桐生女子リーグはシリーズ最終日。
今日のレース結果は、
１Ｒ ④廣中智紗衣 ４コース抜き
２Ｒ ③梶野 真未 ３コースまくり
３Ｒ ④市村 沙樹 ４コースまくり
４Ｒ ⑤樋口由加里 ４コースまくり
５Ｒ ①今井 裕梨 １コース逃げ
６Ｒ ①細川 裕子 １コース逃げ
７Ｒ ⑤高石 梨菜 ５コース恵まれ
８Ｒ ①遠藤 エミ １コース逃げ
９Ｒ ③佐々木裕美 ３コースまくり
10Ｒ ①宇野 弥生 １コース逃げ
11Ｒ ①樋口由加里 １コース逃げ
優勝戦12Ｒ ①浜田亜理沙 １コース逃げ （３連単11060円）
序盤カードは東京支部の独壇場に。
１Ｒで廣中智紗衣選手、２Ｒで梶野真未選手、
３Ｒで市村沙樹選手が勝って３連勝をマークすると、
７Ｒでは高石梨菜選手も勝ち、今日４勝の活躍となりました。
節間通しても計１２本の１着を奪った東京支部。
岡山支部には及びませんでしたが、
堂々の支部別２位でシリーズを沸かせてくれました。
【今節支部別１着回数】
１、岡山支部 １７勝
２、東京支部 １２勝
３、群馬支部 ８勝
４、埼玉支部 ７勝
５、愛知支部 ６勝
５、福岡支部 ６勝
廣中選手は賞典除外で準優進出は逃したものの、
今節１着５本を量産する活躍。
これで今期勝率は６．０８までアップし、
Ａ１初昇格も射程圏に入ってきました。
（廣中智紗衣選手）
高石選手はデビュー通算３勝目をマーク。
今節は１着１本、３着３本と連絡みを重ね、
Ｂ１初昇格はすでに当確といえる状況です。
今期勝率も４．００まで跳ね上がっており、
前期（１．８０）より２点以上もアップする驚異の飛躍ぶり。
１９歳の新星が今後ますます注目度を高めてきそうです。
（高石梨菜選手）
７Ｒは残念なアクシデントレースに。
①津田裕絵選手、②平高奈菜選手、③松尾夏海選手の
内枠３艇がフライングを喫しました。
平高選手は６月丸亀戦に続くフライングで痛恨の今期Ｆ２。
このあと下関・芦屋・若松と女子リーグ３節を走った後、
１０月１１日から１２月９日まで６０日間のＦ休みになる見込み。
現在女子賞金ランキング２５位ですが、
１２月９日前検の賞金女王シリーズには出場できなくなりそうです。
（※女子賞金ランク１５位以内に入れば出場可能）
そして迎えた優勝戦。
改めて激戦を勝ち抜いてきた優出メンバーは、
１号艇 浜田亜理沙選手（埼玉）
通算優出８回目・優勝２回
桐生初優出
'13女子賞金ランキング２１位
２号艇 田口節子選手（岡山）
通算優出１１９回目・優勝３７回
桐生優出５回目・優勝１回
'13女子賞金ランキング１３位
３号艇 櫻本あゆみ選手（栃木）
通算優出６回目
桐生初優出
'13女子賞金ランキング３７位
４号艇 堀之内紀代子選手（岡山）
通算優出３０回目・優勝２回
桐生優出２回目
'13女子賞金ランキング２３位
５号艇 松本晶恵選手（群馬）
通算優出１８回目・優勝１回
桐生優出６回目
'13女子賞金ランキング２５位
６号艇 守屋美穂選手（岡山）
通算優出１４回目・優勝１回
桐生優出２回目
'13女子賞金ランキング１２位
充実のメンバーが顔を揃えた優勝戦は、
１億９７３６万６１００円の売上を記録する注目レースに。
そんななかで自身初の優勝戦１号艇に座る浜田亜理沙選手は、
ボートを前に敬礼したあと、両足をバンバンッと力強く叩き、
気合を込めて決戦の舞台へ向かいました。
（１２Ｒ発走直前。①浜田亜理沙選手）
そしてレースはピット離れでいきなりの波乱。
①浜田選手がまさかの立ち遅れを喫し、
ピット内では見守っていた選手たちから悲鳴があがる展開に。
①浜田選手は外から回り込んで何とかイン水域へ。
そのぶんやや深めの起こし位置となりました。
進入は枠なりの３対３。
スリットで先手を奪ったのは、①浜田選手でした。
深めの起こしとなっても勘に狂いはなく、
コンマ１０のトップスタートで先制。
力強く１マークを先マイし、先頭に立ちました。
（１２Ｒ、１周２マーク）
【優勝戦１２Ｒ結果】
１着 ①浜田 亜理沙 1コース ST.10
２着 ⑥守屋 美穂 6コース ST.27
３着 ④堀之内紀代子 4コース ST.21
４着 ③櫻本 あゆみ 3コース ST.18
５着 ②田口 節子 2コース ST.22
６着 ⑤松本 晶恵 5コース ST.20
決まり手＝逃げ
２連単①⑥ 2230円（６番人気）
３連単①⑥④ 11060円（３８番人気）
勝ちタイムの１分４８秒２は今節最速ラップ。
エース１４号機を日々微調整して万全の状態を保ち、
最終日に今節最高の走りを見せてくれました。
これが今節６本目の１着となり、自己ベストを更新。
（※これまでのベストは昨年４月びわこ女子リーグでの節間５勝）
埼玉支部勢の女子リーグ優勝は、
０５年戸田での中里優子選手以来で約８年３カ月ぶりです。
（１２Ｒ終了直後。①浜田亜理沙選手）
２着には⑥守屋選手、３着には④堀之内選手が入り、
３連単１万１０６０円の高配当決着になりました。
（１２Ｒ終了直後。守屋美穂選手）
⑥守屋美穂選手は６コースから最内を差して２着に。
２着賞金６５万円の貴重な上積みとなり、
女子賞金ランキングは１つ上がって１１位となっています。
④堀之内紀代子選手は４カドから差しハンドル及ばず３着。
今節４コースまくりを２本決めていましたが、
優勝戦ではまくりの態勢に持ち込めませんでした。
②田口節子選手は２コースから差しを狙ったものの、
大きく流れて５着に終わる結果に。
約１年ぶりの優勝はならず、
女子賞金ランキングは１３位で変わっていません。
③櫻本あゆみ選手は３コースからまくり差しを狙うも、
流れてきた２号艇に押し出される格好となって４着。
地元初優出の活躍を見せた今節ですが、
地元初Ｖは次回以降に持ち越しとなっています。
（１２Ｒ終了直後。櫻本あゆみ選手）
同じく地元初Ｖを狙った⑤松本晶恵選手は無念の６着。
優勝戦でも断トツの展示一番時計を出し、
今節８走で７本の展示トップタイムをマークしましたが、
悲願の女子リーグ初Ｖには届きませんでした。
それでも今節の活躍で今期勝率は６．０８まで上昇。
９期ぶりのＡ１復帰を十分狙える位置まで上がっています。
（１２Ｒ終了直後。松本晶恵選手）
そして浜田選手は１・２・１・１・１・２・６・①・①着で頂点へ。
初日に６コースまくり差しを決めてＶ候補筆頭に名乗りを挙げると、
２日目には得点率トップに浮上し、
そこからシリーズリーダーの座を譲らず優勝まで辿り着きました。
今年ここまでの女子リーグ８戦のうち、
予選トップ通過→準優イン逃げ→優勝戦イン逃げ、で優勝したのは、
多摩川での金田幸子選手ただ一人。
６日間を勝ち抜く難しさを何度も見せられてきただけに、
今節の浜田選手の戦いぶりは圧巻のひと言でした。
（１２Ｒ終了直後。①浜田亜理沙選手）
これで浜田選手は昨年２月の児島女子リーグ、
今年６月の江戸川オール女子戦に続く３回目の優勝。
優勝賞金１２０万円を手にし、
この一節間で約２２０万円の大きな上積みに成功。
女子賞金ランキング１８位までジャンプアップし、
ボーダー１２位の選手との差は約２２４万円まで縮まりました。
昨年は女子レース斡旋停止の時期があったこともあり、
賞金女王シリーズにも出場できなかった浜田選手。
今年は賞金女王戦線のカギを握る存在になってきました。
また今期勝率は今節開始前に６．８４でしたが、
一気に７．０４まで上昇。
これは女子４位の成績になります。
【今期勝率ベスト５（女子）】
１、日高 逸子 ７．２３
２、寺田 千恵 ７．１６
３、金田 幸子 ７．１３
４、浜田亜理沙 ７．０４
５、田口 節子 ６．８５
３期ぶりのＡ１返り咲きはすでにほぼ当確。
女子期間最高勝率争いにも加わってきそうな勢いです。
今後の浜田選手は、
９月１７日からの下関女子リーグ、
９月２６日からの若松女子リーグ、
１０月５日からの芦屋女子リーグに出場予定。
浜田選手が女子リーグ戦線の軸の一人となりそうです。
浜田選手、おめでとうございました。
【'13女子賞金ランキング】（9/10現在）
１、平山 智加 35,750,000円
２、金田 幸子 27,458,000円
３、日高 逸子 25,442,000円
４、三浦 永理 21,921,600円
５、寺田 千恵 21,921,000円
６、長嶋 万記 21,630,000円
７、海野ゆかり 20,335,000円
８、鎌倉 涼 19,988,000円
９、谷川 里江 19,446,000円
10、山川美由紀 19,059,000円
11、守屋 美穂 17,814,000円
12、高橋 淳美 17,720,000円
13、田口 節子 16,978,000円
14、遠藤 エミ 16,513,000円
15、淺田千亜希 16,379,000円
16、永井 聖美 16,213,000円
17、宇野 弥生 15,736,000円
18、浜田亜理沙 15,483,830円
19、細川 裕子 15,417,000円
20、大瀧明日香 14,990,000円
ではこれにて桐生女子リーグ＠ｃａｆｅは終了。
次回の更新予定は９月１７日からの女子リーグ第３戦、
舞台は山口県・下関になります。
女子リーグはここから下関、若松、芦屋と
関門海峡を挟んでの３連戦。
＠ｃａｆｅ取材班は２４泊２５日で現地に向かいます。
下関女子リーグの現時点での出場予定メンバー（支部別）は、
群馬 今井裕、櫻本
埼玉 浜田
東京 平田、大澤
静岡 長嶋、三浦
愛知 永井、大瀧、細川、宇野、平本
三重 加藤綾、篠木、塩崎
福井 加藤奈、今井美
滋賀 茶谷、遠藤エ
大阪
兵庫
徳島 坂田
香川 野田、西坂、西村美、平高、松尾
岡山 堀之内、田口、赤澤、守屋、樋口、喜井
広島 菅野
山口 片岡、佐々木、津田、芦村
福岡 魚谷、滝澤、真子、小野、竹井、竹野
佐賀 梅崎
長崎
（※赤字はＡ１級）
Ａ１勢８人に加え、リーグ連続Ｖを狙う浜田選手や、
田口選手、堀之内選手、魚谷選手など豪華メンバーが集結。
１週間後の下関をぜひお楽しみに。