※本日は「朝版(決戦直前版)」と
 「最終版(ベスト12決定版)」の
 2回に分けてお送りします。




 朝版は↓下のほうにいってしまいましたので、


 先にそちらからどうぞ・・・。





というわけで最終版です。



今日のレース結果は、


1R ①海野ゆかり 1コース逃げ
2R ⑤池田 浩二 6コース抜き (3連単19640円)
3R ④吉田 拡郎 4コースまくり (3連単26360円)
4R ③徳増 秀樹 4コースまくり差し (3連単16870円)
5R ⑥永井 聖美 6コースまくり差し (3連単70610円)
6R ①赤岩 善生 1コース逃げ
7R ①吉田 拡郎 1コース逃げ
8R ①石野 貴之 1コース抜き
9R ③中谷 朋子 3コース差し
10R ①毒島  誠 1コース逃げ
優勝戦11R ①岸  恵子 1コース逃げ
優勝戦12R ①太田 和美 1コース逃げ




では、さっそく優勝戦の話題にいきましょう。


【優勝戦11R出走表】
1、岸  恵子 (優出47回目、優勝6回、女子賞金ランク12位)
2、向井 美鈴 (優出69回目、優勝8回、女子賞金ランク21位)
3、守屋 美穂 (優出27回目、優勝2回、女子賞金ランク15位)
4、鎌倉  涼 (優出47回目、優勝6回、女子賞金ランク6位)
5、平山 智加 (優出73回目、優勝14回、女子賞金ランク4位)
6、三浦 永理 (優出81回目、優勝24回、女子賞金ランク7位)



雨が降り続くなかで迎えた16時。
11R優勝戦の開始です。





コンディションは、左横風2m、波高2cm、
気温14℃、天候:雨。


ちょうど満潮に近い時間帯で、


1マークの向こう側から


下関特有のうねりが入ってきている状況でした。





進入は①②③/④⑤⑥で枠なりの3対3。


STは内から12、23、12/18、16、27


インからトップスタートを決めた①岸選手
1マークを先マイして逃走態勢に。


2コースから差した②向井選手は届かず、
3コースからまくり差しを狙った③守屋選手は流れ、


5コースからブイ際を差した⑤平山選手
2番手に上がってくる展開となりました。




(11R、1周2マーク)


バック直線で3艇身ほどのリードを奪った①岸選手
2マークを先取りして勝負あり。
盤石のイン逃げで快勝です。


そして焦点はベスト12争いの③守屋選手へ。


5着以内でゴールすれば当確という状況でしたが、
2周1マークでうねりに乗って大きく流れ、ヒヤリとする場面が。


ピット内で見守っていた寺田千恵選手らからも
悲鳴があがりました。


しかしなんとか持ち直して5着でゴール。
ギリギリセーフで逆転のベスト12切符獲得です。




(11R、2周2マーク)


【優勝戦11R結果】
1着 ①岸  恵子 1コース ST.12
2着 ⑤平山 智加 5コース ST.16
3着 ④鎌倉  涼 4コース ST.18
4着 ②向井 美鈴 2コース ST.23
5着 ③守屋 美穂 3コース ST.12
6着 ⑥三浦 永理 6コース ST.27
決まり手=逃げ
2連単①⑤ 750円(3番人気)
3連単①⑤④ 3200円(12番人気)


ではレース後のピットの様子は写真で。




見事な勝ちっぷりを見せ、
威風堂々とピットに帰還した①岸選手。




好スタートを決めるも、
惜しくも攻め切れなかった③守屋選手。




④鎌倉選手は鋭いまくり差しで
4コースから3着連絡み。




大一番を終え、軽やかな足取りで
モーター返納作業へ向かう③守屋選手。




川崎智幸選手(左)から言葉をかけられ、
飛びっきりの笑顔を見せていた③守屋選手。
右は吉田拡郎選手。




6コースからの勝利を狙って、


朝から精力的に試運転を繰り返していた⑥三浦選手。
6着に終わって悔しそうな表情。
左は大瀧明日香選手。




②向井選手は4着に終わり、
逆転のベスト12入りはならず。





惜しくもベスト12圏内から漏れた高橋淳美選手。
守屋選手との差はわずか2万8000円


結果的に今日の6着5着が響く格好に・・・。




④鎌倉選手は3着賞金135万円を上積みし、
女子賞金ランキング5位に浮上。




⑤平山選手は5コースから2着に食い込んで準V。
2着賞金200万円を上積みして女子賞金ランク首位へ。
ついに昨年の賞金女王がトップに立ち、
トライアル初日1号艇で登場です。




⑥三浦選手はモーター返納作業中も
ずっと悔しそうな表情を続けたまま。
年末にこの雪辱を目指してほしいところです。
右は坪井康晴選手。




松井繁選手(左)と談笑する高橋淳美選手。
惜しくもベスト12入りは逃しましたが、
年末はクイーンズクライマックス(賞金女王)シリーズ戦で、
主役を担ってほしいところです。





ともにクイーンズクライマックス(賞金女王)を
戦うことになった守屋美穂選手(左)と寺田千恵選手(右)。


このあと寺田選手から飛びっきりの笑顔でねぎらわれ、


それ以上の笑顔で返していた守屋選手でした。




地元下関で見事な活躍を見せ、
今節を盛り上げた功労者、②向井選手。
全力を出し切った後の笑顔が印象的でした。



というわけで今日終了時点での女子賞金ランキング
以下のとおりとなりました。


【'14女子賞金ランキング】 (11/30現在)
平山 智加 29,913,000円
水口 由紀 28,872,000円
岸  恵子 28,400,080円
平高 奈菜 28,327,000円
鎌倉  涼 28,180,000円
日高 逸子 28,167,000円
寺田 千恵 28,044,000円
三浦 永理 27,492,000円
永井 聖美 26,222,000円
10田口 節子 25,586,000円
11、海野ゆかり 24,861,000円
12小野 生奈 24,816,000円
13守屋 美穂 23,941,000円
――クイーンズクライマックスボーダー――
14高橋 淳美 23,913,000円
15中谷 朋子 22,753,000円
16松本 晶恵 22,753,000円
17谷川 里江 22,547,000円
18、大瀧明日香 22,193,000円
19、魚谷 香織 21,644,000円
20向井 美鈴 21,339,000円
21樋口由加里 21,133,000円
22、竹井 奈美 19,909,500円
23、遠藤 エミ 19,782,000円
24、香川 素子 19,008,000円
25、宇野 弥生 17,921,000円
(※昨日より順位が上がった選手は↑、下がった選手は↓)


これにより、12月28日から住之江で行なわれる
「GⅠ第3回クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)」
出場12メンバーが確定しました。


 日高 逸子 (3年連続3回目)
 寺田 千恵 (3年連続3回目)
 水口 由紀 (初出場)
 海野ゆかり (2年連続2回目)
 岸  恵子 (初出場)
 永井 聖美 (2年ぶり2回目)
 三浦 永理 (3年連続3回目)
 平山 智加 (3年連続3回目)
 平高 奈菜 (初出場)
 鎌倉  涼 (2年連続2回目)
 守屋 美穂 (2年連続2回目)
 小野 生奈 (初出場)


正式発表は明日12月1日になる予定です。


そして優勝した岸選手は、
12R終了後に表彰式のステージへ。




岸選手はこれが通算7回目の優勝。
今年4Vの優勝ラッシュです。


【岸恵子選手 優勝歴】
06年4月 桐生女子リーグ (4コースまくり差し)
06年9月 宮島女子リーグ (3コースまくり差し)
11年5月 戸田男女ダブル戦 (6コース抜き)
14年6月 蒲郡男女ダブル戦 (3コース差し)
14年9月 福岡オールレディース (1コース逃げ)
14年10月 鳴門オールレディースin宮島 (2コース差し)
14年11月 下関レディースチャレンジカップ (1コース逃げ)






真新しい優勝トロフィーを手にした岸選手。


GⅡレディースチャレンジカップの
初代覇者に名を刻みました。





今節の岸選手は5・2・1・1・5・1・①着


2連対率トップのモーターを手にすると、
2日目に3コースまくり
3日目に1コース逃げ
5日目に2コースまくり
最終日に1コース逃げと4勝をあげて頂点へ。


スロー4走はすべて1着でした。





これで岸選手は優勝賞金400万円を上積みし、
女子賞金ランキングは前日12位から
一気に3位までジャンプアップ。


初出場となるクイーンズクライマックス(賞金女王)は、
トライアル初日2号艇での登場となりそうです。






そして表彰式を終えた岸選手は、
掃海艇での優勝パレードを経てピットに帰還。





すると待っていたのは、




入れ替わりで掃海艇に乗って表彰式へ向かう
SGチャレンジカップ覇者・太田和美選手(左)。


太田選手から「きっしゃんのほうがエエ逃げやったな」
最大級の賛辞を贈られると、


「いやいや、私はうねりに助けられました」
謙遜していた岸選手。


優勝者2人でがっちり握手を交わし、
互いに祝福しているシーンが印象的でした。




今後の岸選手の出場予定は、
12月4日からの桐生オールレディース、
12月13日からの多摩川一般戦、


そして12月28日からの
住之江GⅠクイーンズクライマックス(賞金女王)。


一躍賞金女王候補に名乗りをあげた岸選手が、
今後ますます注目度増してきそうです。


岸選手、おめでとうございました。




そして守屋選手、おめでとうございました。



(写真は今節2日目。左は遠藤エミ選手)



ではこれにて下関レディースチャレンジカップ@cafeは終了。


次回の更新はすぐ4日後にやってきます。


12月4日からの桐生GⅢオールレディースです。


現時点での出場予定メンバー(支部別)は、


群馬 久保田、土屋千、今井裕、松本、小林、蜂須
埼玉 大塚、中里
東京 松堂、宮本、松村、橋谷田
静岡 池田明、長嶋、三浦、鈴木成
愛知 細川
三重 垣内、本部、鈴木祐
福井 
滋賀 水口、茶谷、白石
大阪 五反田、西村歩
兵庫 
徳島 新田、
香川 山川、柳澤、松尾夏
岡山 寺田、三松、堀之内、赤澤、守屋
広島 角、小杉、菅野、渡邉千
山口 片岡、佐々木
福岡 鳥居、東郷、渋田、矢野、真子、渡邉優
佐賀 
長崎 野田
(※赤字はA1級)


GⅡレディースチャレンジカップ出場組からは、
寺田千恵選手、水口由紀選手、岸恵子選手、
三浦永理選手、松本晶恵選手、守屋美穂選手の6人が
中2日で下関から桐生へ転戦。


師走の上州ナイター決戦もお見逃しなく。