『消える事ないメッセージ…』

今回の『新撰組後始末記』で、当初私がラストシーンに想像していたのはこの曲でした。

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銃弾に倒れた土方に沖田が声をかける…

土方が『総司…』

イントロ!

みたいな

しかし今回のテーマソングだとあっちなんだろうな~

今回、私は殺陣師でしたが、冒頭に『新撰組隊士』としてちょっとだけ出てます。

お気付きの方も多かった様ですが、上手で槍を使っていた新撰組隊士です。

場面は甲州の戦い。

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もう新撰組は鳥羽伏見で大敗し、甲州では臨時雇いの兵が、次々と脱走していき、官軍の近代兵器の導入で、銃や大砲が刀を殲滅していく中…

それでも新撰組隊士の斬り込みは薩長軍を震撼させました。

鳥羽伏見の折
『大砲の前では鎧があろうがなかろうが、関係ない!』

そう言って鎧を脱ぎ捨て、捨て身の斬り込みを敢行した隊士達がいました。

物語の冒頭、モノローグの後、戦の場面でも、3人の新撰組隊士が銃弾に倒れる。
その3人が倒れたのを目にし、斬り込みを仕掛けた2人の隊士。

何かを吠え、槍をふるい、官軍を薙ぎ倒す。

しかし多勢に無勢…
やがて押しつつまれ、斬り刻まれる。

彼らは瀕死で『誠の旗』の元に寄り添う…

自分を呼ぶ斎藤らの声に、最後の力を振り絞り、誠の旗を託し、意識は闇に消える。

たった2~3分のシーンです。

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彼らは何を思い突撃したのか…

土方に対する思いなのか…

新撰組の一隊士としての在り方なのか…

あの『誠の旗』に込められた士道なのか…

真実はわかりません。

ただ、そうする事で、彼らは『何か』をもたらしたかったはず…
または伝えたかったんですかね。

死を美化するにはあまりにも急ぎすぎた時代。

死んで美談を残すより、命の火が消える瞬間まで『信念』に向かって燃やし続けた彼ら。

大筋の歴史のパラドックスはありましたが、冒頭やラストの殺陣のシーンではテーマに添った形が出来たかな?

劇中『死んでいった隊士達が~』ってシーンで、我々のシーンを見た彼らが『あのシーン見たら芝居できました!』
って言ってくれたのが嬉しかったですね♪

皆さんいかがだったでしょうか?