鎌倉選手が差し、
③金田選手がまくり差し、
④平山選手が二番差し、
⑤向井選手がまくり差しで次々と襲い掛かる展開に。
バック直線に出ると５艇が団子状態の大混戦。
わずかにリードを奪ったのは②鎌倉選手でした。
（１２Ｒ、１周２マーク。④平山選手、②鎌倉選手）
２マークは②鎌倉選手が先取り。
しかしややターンが流れると、
⑤向井選手が好旋回を見せて一気に浮上。
ホーム直線で②鎌倉選手と⑤向井選手が
ラップ状態で艇をぶつけ合う大激戦となりました。
（１２Ｒ、２周ホーム直線）
決着を迎えたのは２周１マーク。
②鎌倉選手が外からツケマイを敢行。
渾身の一撃で⑤向井選手に引導を渡し、
一気に５艇身以上のリードを奪う圧巻のターン。
浜名湖のベタ水面に鮮烈な航跡を描きました。
（１２Ｒ、２周２マーク）
【優勝戦１２Ｒ結果】
１着 ②鎌倉 涼 2コース ST.09
２着 ⑤向井 美鈴 5コース ST.20
３着 ③金田 幸子 3コース ST.06
４着 ④平山 智加 4コース ST.20
５着 ①宇野 弥生 1コース ST.09
６着 ⑥森岡 真希 6コース ST.17
決まり手＝差し
２連単②⑤ 5020円（14番人気）
３連単②⑤③ 25330円（56番人気）
各選手の優勝にかける意気込みが
真っ向からぶつかり合った好レースに。
激戦を演じた６選手に拍手を送りたいところです。
⑤向井選手は惜しくも２着に終わったものの、
２マークでのさばきは見事のひと言。
最後まで連を外すことなく、
２・２・３・３・２・１・２・２・②・②着で、
オール３連対の一節となりました。
今節開始前に６．４２だった今期勝率も、
今日終了時点で６．５６まで大幅アップ。
実に１０期ぶりとなるＡ１復帰へ
大きく前進しています。
次節は４月８日から徳山ヴィーナスシリーズに出場。
地元Ｖに期待が集まりそうです。
（１２Ｒ終了直後。⑤向井美鈴選手）
③金田選手は３着でゴール。
勝負どころでコンマ０６をぶち込み、
スタート巧者ぶりを見せつけました。
終わってみれば今節平均ＳＴコンマ１４は
ナンバーワンの成績でした。
【今節平均ＳＴベスト５】
１、金田 幸子 ST.14 ST順2.50
２、鈴木 成美 ST.14 ST順3.22
３、松瀬 弘美 ST.15 ST順1.44
４、土屋実沙希 ST.15 ST順2.50
５、森岡 真希 ST.15 ST順2.56
金田選手も次節は４月８日からの
徳山ヴィーナスシリーズに出場予定です。
（１２Ｒ終了直後。③金田幸子選手）
④平山選手は４着に終わるも、
道中接戦を大いに盛り上げる立役者に。
また今日のレースを無事故で終えたことで、
６月の宮島ＳＧグラチャン出場が
確実なものとなりました。
次節は４月２日からの
鳴門オールレディース（宮島開催）に出場予定です。
（１２Ｒ終了直後。左：④平山智加選手、右：①宇野弥生選手）
①宇野選手は残念ながらＶ獲りならず５着。
ピットに戻ってくると、悔しさを押し隠すように、
わざと口を尖らせて残念そうな表情を作りながら、
出迎えた選手たちに笑顔を見せていたのが印象的でした。
それでも４・３・１・１・１・１・１・１・①・⑤着と
自己ベストの７連勝をマークするなど、
記憶に残る一節となりました。
今期勝率も今節開始前の６．２９から、
６．４９まで大きく跳ね上がり、
５期連続Ａ１キープがはっきり見えてきました。
次節は４月８日からの徳山ヴィーナスシリーズに出場です。
（１２Ｒ終了直後。①宇野弥生選手）
⑥森岡選手は６コースから展開をつけず６着。
次節は４月１４日から平和島での
"ほぼ"オール女子戦に出場予定です。
（１２Ｒ終了直後。⑥森岡真希選手）
そして勝った②鎌倉選手は、
これが通算９回目、今年３回目の優勝。
【鎌倉涼選手 優勝歴】
11年６月 芦屋オール女子戦
12年８月 唐津オール女子戦
13年６月 芦屋男女ダブル戦
14年３月 多摩川オール女子戦
14年６月 浜名湖ヴィーナスシリーズ
14年11月 蒲郡ヴィーナスシリーズ
15年１月 尼崎男女ダブル戦
15年３月 蒲郡オールレディース
15年３月 浜名湖オールレディース
昨年の浜名湖ヴィーナスシリーズに続く
当地２節連続Ｖとなりました。
（１２Ｒ終了直後。②鎌倉涼選手）
今節は１・２・１・１・２・５・１・２・①・①着の活躍。
前検トップタイムを出したところから始まり、
とにかく快速ぶりが目立つ一節に。
今節の展示タイム順位は、
１、３、１、１、１、１、１、１、１、１で、
２日目から優勝戦まで８走連続の展示一番時計でした。
これで優勝賞金１００万円を上積みし、
女子賞金ランキング３位に浮上。
今年の獲得賞金は945万6000円に達し、
昨年の同時期（747万5000円）と比べると、
２００万円ほども早いペースを刻んでいます。
鎌倉選手の今後の出場予定は、
４月８日からの徳山ヴィーナスシリーズ、
４月２３日からの戸田オールレディース、
５月１日からの住之江ＧＷレース、
５月１６日からのＧⅠ丸亀周年、
５月２６日からの大村ＳＧボートレースオールスター、
６月６日からのＧⅠ若松周年。
来期に入るとＳＧ・ＧⅠ出場が目白押し。
このまま絶好調モードで記念戦線へ臨んでほしいところです。
鎌倉選手、おめでとうございました。
【'15 女子賞金ランキング】 （3/29現在）
１、平高 奈菜 9,989,000円（③）
２、遠藤 エミ 9,790,000円
３、鎌倉 涼 9,456,000円（②③）
４、谷川 里江 8,640,000円（②）
５、山川美由紀 8,630,000円（①②）
６、寺田 千恵 7,750,000円（①②③）
７、金田 幸子 7,513,000円（②）
８、日高 逸子 7,165,000円（①②③）
９、松本 晶恵 7,069,000円
10、宇野 弥生 6,927,000円（①）
11、川野 芽唯 6,818,000円
12、小野 生奈 6,411,000円（③）
（※カッコ内はクイーンズクライマックス出場歴。
○は第○回大会）
ではこれにて浜名湖オールレディース＠ｃａｆｅは終了。
２０１４年度の更新がすべて終了しました。
【１４年度 ＧⅢオールレディース 優勝者】
４月 下関 海野ゆかり（広島）
４月 江戸川 田口 節子（岡山）
５月 若松 田口 節子（岡山）
５月 徳山 三浦 永理（静岡）
５月 三国 寺田 千恵（岡山）
５月 宮島 中谷 朋子（兵庫）
８月 平和島 香川 素子（滋賀）
９月 多摩川 海野ゆかり（広島）
９月 福岡 岸 恵子（徳島）
９月 芦屋 谷川 里江（愛知）
９月 津 寺田 千恵（岡山）
10月 鳴門 岸 恵子（徳島）
10月 児島 永井 聖美（東京）
11月 住之江 高橋 淳美（大阪）
11月 戸田 大瀧明日香（愛知）
12月 桐生 長嶋 万記（静岡）
12月 唐津 櫻本あゆみ（群馬）
１月 常滑 新田 芳美（徳島）
１月 びわこ 寺田 千恵（岡山）
２月 大村 谷川 里江（愛知）
２月 尼崎 三浦 永理（静岡）
２月 蒲郡 鎌倉 涼（大阪）
３月 丸亀 山川美由紀（香川）
３月 浜名湖 鎌倉 涼（大阪）
来年度の更新はまだ未定ですが、
おそらく４月２日からの鳴門オールレディース（宮島開催）、
「ＧⅢ第３１回渦の女王決定戦」になると思います。