こんにちは!エン・ジャパン入社5年目、旭です。
子育てをしながら働くって、どうなんだろう…?当事者でないと、なかなかイメージが湧きません。そこで今回は「仕事と家庭を両立させるための“準備”と”工夫”」と題して、仕事では中途入社者の研修・教育担当として忙しく働き、プライベートは2歳の男の子を育てている小倉礼子さんに話を聞きました。
<Profile>
2008年に新卒でエン・ジャパン入社。6年間法人営業を担当した後、結婚・出産を経験。子育てをしながら9~16時30分の時短勤務で、中途入社者の研修・教育をするトレーナーとして活躍中。
~仕事と家庭を両立するためのポイント~
-復帰前はバリバリ働いていた小倉さんが16時半までの時短勤務とあって家庭と仕事の両立は大変そう。でも、小倉さんは楽しそうに仕事をしている印象があります。コツがあれば教えてください!
意識しているのは、仕事と家庭を両立するために 、いつなにをするか、細かくスケジュールを決めていること。分刻みで「何時から何時はこれをする時間」と決めています。
-具体的に1日のタイムスケジュールを教えてもらえますか?
★子供の世話は主人と分担!主人は「着替え」「保育園の送り」、私は「食事」「体温を測る、連絡帳を記載するなどの保育園準備」を担当しています。主人が面倒を見てくれている間に自分の身支度をしています。
7:30 家を出る
8:20 会社着
★始業まで少し時間があるので、朝ごはんを食べながらその日の仕事の準備を。夜は席にいることができないので、育成を担当している社員から仕事の相談を受けることも多いです。
9:00 始業
12:00 ランチタイム
★週4回はお弁当を持ってきているので、デスクで情報収集をしたり、社員とコミュニケーションを取る時間に充てています。
16:30 終業
17:20 保育園お迎え
17:30 家に到着・晩ご飯の支度
★週末に1週間分のメニューを決め買い物も済ませてしまいます。晩ごはんの支度時間の30分でしていることは2つ。「前日に作ったご飯を温めて食べられるようにすること」と「次の日の晩ごはん作り」。その日に食べるものを作ると、何かあった時にご飯の時間に間に合わない可能性があるので、前日に作っています。
18:00 晩御飯
19:00 お風呂
20:00 寝かしつけ
21:00 フリータイム
★息子が21時に寝てからが自分の時間。洗濯や食器洗いなどの家事をしたり、残りの仕事を片付けたり、テレビを見るなどをして過ごします。
23:30 就寝
文字にしてみると、確かにハード(笑)。ただ、やるべきことは多いですが、スケジュールが決まっている分、規則正しい毎日を過ごせています。「仕事だけ」、「家庭だけ」っていう限られた生活ではなく、それぞれがあるからこそ仕事も家庭もメリハリをつけて過ごせています。
家事を一人ですべてを担おうとすると大変ですが、平日も夫婦で家事を分担できているので、私自身仕事に集中できています。
~夫婦協業体制を築こう~
-ご主人も協力的なんですね、素敵!具体的に分担とか決めているんですか?
我が家の場合、主人の家事担当は・・・
<平日>
・保育園の送り ・自分のご飯の準備(温める、食器洗い)
・洗濯物を干す
<休日>
・子供と遊ぶ
・トイレ掃除
・お風呂掃除
・休日のご飯作り
※休日の昼と夜の食事はすべて主人が作ってくれます。パスタやハンバーグ、揚げ物まで幅広く作ってくれるので助かります。平日のお弁当を作ってくれることも。
-かなり協力的な旦那さんですね。
うちの場合は、夫の一人暮らし歴が長くて結婚当初から一通り家事が出来る状態だったので、とてもありがたかったです。家事分担についても、子供が生まれる前から「誰が、何を、どれだけするか」はきっちり決めていました。
もちろん出来ないときは協力し合うけど、分担を決めていたほうが後々ケンカにならないのでいいです。そういう意味では、結婚適性が高い人と結婚したなって思います。(笑)
―ちなみに小倉さんが考える「結婚・出産時に夫婦でしておくべきこと」って、なんだと思いますか?
「価値観のすり合わせをしておくこと」と、「旦那さんが家事を一通りこなせるようにしておく」でしょうか。
お互いが結婚後・出産後にどういう人生を歩んで行きたいのか、どういう生活スタイルを望んでいるのか、価値観を共有する場を持つことはかなり重要です。生活が始まってしまうと、途中で変えることは難しいので、最初のうちにすり合わせをしておくこと。 うちの場合は、主人も同じ会社に勤めていることもあって、仕事に対する考え方が合っていました。
また、夫自身が夫婦共働きであることの抵抗感はなく、家事も夫婦協業でやっていこうという考えを元々持っていたので、すり合わせもスムーズでした。結婚後の生活・働き方・子育てのスタンスに対する価値観もズレていなかったことが大きいです。
また、女性側しか家事ができないというのは本当に大変。仕事と育児だけでも大変なのに、日々の家事も全部やらなきゃならないなんて…倒れます。家事ができない相手なら、まずは何か1つでもできるように育成しましょう!相手に任せるときは口出ししない・感謝を言葉にすることでヤル気にさせるのも大事なポイントだと思います。
~出産前にしておくべき準備~
-若いときにはどんな事をしておくべきだと思いますか?
仕事面では、とにかくがむしゃらに働いておくこと。特に入社3年目までは仕事!仕事!仕事!!の日々でした。でも若いうちに仕事に熱中してスキルを身につけられたことが、限られた時間の中で仕事を遂行する力になっていると感じます。
とはいえ、私は管理職経験がないので…今思うとやっておけばよかったかなと思います。管理職の経験があればもっと仕事の幅を広げられたのかなと。
プライベートでは、自分のためにお金や時間を使うこと、でしょうか。特に出産までの自分だけにつかえていた期間がいかに贅沢だったかを痛感しています。私の場合は英会話やヨガ、エステに通ったり、友達と朝まで飲んだりといった遊びばかりですが笑。
-最後にママ社員として若手女性社員へのメッセージなどあれば、お願いします。
とにかく「経験貯金」を積んでほしいですね。
育休復帰後もキャリアを重ねるうえでは、欠かせないポイントだと思っています。先ほどもお話したとおり、結婚、出産をすると一人ではなくなる分、自分のために使える時間は限られます。これまで積んできた「経験貯金」を切り崩して仕事をしていく状態になりやすいんです。 なので、時間がある若いうちに仕事でもプライベートでも様々な経験を積んでおくことがとても大切なことだと思います。
がむしゃらに仕事をする、管理職を経験する、違う職種にチャレンジしておく、思いっきり遊ぶ…など若手社員の方にはぜひ色んなことにチャレンジして、制約が生じてからもたくさんの選択肢から選べる状態を作っておいて欲しいですね。
―いつも笑顔が素敵で、話しているこちらも元気にしてくれる小倉さん。多忙な中でもキラキラとしたその姿は、「私もこんな風に働き続けたい」と若手社員に思わせるロールモデルになっています。素敵なお話、ありがとうございました!
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