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明日のわたしへ

昨日のわたしが今日のわたし、明日のわたしとは限らない。だから、わたしは明日のわたしに記録を送る。
⭐︎「白い狼のため息」の過去ページをこちらに移しました。

 子どもの暴力行為が増えているというこの記事に、「体罰がいけないというから子どもが増長する」というような読者のコメントがついている。記事は数字だけを並べて、その分析も提案も書かれていないので「いまどきの子どもたちは・・」的な感想を持つ人は多いかも知れない。
 Yahoo!ニュースには識者による見解も掲載されていて、こちらは「放置された発達障害の問題」や「格差社会における貧困家庭の問題」「DV家庭に育った親からのDVを受けて育つ子のDVの連鎖」「保護者の過度な期待によるプレッシャー」などが指摘されていた。子どもたちのいる現場からの声だ。

 わたしはこの記事を読んで、子どもは生まれてくる家庭を選ぶことができないと改めて思う。子どもたちが事件を起こして逮捕された時、どんな家庭で育ったか報道されることがある。上にあげた貧困やDVの連鎖、親からのプレッシャーなどは最近の報道でもみられたことだった。発達障害があったが適した養育がされていなかったことが大きな要因となった事件もあるが、わたしが気になるのは、貧困だ。昔はこんなに身近にモノがあふれていなかった。金持ちの子が高価なおもちゃ、高価な服であっても他の多くの子が貧しかったし、そんな高価なモノは近くにはなかった。うらやましくはあっても「手に届かない世界」としての分断処理が心の中でできていたと思う。しかし今は、テレビの中にも店にもネットの中でも高価なモノがあふれ、ちょっと手を伸ばせば届きそうで我慢しずらい。
 
 みんな貧しくなったよねと思うのは、久しぶりに街にでかけて、キラキラとした高価なモノを置いてあるところよりも、少し照明の落ちた100円ショップ、300円ショップ、リサイクルショップに人が多いと気がつくとき。何より子ども食堂の存在とそこに親も食べに来ている現実。
 
 親や教師だけで子どもを育てていくことが困難な時代だ。格差社会って、結局、資本主義社会の問題じゃない? 資本主義、やめようよ。強い人間だけが幸せになる社会はいらないよ。拝金主義が今の子どもたちを蝕んでいる。

 

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小中高校生の暴力行為、過去最多の9万5千件 20年前の2.8倍に
  10/4(水) 6:00配信 朝日新聞デジタル

 文部科学省が実施する「児童生徒の問題行動・不登校調査」の2022年度の結果が判明した。国公私立の小中高生による暴力行為は計9万5426件。前年度から24・8%増え、過去最多となった。近年は増加幅が大きく、20年前の2・8倍となった。
 
 内訳は、小学校6万1455件(千人当たり9・9件)、中学校2万9699件(同9・2件)、高校4272件(同1・3件)。千人当たりの発生件数は21年度に初めて小学校が中学校を上回ったが、今回も同様だった。都道府県別で千人当たりの小中高生の暴力行為の発生件数が最多だったのは新潟県(18・1件)で、青森県(17・0件)、鳥取県(14・9件)と続いた。平均は7・5件だった。

 内容別の内訳は、生徒間暴力が6万9580件、器物損壊が1万2695件、対教師暴力が1万1973件、対人暴力が1178件だった。

 加害児童生徒数は小学生が4万5539人、中学生が2万7916人、高校生が4954人。学年別では中1が1万3028人で最多。2番目が中2の9472人、3番目は小5の8292人だった。
 
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 9月22日にブログ「白い狼は犬の見張り番」に「ひきこもりの強制入院は違法 東京高裁、病院に賠償命令」というネットニュースについて投稿しました。そこでまたまた、自分話を書きそうになってしまったのですが、今度は公開はしませんでした。そこで、こちらにまた、それをアップします。

「ひきこもりの強制入院は違法 東京高裁、病院に賠償命令」
   2023.9.22 白い狼
 「ひきこもり」が問題として社会に認知されてどのぐらいになるだろうか。トイレや風呂は家族が寝静まってからなので生活が夜型になりやすい。学校に行かないことが問題視されたが、無理やり引っ張って外に出そうとして家庭内暴力に発展することもあった。そして、子は成長したが仕事に行かない。親の年金収入が頼りで暮らしている家庭もある。親が亡くなったあとはどうなるのだろう。8040問題は深刻だ。80歳の親に40歳の子。
 
 この記事の場合、指定医の診察もないのに強制入院させたというところが、勝訴に導いたのだろう。「引き出し屋」という暴力的な民間業者の存在は過去にもいろいろ報道があっているし、死者も出ていた。いまでもあるのかとビビるが、「ひきこもりをなんとかしたい」、「誰でもいいから助けて」という親の切実な願いに漬け込む商売をどうして潰せないのか。
 一審に続いて強制入院の違法性と損害賠償が認められて良かった。精神科病院の人権侵害を見張る制度が必要だ。🐺

★で、その後に書いていたけど公開しなかった文章がココから★ 
 実は、🐺の家にもあったひきこもり問題。しかし、🐺も学校に行かない子だったので、「行きたくないなら仕方ない」と特に学校に叩き出すことはしなかった。中学生卒業頃だったか、思うところあって発達障害の検査を受けさせたら、該当したので、親も子も「そういうことやったんや」と普通をめざすことは諦めたら楽になった。そして、子にあうやりかたで、練習して、外に出られるようになり、今、子は自立支援の作業所で働いている。しかし、今でも同じ家にいても一緒に食事をすることはない。こちらの部屋とあちらの部屋で会話しながら食事する。住まいは6畳二間。親も精神疾患で普通じゃないからね。
★ココまで★


 なんで、ここまで自分語りしちゃうのか。中の人のバランスの問題か?言語もうまく操れなくなっている近頃、人と話すのが心配です。モヂカラは十分なんだけど。でもまあ、昨日の記録、記憶を明日に伝えるためにはこういうのもありよ、きっと。
 

【報告】

・またまたブログタイトルを変更しました。→ 「明日のわたしへ」

・ブログの説明 → 昨日のわたしが今日のわたし、明日のわたしと繋がっていないかもしれない。だから、わたしは今日のわたしを記録して明日のわたしに送る。⭐︎「白い狼のため息」の過去ページをこちらに移しました。

・名前に中の人の名前をあげています。→ ミツルけいこヒソカ桜子リョウコ雪

・プロフィール
天皇制廃止。死刑制度廃止。#トランス差別に反対です。セクシュアルマイノリティ。精神障害者。中の人の名前は6人でした。「白い狼は犬の見張り番」。2023.9.23

 

 9月13日に「白い狼は犬の見張り番」に、「元KAT-TUN田中被告、二審も実刑 覚醒剤使用など、懲役1年に 東京高裁 」を投稿しましたが、そこに、ついつい自分話を披露しておりましたが、やはりそれはこちらのブログに置いたほうがいいだろうと思い直しました。「白い狼」のほうから削除した部分を入れて転載します。
 
「元KAT-TUN田中被告、二審も実刑 覚醒剤使用など、懲役1年に 東京高裁」
  2023.9.13 白い狼
 
 田中被告、二審も有罪判決だった。今の日本の薬物対応ならそうなるのは当然かもしれない。薬物依存者はギリギリに縛り上げて、オリの中に放り込み、泣いてもわめいても薬物さえ与えずにおけば治ると思っている。刑務所は薬物を抜くいい場所くらいに思っている。そこに科学的な裏付けはない。思考がない。警察に捕まりたくないとか厳罰が怖いからって薬物をやめられるほど、依存症は簡単に治癒できるものじゃない。


★「白い狼」から削除したのはココから★
 ここでひとつ、昔話を。
 🐺がはじめて裁判所で傍聴ってものをしたのは、20代はじめ。覚醒剤取締法違反の公判だった。行方不明だった弟が被告席にいた。公判後、弁護士と話をした。刑務所がいいか精神科病院がいいかという話。何もわからぬ🐺は病院のほうがましだと思った。
 判決は執行猶予で、釈放されてすぐ弟を精神科病院に連れて行った。弟には診察だけとか言っていたと思う。そして病棟に入るとすぐにマッチョな看護師が二人現れて、弟をがっぷり羽交い締めにして連行した。あまりに乱暴な様子に🐺は驚いた。「ねえちゃん、だましたな!」、言語障害のある弟がハッキリとそう叫んだ。
 見舞いに行くと、弟はがんじがらめに縛られて点滴を受けていた。このとき、はじめて拘束衣を見た。悲しくて涙が出た。わたしはとんでもないことをしてしまったと思った。(この話はとりあえず、ここまで。)
 
 その後、別のアルコール依存の家族の入院のこともあって、精神科病院というところが人を人として扱わないところだということは、よく学んだ。🐺は何も知らずに弟を精神科病院に送った。措置入院の恐ろしさは仲間のことでも学んだ。措置だと親が頼んでも簡単に退院できない。🐺は人に行動を強制し、人権侵害する施設を憎む。
★ココまで★

 
 薬物依存症者の回復のため、まずは、犯罪であるというレッテルを剥がすべきだと思う。罪の意識が薬物を地下に潜らせている。薬物依存症者は治療の必要な患者だ。蔑み叩いても治らない。治療と支援を。下にヤフコメにあった園田寿 甲南大学名誉教授の「見解」と田中被告実刑の記事を置く。
 
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園田寿 甲南大学名誉教授、弁護士
見解
専門家によれば、あらゆる依存症は多くの場合、永続的かつ不可逆的であると考えられている。しかし世間は、依存者が回復可能であるとみなされた場合、断薬が治療の目標であり、そしてしばしば唯一の目標であると考えがちである。この裁判長も然り。

田中被告が一審判決後も薬物依存症の治療に取り組んでおり、自らの考えの甘さを自覚して反省の気持ちを深めていると評価しながらも、かれが今いる治療環境から引き離し、実刑判決を言い渡した。つまり、懲罰的断薬である。

薬物依存症の治療でもっとも大事なことは、かれが可能な限り身体的・精神的健康を維持、獲得できるようにしながら治療に当たることだろう。この観点からすると、断薬は必ずしもかれにとって最善の目的ではない。たとえ一時的に断薬できたとしても、適切な治療と支援がなければ、多くの薬物依存者は再び薬物に手を出す可能性がある。断薬することが支援の条件であってはならない。

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★田中被告実刑のネット記事はリンク先をご覧ください。
 「元KAT-TUN田中被告、二審も実刑 覚醒剤使用など、懲役1年に 東京高裁 」

10月21日(土)14:00~(13:30開場) 
「非行少年の『被害』から死刑制度を考える」
講演:岡田 行雄 熊本大学教授(法学・刑事政策)
  編著「非行少年の被害に向き合おう!」他。
会場:福岡市ふくふくプラザ5階 視聴覚室
主催:死刑廃止・タンポポの会 ※入場無料 


会場で、岡田教授の本「非行少年の被害に向き合おう!」、2,970円のところ、2,370円でお分けします。

※本の表紙画像「非行少年の被害に向き合おう! 被害者としての非行少年」。

ギターを背負った少年、買い物袋を下げた少女などの穏やかなイラスト。