『懐刀』は『ふところがたな』
『懐剣』は『かいけん』

共に短刀の事で、大抵1尺以下の短い刀で、小刀とは違います。

時代劇ではよく『大奥』なんかで、女性が胸元に入れていたりするのを見る事があります。

この短刀は『最後の武器』という意味より『自害用』としての性格が強いです。

実は『自害の仕方』も武家娘は『嗜み』でした。
いわゆる武家に生まれたら『必ず教わる事』だったんです。

しかし、切腹同様、ある程度以上の格式の家は必須でしたが、元禄以降の中下層の武家は段々と『形骸化』していきます。

この短刀、外出時には必ず携帯、寝る時も枕元!、常に身近に置きました。

古くは『守り刀』でしたが、武士の台頭からは『嫁入り道具』の一つとされ、塗りや装飾にも凝ったものも多く存在します。

大名家の場合、祖母から引き継いだりする場合がありますが、女の子が生まれると母方から送られる場合もあったらしいです。

これで『相手が気に入らなかったら~…』って意味で輿入れに持って行った方もいたとか…

斎藤道三が信長に輿入れする濃姫に与えた話や、細川ガラシャが秀吉と対面した時、秀吉の前でわざと落として秀吉をビビらせたのは有名です♪

また、常に携帯していた事から、その人のすぐ近くにいる『切れ者』の部下の事を懐刀と呼びますね。

現在も花嫁衣装には懐剣がついてます。

さて今回のSAZENにも『ある懐剣』が♪