陶芸 お茶碗の作り方 | 陶芸教室に行かない陶芸の作り方

陶芸教室に行かない陶芸の作り方

陶芸を自宅に居ながら体験して、楽しく作品を作っちゃおう

前回の湯呑み作りはいかがでしたか?



「あっ!こんな感じで陶芸って出来るんだ~」
「陶芸って楽しそう♪」



と感じて頂けたら、私もとっても嬉しいです。



さて、今日は教室のレッスンでも大人気の飯椀づくりです。
お気に入りの飯椀を作って、三食のご飯をさらに楽しんで
くださいね。



【今回制作するのはこちら!】
陶芸教室に行かない陶芸の作り方



【基本情報】

難易度 ★★☆☆☆



道具類:

・オーブン陶土「黒木節」 1袋
・くし
・弓
・化粧土「白」
・水となめし革
・手回しロクロ
・Yu~
・かきベラ
・ハリ
・ワイヤー
・刷毛



★工程★ 


(1)湯呑みの時と同じ様に、オーブン陶土「黒木節」を袋から
   全て取り出し、きれいな玉状にします。


(2)上から横から粘土を叩いて、しっかりとロクロにつけ、
   ロクロを回転させながら、円柱形になるように整えます。


(3)玉の中心に親指で穴を開けます。
   底には2センチほどの厚みを残します。


(4)サイドを持ち上げていきます。ロクロを回しながら
   側面を指でつまみ、上へひっぱるような感覚でのばしていきます。


(5)ある程度の高さがでてきたら、口を広げていきます。
   小刻みに指を動かして、少しずつ広げていきましょう。


(6)弓を使って口の高さを整え、
   指で切断面の角を押さえていきます。


(7)刷毛で器全体に水を塗ります。水引です。ロクロを回転させ、
   粘土の側面に両手の指先をしっかりあてがいます。
   脇をしめ、体を安定させながらやりましょう。


(8)なめし革で器の表面を整えていきます。
   ふちをなめし革でつまむようにしてロクロを引きます。


(9)飯椀の形ができたので、ワイヤーを使ってロクロから切り離します。
   削りの作業ができる状態になるまで乾燥させます。


(10)削りの作業に移ります。高台の外側の円に沿って
    カンナをあて、削りだしていきます。


(11)削り終えたら、粘土に触れたとき、湿気を感じない位に  
    乾いていたら装飾に移ります。


(12)化粧土「白」をよくかき混ぜてから、側面に塗ってください。
    化粧土が手につかなくなる位まで乾かします。


(13)内側も同様に塗ります。乾燥したら、櫛目を入れていきます。


(14)これで装飾は終了です。この状態で完全に乾燥させてください。
    乾燥後、160~180℃で20~50分焼きます。


(15)完全に冷めてからYu~を刷毛で塗ります。
    Yuが乾いたら、100~120℃で15~30分焼きます。
    冷めたら、完成です!




いかがでしたか?手回しロクロを使った水引きを行うと、
作品の表面にロクロ目と言われる独特の味を出すことができます。



玉作りだけで成形するよりも薄くスッキリとした形にまとめることが
できますし、ぐっと本格陶芸に近づいたような仕上りになると思います。



最初はなかなかうまくロクロを扱えないかもしれませんが、
回を重ねるごとにコツを掴めるでしょう。ぜひ、ロクロの
上で中心を取る感覚を身につけましょう。

⇒自宅で陶芸作品が完成できるDVD講座