住之江女子リーグはシリーズ4日目。


今日のレース結果は、


1R ②原田 佑実 2コース差し (3連単26170円)
2R ④香川 素子 1コース逃げ
3R ①加藤 奈月 1コース逃げ
4R ①竹井 奈美 1コース逃げ
5R ②永井 聖美 2コースまくり
6R ①鎌倉  涼 1コース逃げ
7R ③田口 節子 3コースまくり
8R ①佐々木裕美 1コース逃げ
9R ④西坂 香松 3コース恵まれ
10R ④宇野 弥生 4コース差し
11R ①田口 節子 1コース逃げ
12R ②佐々木裕美 2コースまくり


1Rが今日唯一の万舟決着に。
地元の原田選手が2コース差しで値千金の今節初1着。
原田選手は後半7Rを4着にまとめ、
得点率5.50の予選18位に滑り込んで準優切符を手にしました。


原田選手の準優進出は3月丸亀戦以来で約半年ぶり。
住之江女子リーグでは昨年に続いて2年連続の予選突破となりました。
明日は準優10Rの6号艇でデビュー初優出を目指します。



9Rでは残念なアクシデントが発生。
香川選手と藤崎選手がフライングを喫しました。


香川選手は8月大村戦に続くフライングで痛恨の今期F2
このあと唐津オール女子戦と下関女子リーグを走ったあと
10月8日から90日間のF休みに入るため、
年内の出走は今節を含めてあと3節を残すだけとなりました。


藤崎選手は今期勝率6.20で
A1初昇格も射程圏だっただけに、やや手痛い勇み足に。
今期残り4節でどんな走りを見せるのか注目です。



シリーズリーダー争いは廣中選手、大瀧選手、宇野選手の三つ巴に。
前日を終えた時点では①廣中9.00、②大瀧9.00、③宇野8.20


まず廣中選手が3着5着で得点率7.86にダウンし、
予選5位まで大きく後退。


逆に宇野選手が10Rで4コース差しを決めて1着を奪い、
得点率8.67まで浮上してきました。


10Rが終わった時点で①大瀧8.83、②宇野8.67、③永井8.25
勝負は11Rの大瀧選手の結果次第になりました。


大瀧選手は2着以上なら予選首位をキープ、
もし3着なら得点率8.57で予選2位に後退という状況。
枠番は6号艇という厳しい局面でした。


しかし大瀧選手は6コースから的確に最内を差すと、
バック直線で鋭く伸びて2着獲りに成功。


1・1・2・2・2・2・2着のオール2連対で、
予選トップ通過を果たしました。



最終的な予選得点率ランキングは、
①大瀧8.86、②宇野8.67、③永井8.25、
④田口7.88、⑤廣中7.86、⑥佐々木7.71、
⑦加藤綾7.17、⑧鎌倉6.75、⑨守屋6.67、
⑩五反田6.67、⑪堀之内6.43、⑫遠藤エ6.33、
⑬樋口6.33、⑭竹井6.33、⑮中谷6.33、
⑯落合6.17、⑰茶谷5.67、⑱原田5.50、
⑲鈴木祐5.50、⑳野田5.33。


初日からシリーズの主導権を握っていた愛知支部勢
予選トップ3を独占する快挙。


予選道中で計15勝を量産する圧倒的な強さを見せ、
V争いは愛知勢の独壇場となってきました。


なおA級勢では平高選手(予選24位)と松本選手(同29位)が予選敗退。
その他では池田紫選手(同28位)や長嶋選手(同21位)
予選落ちを喫する波乱となりました。



準優勝戦の組み合わせは、


【準優9R】
1、宇野 弥生 (優出17回、優勝1回)
2、廣中智紗衣 (優出5回、優勝1回)
3、鎌倉  涼 (優出13回、優勝1回)
4、堀之内紀代子 (優出14回)
5、竹井 奈美 (優出0回)
6、茶谷  桜 (優出8回)


【準優10R】
1、大瀧明日香 (優出32回)
2、佐々木裕美 (優出38回、優勝4回)
3、加藤  綾 (優出5回)
4、遠藤 エミ (優出3回)
5、樋口由加里 (優出2回、優勝1回)
6、原田 佑実 (優出0回)


【準優11R】
1、永井 聖美 (優出56回、優勝13回)
2、田口 節子 (優出100回、優勝33回)
3、守屋 美穂 (優出3回)
4、五反田 忍 (優出41回、優勝7回)
5、中谷 朋子 (優出42回、優勝1回)
6、落合 直子 (優出5回)



この中で注目したいのは、何と言っても遠藤エミ選手でしょう。
準優10Rに4号艇で登場します。


女子リーグでは第4戦・鳴門、第5戦・蒲郡と2戦連続優出中

鳴門の準優では5コースからコンマ09
トップスタートでまくって2着。
蒲郡の準優でも4コースからコンマ02
トップスタートをぶち込んで2着。
自ら展開を作る積極果敢なレースを連発しています。


そんな彼女にいろいろ話を聞いてみると、
視線の先にあるのは"優勝"の二文字だけ。
「今節はそれを目標にしてペラとか準備してきたので」
力強い眼差しではっきりと言い切ります。


「その準備が良かったからか、
 初日からほとんどペラ叩いてないんですよ」
とのこと。
「微調整っていうか、ほんとに1回コンッって叩いた程度で、
 ほとんどノーハンマーでいけてます」
といいます。


万全の準備が実を結び、予選は順調に突破。
あとは勝負どころで結果を残すだけ。
充実した気力がより一層研ぎ澄まされてきました。


果たして準優でどんなレースを見せてくれるのか。
「今節は鳴門とか蒲郡のときほどは
 スタートがはっきり見えてないんですよね」
と言うものの、
ここまで6走の平均STはコンマ11
これは全選手中2位タイの数字です。


【今節平均STベスト5】
1、落合 直子 ST.10
2、遠藤 エミ ST.11
2、田口 節子 ST.11
4、永井 聖美 ST.12
4、竹井 奈美 ST.12
4、今井 美亜 ST.12


今年の勝率が4.47とやや伸び悩み、
女子王座出場権争いで遅れをとっている遠藤選手にとって、
いま欲しいのは女子リーグ優勝での優先出場権。
気合入りの走りにぜひ注目したいところです。