インプラントとは?
◆「インプラント」とは・・・?
「インプラント」は人工歯根を使った治療法です。
人工歯根そのものをインプラントと呼ぶ場合もあります。インプラントは、乳歯・永久歯の後の「第三の歯」、あるいは「第二の永久歯」と呼ばれるように、機能的にも見た目にも天然の歯に最も近い人工歯です。歯科医療分野では20世紀最大の発明とも言われています。
インプラントはもともと医学用語で「植立する」、つまり「植える」という意味があります。
歯には歯茎の上に出ている歯冠の部分と、歯茎の下の骨に埋まっている歯根という部分がありますが、虫歯や歯周病の治療などで歯を抜くと歯根も失われてしまいます。入れ歯やブリッジでは、歯冠の部分は人工歯で補うことができますが、歯の土台になる歯根は回復できません。それに比べてインプラント治療は、歯が失われた場所に、歯根のかわりに人工歯根を根元から埋め込んで歯槽骨(歯の土手、あごの骨)に固定させ、その上に人工の歯を取りつけます。つまり歯の土台も取り戻すことができるのです。
インプラントは、あごの骨に埋め込む歯根部と人工歯、それぞれを連結して歯を支える支台部の三つの部分からできていて、それらはネジでしっかり固定されています。
インプラントの素材には主に純チタンが使われています。チタンは骨と完全に結合する性質をもっています。その現象をオッセオインテグレーションといいます。現在世界中で主流になっているのが、この純チタンを使った「オッセオインテグレーテッド・インプラント」です。
歯が抜けてしまったところ放っておくと、噛み合っていない反対の歯がだんだんと伸びてきたり、隣の歯が傾いてきて歯周病の原因になったりもします。あごの骨もやせてきてしまいます。
骨に直結結合するわけですから、入れ歯のように取り外しの必要もありませんし、ブリッジのように隣接する歯で支える必要もなく、止め金もいりません。しかも、天然歯と同じように力を入れても噛む事ができますし、味覚も楽しめます。最大のメリットは、歯のない悩みや口の中の異物感から解放されることではないでしょうか。
歯の健康を取り戻すことができるので、クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)が飛躍的に高まるのです。
近年では半導体レーザーを応用した「切らないインプラント治療」も行われるようになってきています。