気質の変化は学問による | これからの社会で生きていく為に

これからの社会で生きていく為に

2006年から日本は人口減少という問題を抱えることになります。そして今までのパラダイムが全く通用しなくなっていきます。このような状況の中でどのような社会が現れてくるか考えていきながら、想続というテーマが今後どのようになっていくか書いていきたいと思います。

曾晢(そうせき)【曾参(そうしん)の父】のような志だけ遠大で行いが伴わないのは、

その師孔子が程よくしてくれなかったならば、

荘子のような風変りな人物となったことであろう。

子路の勇も、師孔子がうまく指導してくれなかったならば、

昔の孟賁(もうほん)や夏育(かいく)のような血気の勇者となったことであろう。

子貢(しこう)の弁舌も、師孔子が程よく導いてくれなかったならば、

あの蘇秦や張儀のような権謀術策(巧みに人を欺く謀)をする人物になったことであろう。

気質を変化さすということは、このような類をいうのであるが、

これらは皆(学問や修養によって改善されるものであるから)学問なのである。