夫の風俗利用は浮気だと断言してみる -70ページ目

所詮 恋愛などゲーム 01

こっこと、よぅたの出会いは、どこにでもありふれたものだった。


初めは友達?知り合いとして、二人でパスタ屋さんに行った。

わたしもプライベートになるとあまり好き好んでしゃべらない人だけれど、よぅたも全然しゃべらない人だった。

自分から話をするというよりも、話を聞いてくれて、それに対してしっかり答えをくれる人だった。


その頃のわたしはよぅたに、微塵も心が動かされていなかったので、どうでもいいような化粧に、どうでもいいような服装でご飯を食べに行った。気になった人間にはすぐに猫をかぶるようなわたしだが、そんなことも微塵も出してなかった。


けれどよぅたは、そんなどうでもいいようなわたしに惹かれたらしい。

付き合うようになってから、よく話してた。

「こっこの笑顔に惹かれた」んだって。


ちなみによぅたはわたしに嘘ついてた。

年齢詐称をしていたのだよ。34歳って。(・・・信じれるほど若く見えた)

でも実際は、44歳だった。

ま、年齢のことはどうでもいいけれど。



今にして思うと、最初に惹かれたのはよぅたの方だったけれど、坂道を転げ落ちるようにゴロゴロゴロンッダッシュっと好きになったのはわたしのほうだ。

「所詮結婚なんて紙切れ一枚だ」

なんて、結婚願望のなさをアピってくる男を、なんとかして手に入れようと思った。

あれよこれよと手練手管を使いまくり、やっとこぎつけた結婚。


そのときは、ゲームに勝ったのはわたしだと思っていた。












けれど今考えると、わたしがゲームの敗者だった。

所詮結婚など、貴方の足枷にもならなかったよ。






まぁ、恋愛をゲームだとか結婚を枷だとか言ってる時点でおかしいと思う。

でも今は、そう思わなければやりきれない(ノД`)