福岡オールレディースは最終日を迎えました。

 

 


今日のレース結果は、

 

1R ①渡邊 博子 1コース逃げ
2R ③島田なぎさ 4コースまくり差し
3R ②渋田 治代 2コースまくり
4R ②滝川真由子 4コース差し
5R ①西村めぐみ 1コース逃げ
6R ④魚谷 香織 3コースまくり
7R ④永井 聖美 4コースまくり
8R ③大瀧明日香 3コースまくり差し
9R ④藤堂 里香 4コースまくり差し (3連単11370円)
10R ①渡邉 優美 1コース逃げ
11R ①魚谷 香織 1コース抜き
優勝戦12R ①岸  恵子 1コース逃げ


 



(左:中村照美選手、右:島田なぎさ選手)

 

2Rでは島田なぎさ選手が快勝。
4コースから鋭いまくり差しを決めました。

 

これが5月三国戦以来となる今期2勝目で、
デビュー通算では5勝目となっています。

 

今節は1着1本、2着2本と3回の連絡みをマーク。

 

今期2連対率16%、3連対率28%に上がり、
B1級キープに向けて前進する一節となっています。




(滝川真由子選手)

 

4Rは滝川真由子選手が4コースから勝利。
コンマ01の際どいスタートで差しを決めました。

 

ちなみに今節はフライングが1艇も出ず、
節間スタート無事故を達成。

 

GⅢオールレディースでは
5月宮島戦に続いて2回目です。

 

滝川選手はこれで今節4勝の活躍。

 

今節開始前に6.03だった今期勝率は、6.14まで上がり、
A1初昇格へ勝負駆けの状況となってきました。

 

このあとは9月津オールレディース、
10月児島オールレディースに出場予定。
注目を集める戦いとなりそうです。




(大瀧明日香選手)

 

8Rでは大瀧明日香選手が3コースまくり差し一閃。
これで今節7勝のピンラッシュとなりました。

 

女子賞金ランキングは今節開始前が25位でしたが、
一気に20位までランクアップ。

 

レディースチャレンジカップ出場権争いを
ヒートアップさせる存在となってきました。

 



(藤堂里香選手)

 

今日唯一の万舟は9R。
藤堂里香選手が4コースまくり差しを決め、
3連単1万1370円の高配当となりました。

 

藤堂選手は今日2着1着の活躍を見せ、
今期勝率が5.12までアップ。

 

自己ベストのペースで、
自身初の5点台が見えてきました。

 



(魚谷香織選手)

 

最終日2連勝をマークしたのは魚谷香織選手

 

昨日は準優3着で悔しい一日となりましたが、
気持ちを切り替えて連勝ゴールで締めくくりました。

 

11R特選戦の1着は、
22万2000円の貴重な上積みとなり、
女子賞金ランクは1つ上がって18位に。

 

下関レディースチャレンジカップへの道を
一歩一歩確実に切り拓いています。



 

さて、話題は優勝戦へ。

 

今日の優出メンバーの様子を写真で振り返ります。





(10R発売中、足合わせのあと意見交換する
 左:⑤鎌倉選手と右:②長嶋選手)






(一緒に優勝戦を走るのは4回目となる
 左:⑤鎌倉選手と右:⑥高橋選手)


(右:真子選手にアドバイス中の左:②長嶋選手)












(8R発売中、足合わせのあと意見交換する
 左:④小野選手と右:③新田選手)



 

というわけで迎えた決戦の時間。

 

 

今節の売上は5日目まで毎日3億円台でしたが、
今日は一気に増えて5億2054万1500円を記録。

 

昨日までより遥かに多い数のファンが
スタンドを埋めている様子が
対岸のピットからよく見えていました。

 

【優勝戦12R】
1、岸  恵子 (優出44回目、優勝4回)
2、長嶋 万記 (優出43回目、優勝10回)
3、新田 芳美 (優出88回目、優勝15回)
4、小野 生奈 (優出15回目、優勝1回)
5、鎌倉  涼 (優出44回目、優勝5回)
6、高橋 淳美 (優出129回目、優勝18回、福岡1V)

 

コンディションは左横風2m、波高2cm、
気温26℃、天候:くもり。

 

レースはまずピット離れで
②長嶋選手が出遅れる波乱。

 


しかし回り込んで2コースに入り、
枠なりの3対3で落ち着きました。

 


スタートは5艇がコンマ20台となり、
②長嶋選手がコンマ39と遅れる隊形に。

 

1マークは①岸選手が先マイし、
③新田選手がまくり差す展開となりました。

 


(12R、1周バック直線)

 

バック直線に出ると、
①岸選手が1艇身差で③新田選手を振り切って先頭へ。

 

福岡優勝戦では6節ぶりのイン逃げ決着。

 

①岸選手と③新田選手で
徳島うずしおレディースのワンツーとなりました。



(12R、1周2マーク)

 

【優勝戦12R結果】
1着 ①岸  恵子 1コース ST.25
2着 ③新田 芳美 3コース ST.26
3着 ⑤鎌倉  涼 5コース ST.24
4着 ②長嶋 万記 2コース ST.39
5着 ④小野 生奈 4コース ST.22
6着 ⑥高橋 淳美 6コース ST.27
決まり手=逃げ
2連単①③ 1060円(5番人気)
3連単①③⑤ 3550円(15番人気)


 

今節の岸選手は4・1・1・2・2・1・1・1・①・①着

 

初日ドリーム戦は4着に終わりましたが、
2日目からオール2連対の快走。
4日目からは怒涛の5連勝で頂点に立ちました。

 

近況の女子戦線は、
三国レディースチャンピオン(女子王座)で
70期の水口由紀選手が優勝し、

 

前節の多摩川オールレディースでは
71期トリオが優勝戦内枠を独占し、

 

そして今節は73期の岸選手が優勝と、
70期台前半世代の活躍が光ります。



(12R終了直後。①岸恵子選手)

 


③新田選手は鋭いまくり差しを見せるも2着。
昨年12月丸亀男女ダブル戦以来の優勝はなりませんでした。

 

今期勝率5.30と近況やや苦戦が続いていた新田選手ですが、
この活躍でリズムを取り戻し、
A2勝負駆けに臨んでほしいところです。

 

次節は17日からの津オールレディースに登場です。



(12R終了直後。③新田芳美選手)

 

⑤鎌倉選手は5コースから握って回って3着連絡み。

 

3着賞金35万円を上積みし、
女子賞金ランキングは前日8位から
2つ上がって6位となっています。

 

次節は16日から若松一般戦を走り、
その翌節はGⅠヤングダービーに参戦です。



(12R終了直後。⑤鎌倉涼選手)

 

②長嶋選手はスタート遅れが響いて悔しい4着に。
昨年10月蒲郡オール女子戦以来の優勝はなりませんでした。

 

それでも近況2節連続優出とリズムを上げ、
今期勝率は6.18までアップ。
A1勝負駆けに注目が集まりそうです。

 

次節は17日からの津オールレディースに登場します。



(12R終了直後。②長嶋万記選手)

 

④小野選手は得意のまくりには持ち込めず、
まくり差しを狙うも5着。

 

賞金27万円の上積みにとどまり、
女子賞金ランキング12位は変わっていません。

 

ベスト12入りに向けて気の抜けない戦いが続く小野選手。
次節は16日から若松一般戦を走り、
そのあとは宮島・児島とオールレディースに登場です。



(12R終了直後。④小野生奈選手)

 

⑥高橋選手はコース取りで動きは見せず、
6コースから勝負して6着。

 

6着賞金は24万円で、
女子賞金ランキングは15位に下がりました。

 

高橋選手の次節は注目の一戦。
16日から地元住之江での男女ダブル戦です。

 

もちろんV有力候補の一人となるだけに、
大きな上積みを狙いたいところです。



(12R終了直後。⑥高橋淳美選手)

 


そして勝った①岸選手は、
今年2回目、通算5回目の優勝。

 

【岸恵子選手 優勝歴】
06年4月 桐生女子リーグ (4コースまくり差し)
06年9月 宮島女子リーグ (3コースまくり差し)
11年5月 戸田男女ダブル戦 (6コース抜き)
14年6月 蒲郡男女ダブル戦 (3コース差し)
14年9月 福岡オールレディース (1コース逃げ)

 


これが自身4回目の優勝戦1号艇だった岸選手。
これまで3走は5・2・4着でしたが、
初めてイン逃げでの優勝を飾りました。

 

前々節の平和島オールレディースで、
優勝戦1号艇で4着に敗れたばかりとあって、
今日はかなりの重圧があったはずですが、
それを見事に振り払っての優勝。

 

しかも舞台はイン受難の福岡水面。
改めてイン巧者ぶりを印象付けるレースとなりました。

 


これで優勝賞金100万円を上積みし、
女子賞金ランキングは2つ上がって14位へ。

 

12位の小野選手との差は約86万円まで接近。
ベスト12入りを完全に射程圏に捕らえました。

 

【'14女子賞金ランキング】 (9/10現在)
1、水口 由紀 26,004,000円
2、田口 節子 25,586,000円
3、寺田 千恵 22,828,000円
4、海野ゆかり 22,020,000円
5、三浦 永理 21,327,000円
鎌倉  涼 20,748,000円
平山 智加 20,558,000円
平高 奈菜 20,458,000円
9、日高 逸子 20,290,000円
10、永井 聖美 19,859,000円
11、守屋 美穂 19,042,000円
12、小野 生奈 18,769,000円
――クイーンズクライマックスボーダー――
13、谷川 里江 18,400,000円
14岸  恵子 17,910,080円
15高橋 淳美 17,854,000円
16松本 晶恵 16,896,000円
17、遠藤 エミ 16,443,000円
18魚谷 香織 16,270,000円
19中谷 朋子 16,208,000円
20大瀧明日香 15,443,000円
――レディースチャレンジカップボーダー――
21向井 美鈴 15,300,000円
22、山川美由紀 15,173,000円
23、香川 素子 15,071,000円
24、竹井 奈美 15,000,500円
25、樋口由加里 14,995,000円
(※昨日より順位が上がった選手は↑、下がった選手は↓)

 


今後の岸選手は、21日からの多摩川一般戦、
30日からの宮島オールレディース、
10月9日からの児島オールレディースに出場予定。

 

賞金女王戦線のカギを握る存在となってきた岸選手が、
今後ますます注目度を増してくること間違いなしです。

 

岸選手、おめでとうございました。



(12R終了直後。①岸恵子選手)


 

ではこれにて福岡オールレディース@cafeは終了。

 

次回の更新予定は・・・明日です。

 

福岡県内を北東に約40km移動し、
芦屋でのGⅢオールレディースが始まります。

 

出場メンバー(支部別)は、

 

群馬 土屋千、松本
埼玉 中里
東京 小神野、渡辺千、宮本、平田、後藤
静岡 倉田、池田明、木村
愛知 鵜飼、谷川、細川
三重 
福井 加藤奈
滋賀 香川、白石、遠藤エ
大阪 
兵庫 中谷
徳島 西
香川 柳澤、西坂
岡山 福島、森岡、堀之内、若狭
広島 海野、渡邊千
山口 向井、佐々木
福岡 日高、井手、東郷、大山、武藤、藤崎、川野、高田綾
佐賀 
長崎 野田、仁科
(※赤字はA1級)


地元のエース・日高選手をはじめ、
女子賞金ランク13位の谷川選手、16位の松本選手、
17位の遠藤選手、19位の中谷選手、21位の向井選手など
賞金女王戦線で注目の選手が続々登場。

 

また平和島オールレディース覇者の香川選手、
びわこヴィーナスシリーズ覇者の川野選手、
多摩川オールレディース覇者の海野選手、
常滑一般戦優勝の藤崎選手と、

 

三国レディースチャンピオン(女子王座)後に
優勝を飾っている4人も勢ぞろいします。

 

モーニングレースでの開催となる芦屋オールレディース。
くれぐれも時間をお間違いなく。

 

福岡・芦屋・津と続く怒涛の3節18日連続開催は、
まだ3分の1が終わったばかり。

 

このあともたっぷりオールレディースをお楽しみください。