アマゾンプライムで「仮面ライダーBLACK SUN」を観ました。
初回は、かなりグロい表現が多いことで「仮面ライダーアマゾンズ」的なドラマかと思われた。「アマゾンズ」だけでなく仮面ライダーシリーズでは「差別」は一つのテーマだ。マイノリティーである「怪人」とマジョリティーである「人間」の間に生まれる感情や行動が物語の底に流れている。ヒーローだがマジョリティーである仮面ライダーの立ち位置を時にはヒールな役回りに誘う。
「耳が聞こえない人の役は聞こえない人が演じるべき」、「トランスジェンダーの役はトランスの人が演じるべき」という意見を最近よく聞くが、この物語の登場人物の中に、黒人や「障害(?)」ある人が本人役を演じている。
この物語の怪人たちは人間たちの中で暮らしているが、常に徹底的に差別され、命の危険にも晒されている。差別する人間たちは群れを成し、「日の丸」を掲げて、怪人たちにヘイトスピーチを叩きつけるし、平気で暴力をふるう。しかしこれは現実世界にある光景の再現である。この許しがたいヘイトのシーンを何のフォローもなく子どもたちに見せたくはない。このドラマは「18+」であるが、その理由はグロではなく、ヘイトシーンにあるのかもしれない。
実は、わたしは「仮面ライダーBLACK」というドラマはあまり好きではなかった。しかし、このドラマの最終話の始まりを観た時にはちょっと感動した。元作品へのリスペクトを感じたからだ。何のことはない。わたしはやはり仮面ライダーが好きだ。この特別に制作されたドラマもしっかり仮面ライダーらしさ、仮面ライダーならではのシーンがたくさんあった。ぜひ、多くの方に観てもらいたい。ネタバレを心配して、非情に抽象的なコメントしかできないのが残念です。差別と闘う怪人たちのこれからは、わたしたちのこれからでもある。












