8 ニネベは水のもれる水槽のようだ。
兵士たちは町を見捨てて、こっそり逃げ出す。
呼び戻すことはできない。
「止まれ、止まれ」とニネベが叫んでも、
彼らは走り続ける。
9 銀を奪え。金を奪え。
財宝はいくらでもある。
山のような富もはぎ取られてしまう。
10 まもなく、この町は人っ子一人いない
散乱状態となる。
心は恐怖におののき、ひざは震え、
彼らはぼう然として青ざめる。
11 諸国の間でライオンのようにふるまい、
闘志と大胆さをみなぎらせていた町、
年老いて弱くなった者も、いたいけな子どもも
恐れることなく暮らしていた町、
あの偉大なニネベは今、どこにあるのか。
12 ニネベよ、かつての勇猛なライオンよ。
おまえは妻子に食べさせるために
多くの敵を押しつぶし、
町と家を分捕り物と奴隷でいっぱいにした。
13 しかし今、全能の主がおまえに立ち向かう。
:最悪の時、しかし信じる者にとっては胸がすくようなものかも
武器は破壊され、
戦車は使われないままひっそりと放置される。
すぐれた若者も死んで横たわる。
もう、他国を征服して奴隷を連れて来ることもない。
再びこの地を支配できないのだ。
:悔い改めたのに、元に戻ってしまったケースの結末
ああ、流血の町、
偽りと略奪に満ちたニネベは災いだ。
2 聞け、むちの音を。
戦車がニネベに向かって進んで来る。
車輪とひづめの音を響かせて、
荒々しく通りを走り抜けて行く。
その音のすさまじいことよ。
3 騎兵が振りかざす剣と槍が、きらめいているのを見よ。
死人が通りに横たわっている。
どこもかしこも死体の山だ。
人々はそれにつまずいて転び、ようやく置き上がり、
再び倒れる。
4 こうなったのもみな、
ニネベが神の敵に自分を売ったからだ。
美しいが不誠実な町、死に至らせる魅力をもつ女王は、
その美しさで国々の気を引き、
彼らすべてに偽りの神々を拝むことを教えて、
あらゆる場所で人々を魅了した。
5 全能の主は言う。
「わたしがおまえに反対するのは当然のことだ。
今、全地がおまえの裸と恥を見ることになる。
6 おまえを汚物で覆い、
実際どんなに汚い者であるかを世界に見せよう。」
7 おまえを見る者はみな、恐れてしりごみする。
「ニネベは完全に廃墟と化した」と。
それでも、おまえの運命を悲しむ者は一人もいない。
8 おまえは、ナイル川の両岸にまたがり、
四方を川で守られていたテーベよりも
すぐれているだろうか。
9 エチオピヤとエジプト全土はテーベの力強い同盟者で、
テーベはプテとリビヤからと同様、
彼らからどんな援助でも求めることができた。
10 それでもテーベは陥落し、
住民は奴隷となって連れて行かれたのだ。
赤ん坊は道路の石にたたきつけられて死んだ。
高官たちは、くじ引きで兵士たちの召使にされた。
指導者はみな鎖につながれた。
11 ニネベも、酔っぱらいのようにふらつき、
おびえて身を隠すようになる。
「神の敵」とは何か
偶像か、別の宗教的なことか
罪そのものではないか
特にどんな罪か
金は毎日の生活を支える
社会的地位は金を支える
身なり暮らしぶりは社会的地位を支えるかも知れない
しかしそういうものは罪の前には何の抵抗力もない
むしろ罪を支えてしまうことになる
ニネベの罪
「妻子に食べさせるために多くの敵を押しつぶし、
町と家を分捕り物と奴隷でいっぱいにした」
財産のために他人を犠牲にすること
それを当然とすること
その無限的な連鎖
金、社会的地位、暮らしぶりに心奪われること
それらのために生き、死ぬことが人生だとはばからないこと
→罪を正当化する
それらに心が支配されてしまって神を不在にしてしまうこと
ニネベを滅ぼされたのはそこからの回復が望めないからではないか
現在の全世界にあてはまることではないか
だからやがて神は滅ぼされるのかも知れない
→神が世界を敵とされる「全能の主がおまえに立ち向かう」日
イエスがまた来られる時、裁きの時は神の聖がついに実行される時
神は聖なる方だから、今の世界の様子は本来受け付けられない
→そんな気がしてくるだけのこと
今できること、まずできること
個人は悔い改め続けること
クリスチャンコミュニティは悔い改めを促すこと→伝道、宣教
適用:他人を踏みつぶして自分の暮らしぶりを良くする発想から脱却する、知恵を求める