今回のSAZEN、劇中に登場する人物達の職業は、浪人、殿様、姫、老中、忍者、町人、僧、武士、岡っ引き、花魁などなど、時代劇でよくみるキャラのテンコ盛りです。

もう一つオマケで時代劇には『瓦版屋』ってのもよく登場します。
辻や広場で『さあさあさあ~』とニュースペーパーを売るアレです。

実は瓦版という幕末に定着した蔑称で、キチンとしたものは『読売』と言われました。

これは辻や広場で節や調子をつけて『読み聞かせ』て売るからです。

では瓦版はどう違うか?

この時代は、木の板に文字を彫り込んで版木を作ったり、また彫った1文字1文字を積木のように並びかえて、そこに色をつけて印刷する『木版刷り』が主流でした。

読売は多色、複数枚冊もあるのに対し、瓦版は『速報』が命だった為、ペラ1枚で、元の板の作りが粗雑で、印刷もいい加減だった為、まるで粘土に彫り込んで作った瓦のような版木を使って刷ったもの
言う意味で『瓦版』と呼ばれました。

ニュースが早ければ多少は~…とも思いますが、さらに誤報やゴシップも多かった為、瓦版は信憑性の薄いイメージが定着しちゃいます。

内容には訃報、火事、捕物、などが多かったのですが、政治事件の場合、政道批判とも取れる内容の場合もあった為、幕府は度々禁止令を出してます。

江戸時代は軍事政権ですからね~

つまり、時代劇では堂々と売ってますが『非合法』です!

役人に見つかれば怒られるじゃ済まされません。

時代劇でも岡っ引きに追いかけ回される瓦版屋を見かける事があります。

事実、赤穂浪士の事件など、幕政がらみの事件は報道できなかったそうです。

ちなみに最古の瓦版は大阪城落城を伝えるものだったとか…

また、誤報、ゴシップでは、まだ生きてたはずの八代目市川團十郎がなぜか『死んだ』と瓦版になり、他の版元も『こりゃ売れる』と後追い報道して大騒ぎになり、ある版元が辻や広場で謝った例があります!

芸能ゴシップが売れるってのは今とかわりませんね♪

瓦版屋の方でも、節や調子をつけて読み聞かせるあたり、時事ネタ芸人さんに近いものもあり、いい声の人や歌が上手い人が『スカウト』される事もあったそうです。

さて、SAZENの瓦版はどんな『名調子』になりますか♪