闇があった

光もない
上も下もない
時間の感覚さえない
ただ闇があった

俺は死んだのか
あの甲斐で

妙に得心した
意識が希薄になってきているのか
だとすれば
そのうち意識は完全に闇にのまれるだろう

死ねば今まで殺めたものが押し寄せて来るかと思ったが
存外だったな
このまま闇に溶け込むか・・・
それもいい
気掛かりなのは・・・

見つけた❗

甲高い声が響いた
同じ声が2つ同時に

視界が開けた
唯一の気掛かりが2人で俺の両手を引き上げた

今度は私達が助ける番❗

お前達・・・
沙羅と霞が腕の中に飛び込んできた

刹那
体が光に溶け込む

2人が戸惑う

え、どうなっちゃうの?

おそらく・・・生まれ変わるのであろう
漠然とそう思った

バラバラになっちゃうの?

だが、必ず見つけてやる❗
また一緒に・・・な


光に溶けた


西武線のヘッドライトがホームに入ってきた
朝が早かったので腹へったな


今日はsingennのフライヤー撮影
ココキタで待ち合わせ

ほどなく主宰から、くの一役の女の子が2人来るとの連絡が入る
お前の娘役なんだから、お前が探しといてくれ❗
って、もう~

すると、それらしいのが2人
よろしくお願いいたします❗



見つけた


窓の外には沙羅双樹の木が霞んで見えた