2020年MLBバットメーカーシェア率 | BAD FEELING ~海外製バットをご紹介~

BAD FEELING ~海外製バットをご紹介~

主に自分が使っている海外製バットを紹介しています。

前回の記事からあれよあれよもう3年も経過し、

さらに2020年も終わろうとしているこのタイミングで、

よりによってこの記事を投稿する間の悪さ、お許しください!!

 

今回の記事は、こちらのレポートを参考に書かせていただいております。

英語に強い方は詳しい情報が載っておりますので、是非ご覧になってください。

 

 

今回ピックアップするのは、サイト内でも表示されている、

2020年の開幕時の選手たちの使用モデルのランキングです。

 

今回は上位にランクしているメーカーと、使用している選手を紹介したいと思います。

 

 

1位 Marucci Sports 23.70%

 

首位は、2017年と変わらず、Marucci。

テレビ中継で見ていても多くの選手が使っているのが確認できます。

 

前回からは若干数値は低くなりましたが、王座は譲りませんでした。

 

代表的な選手としては・・・と挙げようと思いましたが、

多すぎて誰を挙げても「〇〇はいないの!?」と文句を言われそうなので困りました(笑)

 

ということで、近年活躍が著しい選手たちを紹介します。

 

エンゼルスのレジェンド、アルバート・プホルス

3000本安打も達成し、現在は契約満了に向けて成績は下降中ですが、ハッスルしてます!

 

 

去年オフにナショナルズWS制覇後にFAでエンゼルスに移籍してきた、

3Bの名手、アンソニー・レンドン

昨季は序盤の不調っぷりから、大谷と共に「罪人」なんてあだ名で呼ばれてましたが、

見事に復調しましたね。

低迷しているエンゼルスを救ってほしいところです。

 

 

そして、もちろんヤンキースのジャンカルロ・スタントン

ヤンキースに来てからは、大方の予想通りの不良債権っぷりの彼ですが、

フルシーズンでやった時の凄さが皆分かっているだけに復調に期待しております。

 

使っているのは、さんざんこのブログでも語られたG27型。

カスタムオーダー可能なRH6型に若干改良を加えつつ使用しているモデルです。

いや~ハッハッハ。これ眺めてるだけでご飯三合ぐらい食べれそうです。嘘です。

 

 

2位 Victus Sports 19.26%

 

いや~強い。

Marucci傘下に入ってからは、品質がさらに向上し、尚且つこれまでのカジュアル性も失っていない、

今一番勢いのあるバットメーカーです。

 

前回からそこそこ率もアップしております。

というわけで、VictusはMarucciの傘下企業ですので、結局のところは、

Marucci系列のメーカーだけで、40%以上を独占しているという状況です。

う~ん、でも品質がいいからなぁ。これは妥当かもしれません。

 

当然のことながら、人気選手の中にも多くの使用者がいます。

まずは、ドジャースに移籍したムーキー・ベッツ

今年も大活躍し、ドジャースを念願のWS制覇に導いた功労者の一人です。

一時期、彼のゾーン内スイング率が話題になりましたが、

選球眼に物凄い磨きがかかり、ボール球のスイング率がほとんど無い!なんていう、

ビックリするようなグラフが出てました。

さらに守備も相変わらずの堅牢っぷりです。

ザ・メジャーリーグというようなスーパーマンプレイヤーですね。

使っているのは、MB50というアックスハンドルのモデル。

これはかなりの人気モデルで、アストロズのジョージ・スプリンガーも使っています。

細身でありながら、トップバランスのモデルということで、かなりパンチの有る打球が打てます。

現在は、市販向けのX50という名称のモデルがリリースされておりますので、

興味のある方はサイトを覗いてみてください。

 

2人目は、ホワイトソックスのティム・アンダーソン

2019年の首位打者である彼ですが、今年もハイアベレージな活躍を見せてくれました。

今年は後半に失速してしまったホワイトソックスですが、

見事に若い戦力も、ベテラン勢もバランスよく揃っております。

来年も活躍に期待しましょう。

 

 

3人目は、フェルナンド・タティスJr.です。

今年は本塁打王争いを繰り広げたことも記憶に新しいですね。

アグレッシブな守備に、ワイルドな打撃が魅力のパドレス希望の星です。

パドレス躍進のキーパーソンであることは間違いありません。

来年も活躍に期待しましょう。

 

 

3位 Louisville Slugger 16.67%

 

Marucciにシェアを完全に奪われ、もうオワコンになりかけだったLSですが、

最近は、復調傾向にあります。

 

若手選手を中心に、使用している選手が多くいることや、

無骨なC243だとかC271とかの型番ではなく、選手のシグネチャーモデルを、

本格的に作りはじめた&市販品も売り出したことも要因でしょう。

老舗の巻き返しは始まったばかりです!

 

1人目は、今年はイマイチ振るいませんでしたが、

去年のMVP男である、コーディ・ベリンジャーです。

ルーキーイヤーから一貫して、ナチュラルカラーの

C243をフルスイングでブチ回すスタイルの、ドジャース打線の要です。

C243型というと、割と使用している選手は多くいて、いまいち差別化が出来ていなかったんですが、

最近は、CB35というシグネチャーモデルが市販向けにリリースされました。

 

同じく、今年は超低空飛行だったブリュワーズのクリスチャン・イエリッチ

2018年、2019年と、連続でOPS1越えとかいうハイレベルな成績を出していましたが、

今年はいきなり急降下。

タイミングの取り方を崩してしまったということで、繰り返しフォームの修正に取り組んでいましたが、

最後まで復調は見られませんでした。

ブリュワーズと結んだ長期契約のまだまだ序盤ですから、持ち直してほしいですね。

 

彼も以前まではS318という型番のモデルでしたが、最近CY22というモデルが出ました。

バランス、造形はそのままですが、やっぱりS318って名前より、

イエリッチが使ってるモデルだ!って言ってくれた方が分かりやすいですよね~。

私はハズレを引きましたが、たぶんいいモデルですので皆さんもお試しください・・・。

 

3人目は、ホワイトソックスのエロイ・ヒメネスです。

ルーキーイヤーから、かなり打撃は期待されていましたが、

守備がイマイチ!って印象でした。

今年も打撃の方はなかなかの活躍を見せてくれましたが、

守備のお粗末さは直っておらず、CFのルーキー、ルイス・ロバートに介護される場面が度々・・・

 

見てるこっちとしては面白いんですが、さらに価値のある選手になるには、

打撃だけでなく、守備も鍛えないといけないでしょうね・・・。

 

 

 

 

以下の順位はこのようになっております。

 

4位 Old Hickory 10.74%

 

マイク・トラウト、ノーラン・アレナドなどのスタープレイヤーを数多く擁している、

タイトルホルダーを量産している古豪が4位にランクイン。

パーセンテージは、ずっと安定してるんですよね。

最近、市販向けのモデルは高級化してしまったので少し残念。

 

5位 Chandler Bats 9.26%

 

5位には、アーロン・ジャッジやランディ・アロザレーナなどが使用している、Chandlerがランクイン。

Chandlerは少し伸び悩んでいる感がありますね。

テレビを見ていても、「何回かは使うけど、専門じゃない」って選手が多く、

専門でずっと使っている選手は、正直アーロン・ジャッジぐらいじゃないでしょうか。

 

最近では、ジャッジやブレーブスのロナルド・アクーニャJr.のモデルも

市販向けにオーダーを開始するなど、少しフットワークが軽くなったかな、という感じです。

 

 

5位以下はご覧のメーカーです。

やはり代表的な選手が不調あるいは居ない会社は厳しいですね・・・売り込んでいくしかないですね。

 

6位 Sam Bat

 

7位 Rawlings

 

8位 Tucci Limited

 

9位 Max Bats

 

9位 Trinity Bats

 

上位にランクしているメーカーは、日本でも「あ、聞いたことあるなぁ!」となるメーカーばかりでした。

人気になれば、一般向けのマーケットも広がり、資本が強くなりますから、

海外展開もしやすくなるんでしょうね。

最近だと、NPBでもVictusやMarucciを使っている選手が増えてきたような気がします。

 

こうしてどんどん広まっていけば嬉しいなぁと思いますね。

 

ということで、やや脱線気味でしたが、2020年版の簡単な紹介記事でした。

 

 

 

では、また次回。