今日も35度以上の酷暑日。
9月も半ばに入ったというのに一向に気温が下がりません。
昨夜は深夜にも拘らず温度計は28度の熱帯夜。
こちらのジャケットのように秋めいてくるのはいつになることやら…。
やっぱり『暑さ寒さも彼岸まで』ってヤツ?
Genesis
"Wind & Wuthering"
『静寂の嵐』
1 | Eleventh Earl of Mar |
2 | One for the Vine |
3 | Your Own Special Way |
4 | Wot Gorilla? |
5 | All in a Mouse's Night |
6 | Blood on the Rooftops |
7 | 'Unquiet Slumbers for the Sleepers |
8 | ... in That Quiet Earth' |
9 | Afterglow |
まだまだGenesisブームが続いてます。
スタジオ8作目。
Steve Hackett最後の作品でもあり、プログレ期最後の作品。
水墨画を彷彿させるジャケットがとても寂しい雰囲気なので一見地味な印象を与えてしまいますが、中身自体は結構カラフル。
より縛られずに自由にやろうとした結果これまでのプログレ路線はシンプルで明るめに。
”Wot Gorilla?”という曲のタイトルもそうですが、Peter Gabriel時代にはありえなかったソフトなバラード”Your Own Special Way”が登場したりと大きな変化が伺えます。ちなみにPhil Collinsが歴代のGenesisの曲の中でも大好きだったとインタビューで語ってましたが、反面プログレマニアにはPOP過ぎると嫌われているという(^-^;
一方で”Eleventh Earl of Mar”や”'Unquiet Slumbers for the Sleepers~... in That Quiet Earth'”といった曲はこれまでの路線を踏襲する曲もありますが、プログレッシブロックとしてのアクが薄れ、POP化するバンドに反発するような形でこのアルバムのツアーを最後に脱退することになるSteve Hackett。
作曲はこれまで以上にTony BanksとMike Rutherford中心になり、実質のリーダーはPhil Collins、作曲面やプレイヤーとしても薄れていく存在感に強い危機感を感じていたのかと思います。
そして最後の意地は先述の”'Unquiet Slumbers for the Sleepers~... in That Quiet Earth'”ですかね。
彼のギターを大々的にフィーチャーしたインストですが、どことなくCamelを彷彿させる好きな曲です。そしてこれぞPhil Collinsのドラム!が聴ける”Wot Gorilla?”も見事。
わたくしは前作同様、お気に入りの一枚です、実は。
Eleventh Earl of Mar
Your Own Special Way |
Wot Gorilla?
'Unquiet Slumbers for the Sleepers
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Afterglow |