私は根本的に安部氏の国葬については反対です。
その理由は、
1、国葬に値するほどの活躍をされたとは思えないから。
2、財政難で赤字国債連発し、正常とは言えない財政の中で行うようなものではないから。
3、弔問外交が出来るほど、現状政権が達者でもないから。
こう言ったところです。
1、について
安部氏の政権担当時の実績は、安全保障に関する限りは勢力的に行われましたし、クアッドの提唱など、世界秩序に影響をもたらしたものもあります。これもまだ成果と呼ぶには尚早な気もしますが、このジャンルに関しては積極的でした。
一方、経済、福祉については、儲かる人には儲かるような動きが見られましたが、そうでもない人には消費税増税という足かせを付けたに過ぎないと思っています。消費税の増税は、国家財政の視点以外にも、国際的金融情勢を考えても避けられないものではありましたが、タイミングが悪かったと思っています。
さてこれらが国葬に値する活躍であったかと言うと、そうでもない、と私は思うのです。
2、について
最近では国債の際限のない増発については肯定的な話もよく聞かれます。
しかし、金のないところから金を刷ってくるというようなやり方は、そもそも貨幣経済にある以上は異常でしょ。
債務者は外国ではないから、というのが「別に問題ない」とされる理由ですが、債務を債務で繰り回している状態が、どんどん巨大化していけば、それを引き受けている国内金融の信用がボロボロになって当然です。
日本は鎖国しているわけではなく、国際金融の一端として成立しているわけです。基軸通貨である円がそのようにして”価値を偽装”しているような状況は、いつまでも看過されることはないでしょう。それが、昨今の円安と関りが無いとも思えません。
さて、ではあるべき姿はどうであるかと言えば、少なくとも赤字国債を発行するような状況であれば、それを手当するような手立てがあって然りであり、財政支出を抑える施策が全方面に及ばずとも、少なくとも「やってます」という進行形である必要はあると思うのです。
異常とも見られる国会議員の歳費でさえメスを入れることが出来ていないのですから、国葬なんてやる必要なし、というのが私の考えです。
3、については、海外から首脳が日本に来ることで、なんらかの外交を展開する機会になれば、というものです。
岸田首相は真面目な方だと思いますし、ご本人なりのビジョンもお持ちですが、このようなスタンドプレーが必要な施策には向かないと思います。
英国金融での演説は聞くに堪えないものでした。
以上、3つが私が安部氏国葬を反対する理由です。
宗教との関りが深かった、という点については、自民党にこびりついている宗教法人は多くあるでしょうし、それが問題を起こしているから、というのは、国葬を実施するか否かの点では違うように思います。
また、国会付近で行われたデモを見ていると、国葬とは全く関係の無い主張のプラカードを掲げている人ばかりで、ああこれはイデオロギーに関連するものだな、とすぐにわかります。
私は日本が共産主義国家になることも、中国に従っていく国になることも望みませんから、このような方たちの「国葬反対」とは内容が違うことを申し添えます。