松前漬けを頂いた♪

その代わり、松前漬けに関するものを書いてくれ!
と言われて書いてみました。


二股口は連戦連勝だった。意気も戦意も高い。

しかし、もう一方の松前口が破られれば、退路が絶たれる危険があった。

潮時か…

男はやむなく二股口を退却、五稜郭へ帰還した。
その男の名は土方歳三。

元、新撰組の『鬼の副長』と言われた男。
現在は、陸軍奉行並という地位にあった。
退却した土方に飯が出た。
『何もありませんが。』

スルメと数の子の和え物で『松前漬け』と呼ばれる、松前の料理だ。

そういえばアイツも松前だったな…

土方は何気に醤油をかけて食った。

しょっぺぇ…やっぱり合わねえか…

松前漬けは元来は数の子が豊富にとれて、余っていたので、それにスルメと昆布をあわせ、塩で漬け込んだものであった。

土方は関東風の象徴の『醤油』を自分に、松前漬けをある男に見立てた様ですが味付けも、醤油や醤油を主体に配合した調味液によるものへと移っていき、現在は市販もされています。
やりようによっては『いいコンビ』だったんでしょうね。

そして、明治2年(1869年)5月11日、新政府軍の箱館総攻撃が開始され、弁天台場が新政府軍に包囲され孤立の報が届くと、土方は僅かな兵を率いて出陣して行った。

土方が『松前漬け』に見立てた男は、後に北海道に帰還し、鬼の副長に涙したという。