アラン 本名(エミール=オーギュスト・シャルティエ)
十九世紀から二十世紀にかけて活躍した、フランスの哲学者です。
才気あふれる哲学教師として、アンドレ・モロア、シモーヌ・ヴェイユらを輩出する
一方でアランのペンネームで数多くの本や記事を精力的に発表しました。
1906年のはじめ、アランは地方紙に毎日原稿用紙二枚程度の短い文章を書くようになりました。
このコラムは Propos d`un Normand (あるノルマンディー人のプロポ)と見出しで
第一次大戦が勃発するまでの間、アランは論説を書き続けました。
1914年までにこうしたプロポを3078編、さらに大戦後には約2000編を複数の
新聞や雑誌に書きました。
アランは、哲学、政治学、美学などに関する著作を発表する一方で、これら大量のプロポを
テーマに沿って編集した本も何冊か出版しました。
なかでも「幸福」について記した93編のプロポをまとめ、1928年に出版したのが
「幸福論 Propos sur le bonheur」です。
「幸福論」と名のつく本は、世の中に多く存在しています。
なかでも世界中で翻訳され古典として読み継がれているのが、 ヒルティ、ラッセル、
そして・・アランによるもので これらはよく、世界の三大幸福論と言われています。