準優勝戦の日を迎えた下関女子リーグ。

3Rの下関ピット

今日は残念ながら事故が相次いでしまい、
2人の負傷帰郷者が出る辛い一日となりました。

5Rで転覆した池田紫乃選手は右足を痛めた様子。
救助艇でピットに戻ってくると、
香川素子選手と太田雅美選手に両脇を抱えられながら医務室へ。
そのあと病院へと向かいましたが、8R頃には再びピットに戻り、
自分が走る予定だった準優10Rを控室のモニターで見守ってから
帰宅の途に就きました。
本人にうかがったところ、転覆の際に右すねを強打したとのこと。
それでも足をひきづりながらも一人で歩ける状態にはあり、
気遣って集まってくる選手たちには笑顔も見せて
周囲を安堵させていました。

11Rで落水した細川裕子選手も右足を負傷した様子。
おそらく12R終了後に病院へ向かったと思われるため詳細は分かりかねますが、
こちらも自力で歩ける状態にはあるようで、
大事に至らないことを祈りたいと思います。


さて、いろいろあった下関女子リーグもいよいよ迎える最終日。
優勝戦の行方に大きな注目が集まりますが、
明日は「今年女子リーグ初」となる記録(?)もかかっています。
それは・・・、

掲示板のスリット写真

節間スタート無事故です。
(写真は定規をあててコンマ09を確認する木村沙友希選手)

今年の女子リーグは第10戦までにフライングが計39本。
Fゼロで終わったシリーズは一度もありませんでした。

それが今節はゼロ台スタート計43本という
稀に見る激しいスリット合戦が繰り広げられながらも、
5日目までスタート無事故を継続しているのです。

そんな記録の立役者(?)となっているのが・・・、

宇野弥生選手

「カメラ向けられるとメッチャ顔がひきつるんです」と言いながら
Vサインを作ってくれる愛知90期の宇野弥生選手。
2日目3RをSTコンマ01でギリギリ残したことが
記録継続の大きな要因となりました。

今節の宇野選手はF持ちながらゼロ台スタート4本を連発。
「最近またスタートの勘が戻ってきてるんです」と自信のスリット攻勢を見せ、
「まあ01は運が良かっただけなんですけどね(笑)」と明るい表情が目立ちました。

明日は優勝戦はもちろん、すべてのレースに注目してお楽しみください。

準優10R直後のピット