女子リーグ第6戦の舞台は住之江ナイター


女子リーグ@cafe


9月恒例の「GⅢモーターボートレディスカップ」
今日幕を開けました。


住之江女子リーグの開催時期が9月に定着したのは01年から。
今年で11年連続での9月開催になります。
06年からナイターになってからも今年でもう6回目を数え、
住之江女子リーグはすっかり"晩夏の夜の風物詩"となってきた印象です。



さてまずは今節の展望から。
出場メンバーの今期勝率ベスト10は、


1、田口 節子 7.40
2、長嶋 万記 7.28
3、永井 聖美 7.05
4、香川 素子 6.66
5、藤崎小百合 6.30
6、堀之内紀代子 6.20
7、廣中智紗衣 6.13
8、大瀧明日香 6.07
9、中谷 朋子 6.03
9、平高 奈菜 6.03


04年の住之江女子リーグ覇者でもある田口選手
断然のV候補筆頭であることは間違いなさそう。


しかし田口選手は昨年の当地女子リーグでは
まさかの予選落ちを喫しており、
今節も決して油断はできない戦いとなりそうです。


今期勝率2位の長嶋選手は産休明け復帰4節目。
前節の浜名湖オール女子戦で優出するなど
ブランクをまったく感じさせない好調な走りを見せている近況です。


しかし今節本人に話を聞いてみると、
「デカカバー初めてなんで、いつものペラが使えないんですよ」
やや不安げな表情も見せます。


復帰後にデカカバー(大型吸気サイレンサ付)のモーターで走るのは
今節が初めてのため、まだ調整を掴み切れていない様子でした。



というわけで初日のレース結果は、


1R ②遠藤 エミ 2コースまくり
2R ①樋口由加里 1コース逃げ
3R ④藤崎小百合 4コースまくり
4R ①鈴木祐美子 1コース逃げ
5R ③永井 聖美 3コースまくり
6R ⑤廣中智紗衣 4コース抜き
7R ⑤細川 裕子 5コース抜き
8R ②宇野 弥生 2コースまくり
9R ⑤大瀧明日香 5コースまくり差し
10R ①香川 素子 1コース逃げ
11R ④平高 奈菜 4コースまくり差し (3連単16260円)
12R ①五反田 忍 1コース逃げ



初日に目立ったのは愛知勢の活躍でした。


今節の愛知支部は永井選手・大瀧選手・細川選手・宇野選手の4人。


まず5Rで永井選手が3コースまくりを決めて口火を切ると、
7Rでは細川選手、8Rでは宇野選手、9Rでは大瀧選手と
怒涛の連勝劇を見せて4人全員が1着を奪取。


全員がA級という強力ラインナップの愛知勢が
今シリーズの主導権を握りそうな気配です。



なかでも注目はやはり細川裕子選手でしょう。


一昨年の住之江女子リーグをチルトMAXで席巻して優勝し、
今年7月の住之江オール女子戦でも
チルト1.5度を駆使してまくり一撃で優勝。
当地V2は今節出場メンバーで細川選手ただ一人です。


今日の細川選手は、前半7Rではチルト-0.5度を選択して
5コースから1着を奪い、
このレースが終わってピットに戻ってくると、
大急ぎでチルトMAXの準備に着手。


前半7R→後半11Rというスケジュールだったため、
時間が少なく慌ただしい作業に。
ずっと小走りで動き回っている姿が目につきました。


試運転→スタート特訓→試運転と繰り返し、
9R発売中にはピットに揚がってきてギアケースの調整を。


またこのとき作業の様子を眺めていると、
チルトを調整しているような姿も見られたため、
おそらくここで1.5度から1.0度に変更したのだと思います。


そしてチルト1.0度で臨んだ11Rでは、
6コースから強烈な伸びを見せてまくり一発。
惜しくも2着に終わったものの、
大いに見せ場を作ってスタンドを沸かせてくれたのでした。


細川選手といえば、住之江V2の他にも
10年若松女子リーグ優勝、
10年桐生女子リーグ優勝戦1号艇、
11年蒲郡女子リーグ優出2着、
という実績を誇る女子屈指のナイター巧者


最近2年間のナイター女子リーグでは、
6節走って5優出2Vという抜群の成績を残しています。
今節も目が離せない存在となることは間違いないでしょう。



というわけで初日を終えての得点率ランキングは、
①宇野10.00、②鈴木祐10.00、③大瀧10.00、
④平高9.50、⑤細川9.50、⑥廣中9.00、
⑦五反田9.00、⑧樋口9.00、⑨香川8.50、
⑩遠藤エ8.00、⑪中谷8.00、⑫田口7.50、
⑬堀之内7.50、⑭藤崎7.00、⑮茶谷7.00、
⑯森岡7.00、⑰永井6.50、⑱浜田6.50、
⑲原田6.00、⑳長嶋5.00、
となっております。
(※@cafe独自集計です)


2日目に1・2号艇の内枠2回走りとなるのは、
大瀧選手、佐々木選手、犬童選手、鎌倉選手、櫻本選手。


初日1着発進の大瀧選手がどこまで連勝を伸ばせるのか注目になりそう。
初日5着4着の佐々木選手、初日4着5着の鎌倉選手は
巻き返したい一日になります。


逆に2日目に5・6号艇の外枠2回走りとなるのは、
田口選手、宇野選手、平高選手、小野選手、森選手、今井美選手、松尾選手。


初日2着3着の田口選手がどんな動きを見せるのか。
V戦線の行方を左右する大きなポイントとなってきそうです。


初日好発進の宇野選手と平高選手は、
ここで着をまとめてシリーズの主導権を握りたいところ。


住之江女子リーグは明日早くもV争いのターニングポイントを迎えそうです。