弊社では週に一度、全員で保守の内容やシステム問い合わせ内容を共有する会議を行っています。
よく、弊社の会議に参加された方が驚かれるのですが、みながみな本当によく発言します。
誰かの発言をさえぎって発言することさえ、受け流されてしまうくらいです。(お行儀悪いですが)
若手が会議の進行を執り行う不文律になっているのですが、なかなかに物事がサクサク決まります。
自画自賛ですが、わが社のそんな元気な雰囲気の中での話です。
保守にて非常にハマってしまっている問題について、開発とSC室とみなで首をひねっていました。
「これは確かめたのか?」
「この配線図、なんか違ってないか?」
どうにも原因がわからず、真剣に張りつめた空気の中。
穏やかで優しい開発主管(弊社技術の心臓部)が、ハマっている若手に、問題の切り分けを淡々と確認してきます。
開発主管「エーティー、叩いてみた?」
開発O君「あっ・・・・いえ(困惑)」
考え込む、珍しく!静かな空気の中、かすかな笑い声が・・・気のせいか?
開発主管「えっとね、つづりはアルファベットでATだよ」
開発O君「はい(微妙な反応)」
開発主管「うーん。モデムに、ATコマンド投げて状態をまず見てみて、問題を切り分け…」
ぷっ(笑)
最年少開発で最新技術大好き
のT君でした。T君「時代です、カルチャーギャップですよー
最近の子は知りませんよー
(無邪気)」一瞬、場が

となったのですが、そこは開発主管。優しい言い方で「だっだめでしょ、こういう時に必要なの!時代とか言ってないで、知っとかないとだめなのーっ

」と、ごもっともなお𠮟り。
T君、それを受けてきゃっきゃと無邪気に笑いつつ「はーい、僕は知ってますよっ」とつぶやいたとか、つぶやいてないとか。
このコンビ、ほんとうに、よい師弟関係です。微笑ましいです。
【ATコマンド】
http://121ware.com/e-manual/m/nx/vp/200410/pdf/pg200410/sw/v1/mst/at/at_idx.htm
後日、東京で超奮闘中のSC室長にこの話をしたところ、「よしよし、俺のおらん間もみんな元気いっぱいやな」と笑っていました。
「あの子たちの感覚は、俺らとは全く違う。
あいつらの感覚では、用意された物を使って何が実現できるか、やねん。
世の中には今や賢いやつがいっぱいええサービスや器を用意してくれてんねんから、うちのみんなも、もっと使わな。
俺ら三十代、四十代は物心ついたときから使ってきた今の二十台の感覚センスにはかなわへん。それは認めて俺らがあいつらから学ばいと。
ただ、ベースの緻密な知識がないと、やっぱりデカいものすごいものは組み合わせられへん。
空中分解してまう。
釘を使わず神社を作ってしまう、宮大工みたいなもの凄い職人はずっと必要やねん。
宮大工の職人技と、若い子らの物の使い方の感覚が歩み寄り合って、がっちりタッグを組めたら、最強や!」
じゃあうちは最強ですね、とわくわくしてしまいます。
個性豊かなメンバーが、これからも力を合わせて、お客様の現場で頑張ってまいります。
なにとぞよろしくお願いいたします。
和をもって夢に挑む
ワム・システム・デザイン(株) 網干
ですね!




はこの冬空の下、旅に次ぐ旅を続けております
です。
)