わたしが辞めジャニを応援する訳。
昨日、歌番組「Mステ」を観るためにデレビを家族の部屋からわたしの部屋に運んだ。正確にはその番組のコマーシャルを観るため。デジタルハリウッド大学の宣伝が一年に一度だけテレビで流れるが、今年は平野紫耀さんが登場するというからだ。わたしが普段テレビを観ない生活をして何年になるだろう。ただ週1の「仮面ライダー」だけは家族の部屋のテレビを観にいっていた。
平野紫耀さんは、2023年、King & Princeを脱退し（旧）ジャニーズ事務所を退所した。以前は（旧）ジャニーズ事務所を辞めたアーティスト（「辞めジャニ」と言われる）は音楽業界の中で非常に厳しい立場に立たされたが、平野紫耀さんは、先に辞めジャニとなった滝沢秀明さん率いる事務所「TOBE」に参加し、やはり辞めジャニの神宮寺勇太さん、岸優太さんと「Number_i」というグループを結成し再出発した。業界最大手の事務所を辞めて、一から始める勇気ある人たちをわたしは応援したいと思った。特に平野紫耀さんは2023年にドラマで幾つかの賞も受賞していたのに、そこを飛び出すというところで興味を持ってしまった。そんな平野紫耀さんの生き方がデジタルハリウッド大学の伝えたい「みんなを生きるな。自分を生きよう」にピッタリだということでの宣伝起用だったそうで、なるほどなるほどだった。
2023年にようやく表面化したジャニー喜多川による性加害問題は世界的なニュースになり、（旧）ジャニーズ事務所もそれまでのように隠蔽しごまかすことができなくなり、被害者への補償に専業する株式会社「SMILE-UP」と芸能プロダクション「STARTO ENTERTAINMENT」という事務所を設立した。
しかし性加害問題は被害者に補償するだけでは責任を果たしたことにはならない。再び性加害問題を犯さないために社内での教育や社会への啓発が必要だ。ところが事務所はそこをスルーし、今も続く性被害者への誹謗中傷を止める手立てもせず、以前と変わらず少年たちを搾取し続けていると感じる。すべての所属アーティストを退所させ、新しく出直せるべく取り計らうべきだったのではなかったか、そのための財源も十分にあったと思う。
TOBEに参加しているアーティストたちは、ジャニー喜多川の性加害問題が噴出した影響で、以前ほどに業界から干されていないようだ。バラエティー番組や歌番組、ドラマやCMと順調にも露出し始めている。ずっと以前の辞めジャニたちも賑やかになってきた気がする。
しかし、忘れてはならない。ジャニー喜多川の性加害問題が長く多くの少年たちを苦しめてきたことの背景にある一企業の圧力、不透明な運営のことを。エンタメというきらびやかな世界の後ろの闇を。この業界はもっと明るく照らす必要があるだろう。推しと同時に新しいエンタメの世界に関心がある。巨大企業から飛び出した辞めジャニたちの行方をしっかり見届けたいと思っている。
もちろん、推しの平野紫耀さんの「みんなを生きるな。自分を生きよう」というコマーシャルは素晴らしかった。画面に大きく映し出された顔は優しくも力強く、後輩に語りかけていた。あの後輩が同じTOBEの大東立樹さんというのも現実にリンクしていて面白かった。みんな若くて夢があってイイネ。
※テレビに写った平野紫耀さんの横顔。20：43 2024.2.16
※エックスのトレンドリスト。21：13 2024.2.16
日本のトレンド
1・トレンド
#あなたを猫ミームで例えると診断
15,495 posts
2・トレンド
＃デジタルハリウッド大学
57,873 posts
3・トレンド
＃みんなを生きるな自分を生きよう
58,149 posts
4・ミュージックステーション・トレンド
#Mステ
27,803 posts
5・トレンド
＃平野紫耀
82,563 posts
